バッドツアーの「Heartbreak Hotel」は、
スクリーンに映し出されるシャドーダンス・・
赤い[HOTEL]のネオンの演出・・
そして、次のような[イントロ・メッセージ]から始まります。
――My footsteps broke the silence of the pre-dawn hours,
As I drifted down Bleaker St.
ぼくが寒々とした(ブレイカー(破壊者))通りをさ迷い降りたとき、
ぼくの足音は、夜明け前の沈黙を破った。
Past shop windows, Barred against the perils of the night.
Up ahead, A neon sign emerged from the fog.
夜の危険を妨げる店々のウインドウを行き過ごした。
見上げると、霧の中から一つのネオンサインが浮かび上がった。
The letters glowed red hot In that way I knew so well,
Branding a message into my mind, A single word, Hotel.
ぼくの馴染みのあの道の赤々と光った文字、
ぼくの心に焼印されたメッセージ、
一つの言葉、それは、Hotel。――
デンジャツアーでは、
同じシャドーダンス、赤い[HOTEL]のネオンの演出、
同じイントロダクションを残したまま、
楽曲だけ「スムクリ」にチェンジされますね。
つまり、「Heartbreak Hotel」と「Smooth Criminal」、
この2曲は、「対」になっているのです。
私は「Heartbreak Hotel」も「Smooth Criminal」も
まさに、【児童へのレイプ(児童性的虐待)】の現場の状況を
生々しく伝えているのだと思っていますが、
マイケルの楽曲によく見られるように・・
例えば、「Billie Jean」の母と、「Price Of Fame」の父、
「Working Day And Night」の男と、「Slave To The Rhythm 」の女、
「In The Closet」♀は、「Give In To Me」♂など。。
楽曲が互いに呼応しあって「♂&♀の対」になっているのです。
つまり、「Heartbreak Hotel」の男の子と、
「Smooth Criminal」の女の子というように、
この2曲も、同じテーマを持ち
「♂&♀の対」の関係の曲同士なのです。
「Heartbreak Hotel(←クリック・和訳アリ)」の男の子とは、
マイケル自身のことであり、
「Smooth Criminal(←クリック・和訳アリ)」の女の子とは、
セーヌ川の身元不明少女アニー(←クリック・wiki)・・ですね。
さて、
マイケルの死後、マイケルの甥のタジ(ティト兄の長男)が、
子供の頃に受けた自分自身の性的虐待の経験を
かつてマイケルに相談していたこと、そして、マイケルがタジの母に、
子供を守ってくれるよう頼む手紙を出していたことを明らかにしましたね。
(経緯の詳細は、こちらにアリ↓)
*マイケル手書きメモ⑩⑪(和訳) ~タジとマイケル

"Dee Dee, Please read this article about child molestation and read it to Taj, T.J. and Taryll. It brings out how even your own relatives can be molesters of children, or even uncles or aunts molesting nephew or nieces. Please read. Love MJ."
“ディーディー、どうか、タジやTJ、タリルに、児童の性的虐待についてのこの記事を読んで聞かせてあげてください。まさかと思われるでしょうが、幼い子がおじさんやおばさんから性的な行為を強要されるケースはままあります。どうか必ずこの記事に目を通してみてください。 MJより愛をこめて”
タジの母、Dee Deeは、1994年に殺害され(2000年 殺人犯が有罪判決を受けた)ていますから、この手紙は、少なくとも、それ以前に出されたものです。
すでに「Heartbreak Hotel」は1980年に、
「Smooth Criminal」は1988年に書かれ、
マイケルは、子供の頃に受けた癒し難い心の傷を
なかったことにせず向き合い、この曲を書くことによって、
暗い秘密を白日の元に晒し、自分自身の癒しと浄化、魂の再生を求めたのでしょう。
さらに、表面化しにくい、卑劣な児童への性的虐待が、
現に存在することを、マイケルは警告し、
子供たちの声無き声を代弁したかったのだと私は考えています。
このようなマイケルであるからこそ、同じ経験をしたタジを受け止め、
慰めることができたのではないでしょうか?
だからこそ、このような手紙が書けたのでしょう。
マイケルは、タジにとって、信頼できる優しい叔父であるというだけでなく、
二人は、児童性的虐待の被害を受けた者が抱える苦悩や、
様々な心情を理解し合い、支え合う、特別な関係だったのであろうと思います。
タジが、キャサママと共に、マイケルの子供たちの共同後見人となったのも、
背後にこのような厚い信頼関係があったからなのかもしれませんね。
さて、
「マイケルが、児童性的虐待の被害者であった」ということ、
これは、作品にあからさまに表現されているわけではなく、
大変巧妙に隠蔽されていますので、
長い時間をかけ、まるで、遺跡の発掘物の欠片をひとつづつ集め、
マイケルの魂が入っているはずの大事な「壺」を
組み立て直すような気持ちで解読してきましたが、
そろそろ、形が見えてきたのではないかと思っています。
そして、
今日の本題です。
これも、長く、不思議に感じていたことの一つですが、
ブラホワのパンサーヴァージョンの
最終場面についてです。
マイケルが、破壊する車のガラス、
店の窓ガラスに書かれた文字などは、
それぞれに解読され、納得なのですが、
(3:05~が謎でした。)
マイケルは、地下から吹き出す蒸気の中で、
雄叫びをあげ、
エクスタシーの表情を浮かべ、
エロティックなダンスをし、
路上に出て、高速回転をして、
水溜りに、倒れ込みます。
そして、
服を引き裂きながら、
満身のエネルギーを発散して
獣のように叫ぶのです。
すると、
振り上げた手から、電気を発し、
「HOTEL」のネオンサインが、ショートします。
「Royal arms HOTEL」の赤いネオンが、
火花を噴き、
マイケルは、両手を振り上げ、
さらに異様な、高周波のような雄叫びをあげ、
ホテルの看板は、
破壊され、ついに落下してしまいます。
そして、マイケルは、
パンサーに戻り、街の闇に消えていきます。
***********
なぜ、マイケルが、ブラホワ撮影後、
黒豹に変身し、
謎めいた地下に降り、
エロティックなダンスと共に、
満身の力を込めて、最後に破壊するのが、
この「HOTEL」の看板なのか?
よく語られるのが、
Royal armsという権威に対する反抗を表している
という説なのですが、
マイケルは、ネバランのゲートに
Royal armsと同じような紋章を掲げていますから、
どうも辻褄が合いません。
・・長い間、解けない謎でした。
けれども、
つい先日、ついに、ピン

ときました!!これらは、すべて繋がっているのです!!
長くなるので、ここで一旦仕切り、
つづきは、次の記事で。
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お読みいただき 誠にありがとうございます
