『ジャ-ナリストという仕事は、
何か起こっている事を人に伝える仕事です。
ということは、郵便屋さんに似ています。
こちらの人が持っているメッセージや手紙を
受け取る人に届ける、
そんな仕事をしています。』 ~後藤健二ブログ(小学生の授業)より
そうなのだ。
メッセージは、
「受け取る人」に届くのであって、
「受け取る気のない人」には届かない。
何を受けとって何を受けとらないかは、
自由意思による。
そして、受けとったものをどう感じるかは、
個人の感性にゆだねられる。
ここに書き記していることも、
単に自分自身が何をどう感じているか(私のsauvage)を
自分が知るためのメモに過ぎない。
そのメモが鏡のように、
ときに、バラやキツネが apprivoiser 飼い馴らす 私を映し出し、
ときに、私がバラやキツネになって
誰かを apprivoiser 飼い馴らす のを映すかもしれないからね。
恐ろしいことだ。叫びたくなるね。内側から風が吹き上がる。
This wind is blowin'my mind
No message could have been any clearer
求めるのは、
互いを去勢することなく
sauvageを尊重した
高次の遊び。
いつもは誰かの手紙を届けていた郵便屋さん、
今夜は、その郵便屋さんが最後に書いた
彼自身の手紙を受け取って開封し、
よく読んでみよう。
↓
後藤健二のコラム「もうひとつの最後のメッセージ」
戦争に行くという意味 後藤健二 Christian Today
昨日の記事で書いたように、
このコラムには、
2003年11月に発生した「イラク日本人外交官射殺事件」への
示唆がある。
イラクで日本人外交官2名が殺害された事件は、
テロリストによるもの結論づけられ、
小泉政権下でイラクに自衛隊派遣の引き金を引かせた事件だ。
この事件には、多くの謎があり、
そのどれもがアメリカによる暗殺であったという疑惑に
未だ包まれたままである。
後藤氏は、彼にとっても因縁のある
イラク日本人外交官射殺事件の謎を追う仕事を行わなかったのだろうか?
そう考えて、調べてみた。
すると、やはり、あった。
後藤氏のブログに、
過去に行った仕事のリストが記されたページがある。
後藤氏がNHKで行った仕事のリスト、
<NHK 日本放送協会 のテレビ番組制作および素材提供>この中に、
2004/03/06
[総合]NHKスペシャル
「奥克彦大使 イラクでの足跡」(素材提供)があった。
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この番組のプロデューサー(製作統括)、山本浩、岩堀政則は、
NHKとして放送可能な限界で、この事件の暗部を放送したと言われている。
つまりは、当時の小泉政権の粛正下、限界範囲内の内容だということだ。
現在、安倍政権下では、
NHKの会長に就任(2014年1月)した
籾井会長の発言に顕著にみられるように、
NHKという公共放送局が国策放送局化の色をさらに強め、
また、先頃、報道ステーションを降ろされた古賀茂明氏らが、
外国特派委員協会の会見「人質事件以降のメディア状況について」で指摘したように、NHKのみならず、大手メディアは、安倍政権の圧力により、
ますます政権宣伝放送の性質を強めている。
この状況に対して、NHKの退職者2000人を超える有志によって、
籾井会長辞任・罷免要求がなされている。
署名集めの中心は「放送を語る会」(1988年天皇の病状・死去偏向報道を契機として発足)である。
そして、この有志組織による活動の力を注いでいる中心的な人物の中には、
ドキュメンタリー番組の父と呼ばれ、
後藤健二と多くの仕事をしてきた永田浩三氏がいる。
彼らのようなNHK退職者の中には、
ジャーナリズムを守る運動を行う組織が存在する一方で、
NHKの外部組織、つまり、NHKの民営化の流れとも言える組織、
NHKの番組を海外に売る会社として、放送のグローバル企業の芽のような
NHK国際放送局(財団法人NHKインターナショナル/理事・原田誠)も
存在する。
この財団法人NHKインターナショナルの監事として、
現在もNHK組織内の 関連事業局・局長であるのが、
先に揚げた、後藤氏の映像素材が用いられた
「NHKスペシャル・奥克彦大使 イラクでの足跡」の
プロデューサー・山本浩氏である。
そして、以前から注目していた
NHK組織内のNHK海外総支局(←2006~2015までの各拠点の配属員名が見られる)の
アメリカニューヨーク特派員、榎原美樹氏。
「シリア難民」と題したNHKワールドの特集、
後藤健二のシリア・コバニでの最後のオンエアーレポートを扱い、
後藤氏の友人としていくつかの海外報道のインタビューに応じた
NHKワールド編集局長・榎原美樹氏は、2009年からこのポストに就いていた。
しかし、2014年末には、アフリカのマリの紛争レポートを東京から語り、
2015年1月の後藤氏に関するカナダのCBCニュースでも
東京からコメントしている。
彼女は、少なくとも2014年末には、
NHK海外総支局・特派のポストを解かれているようだ。
このようなことからも、解るように、
安倍政権の国策放送局に成り下がるNHK組織の内部は、
必ずしも一枚岩ではなく、
真実を伝えようとする者と、潰そうとする者との闘争があり、
さらに、退職者には、フリーハンドな立場で放送を守ろうとする人々もいれば、
NHKの天下り財団の座布団に座る者もいる。
さて、安部総理は、
本年年頭の天皇のご感想
"満州事変からの戦争の歴史を学ぶべき"との言葉を
完全に無視して、中東訪問、対テロ発言、人質事件、
自衛隊海外派遣・恒久法制定、辺野古基地移設強行、
さらに、憲法改正へと猛スピードで暴走している。
それに習って、日本のTV業界の上層部は、
先頃の皇太子55歳のお誕生日に際してのお言葉など、
かくも真っ当な皇室のご意見よりも、
発狂した安倍政権に阿っているという異様さ不遜さである。
皇太子妃・雅子さまは、
女性初のキャリア官僚として外務省に入省した
元・外交官である。
後藤健二が、
シリア・ラッカ入りする直前に書いたコラムで言及した
「イラク日本人外交官射殺事件」の偽性者の一人
奥克彦氏は、事実上の上官であった岡本行夫氏は、
雅子さまの北米一課勤務時代の上司であり、
雅子さまは、奥克彦氏とも友人であった。
岡本行夫氏は、第2次小泉内閣で内閣総理大臣補佐官を勤め、
奥氏らがイラク復興支援に現地を駆け回り、
彼らが日本に挙げてくる情報を元に、
日本の各企業に対する復興需要の「箇所付け」を行っていた。
つまり、岡本行夫氏は、ゼネコンなど日本のグローバル企業の
イラクへの個別の予算配分をする立場にあったのである。
*岡本行夫
在米・日本国大使館参事官、北米局安全保障課長、北米第一課長など
日米外交の有力ポストを歴任。早々に外務省を見限り、コンサルタント会社を経営しながら、
知米派として政権の外交参謀の役割を担った。アサヒビール取締役、三菱自動車監査役、
三菱マテリアル取締役、日本郵船取締役、NTTデータ取締役等も歴任。
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謎の2003年に発生した
イラクでの日本人外交官暗殺事件について、
後藤氏が関わったNHKの番組、
NHKスペシャル「奥克彦大使 イラクでの足跡」の内容。
そして、
それが、どのように彼自身が偽性者となった
2014~2015年のシリア・日本人人質に関わっていくのかについては、
つづく・・