私的・和訳 angel OF LIGHT―Dancing The Dream マイケルの曼荼羅 | ☆Dancing the Dream ☆

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with ☆Michael Jackson☆

今日は、マイケルの詩集『Dancing The Dream』の中の
『angel OF LIGHT』を訳します。

この詩を訳してみて、
改めて、マイケルの宇宙観を見る思いがします。

思えば、マイケルの楽曲が、「マイケル経」のようなものだとすれば、
彼のSFやステージは、目に見える「マイケル曼荼羅」のようなものなのだな・・と^^


☆Dancing the Dream ☆
【金剛界曼荼羅】
「金剛頂経」という密教の経典の世界を絵画によって表現しているのが
金剛界曼荼羅です。
大日如来を智慧の面から表しており、
金剛石(ダイアモンド)のように、如来の智徳はなによりもかたく、
すべての煩悩を打ち砕くことからその名があると言います。

☆Dancing the Dream ☆
【胎蔵界曼荼羅】
「大日経」という密教の経典の教えを絵画によってあらわしているのが
胎蔵界曼荼羅です。
金大日如来の理性の面を表しており、
母親の子宮の中で眠り、育まれていく子供のように、
人間が本来もっている仏性の種子が、仏の慈悲によって目覚め育ち花を開き、
最後には悟りという形で実を結ぶまでが、蓮華によって描かれています。


けれども、
ニコライ・リョーリフが言うように、
   「宗教はすべて根本的には同じものであり,
    人間は兄弟のようなものであり,
    人々が協力し合えるように変えなければならない」そう思います。

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖典や伝承に登場する神の使い、天使の概念も、
ヴェーター、ヒンズー、仏教の神々も根本的に同じなのかもしれません。

実際に、リョーリフの言葉が、形になったような
可愛らしい天子の絵が、中国の西域南道に残っているのです。
これを見ると、明らかに、東西の宗教が、交じり合い和しているのが解ります。

$☆Dancing the Dream ☆
これは、ウイグル自治区のタクラマカン沙漠の東南端にあり、
ローラン(楼蘭)、ニヤ(尼雅)と並ぶ、
中国西域南道の仏教遺跡跡の一つであるミーラン(米蘭)遺跡に残る、
ギリシアの愛の神エロスを思わせる「有翼天子」の壁画です。

ときおり・・
マイケルと、宮沢賢治をだぶらせてイメージすることのある私ですがσ(^o^;)
宮沢賢治は、イギリスの探検家オーレル・スタインに発見され、
日本人、橘瑞超によって持ち帰られた、このミーラン遺跡の「有翼天子」に憧れを抱き、
短篇小説『雁の童子』を書いています。

『雁の童子』は、
西域のオアシスの泉のそばの沙中から掘り出され、壁画に現れた翼のある童子、
その童子の前世の由来を、巡礼の老人が語って聞かせる物語です。
 全文はコチラ→ http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/461_27798.html

もうひとつ、賢治の作品で、この「有翼天子」が登場するのが、「インドラの網」です。
主人公は、人の世界から天の空間に紛れ込み、この天子に導かれ、
透明清澄で黄金でまた青く、幾億互いに交錯し光ってふるえて燃えるインドラの網、
お日様が昇るのを天子と共にみるのです。
 全文はコチラ→ http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/460_42328.html


太陽神ラーに扮するマイケルが歌う「Remember the time」
私の個人的超新釈「Remember the time」の和訳はコチラ↓
   2011年04月09日(土) Remember The Time MJは本当の歴史を語る

マイケルの深い内面世界から紡ぎだされた詩、
『angel OF LIGHT(光の天使)』を読むと・・
彼の様々な歌の中の「my baby」は、
まさに「彼の天使」、「angel OF LIGHT」を現しており、

また、
詩中に表された「太陽の天使」「月の天使」の下りからは、
彼の「Remember the time」で暗示された世界の歴史観、宗教観が彷彿とされ、
さらに、
詩中の「天使の音楽」の下りからは、
ポプリの調合のような美しいハーモニーのマイケルの様々な曲、
また、地面を踏みしめて行く歩調のような、
まさにmarch timeのリズムを思わせる曲たちが、心に広がってきます。
「Bille jean」・・「We are the world」「Heal the World」・・
「Butterflies」「The Lost Children」 「Break Of Dawn」・・きりがない^^;

つまり、singing His praise・・彼の歌は、天使の歌なのです!




Angel Of Light
光の天使


It's hard to see angels, although I've stared at their pictures for hours. Some people can see them without pictures, and they tell interesting *tales.
Guardian angels are all female, for instance, which didn't surprise me once I found out.
A birth angel, recruited from the younger ranks, attends every baby when it appears, while another angel, older but not grim, helps the dying to leave this world without grief or pain.
You can pray to the angels and they will listen, but the best way to call them, I am told, is to laugh.
Angels respond to delight, because that is what they're made of.
In fact, when people's minds are clouded by anger or hatred,
no angel can reach them.

天使を見ることはむつかしい。けれども僕は何時間も天使の絵を見つめていた。
ある人たちは絵がなくても天使を見ることができ、彼らはとても興味深い話をしてくれる。
たとえば、守護天使は、みんな女性だという。それを知ったとき、全く僕は驚かなかった。
誕生の天使は、幼い仲間の中から採用された どの赤ちゃんが世に現れるときも付き添い、また他の、より年長だけれども怖くはない天使は、苦しみや傷みを残さず、この世を離れ死んでゆくのを助けるという。
天使に祈ってみるといい。そうすれば彼らは耳を傾けてくれるだろう。
けれども最も彼らを呼ぶ良い方法は、聞くところによると、笑うことだそうだ。
天使たちは、歓喜に反応する。なぜなら、彼らは歓喜でできているからなのだという。
そればかりか、人々の心が怒りや憎しみに雲っているときは、
絶対にどんな天使も彼らには近づけないのだ。

  *tale=空想的・伝説的・寓話的な物語、しばしば冒険や魔術を含む。
   因みに、story=物語を意味する一般語。 実在、架空を問わない。


Not all angels have *wings -- so the visionaries claim -- but those who do can unfurl a span of golden feathers stretching over the entire world.
If you had eyes that could look straight into the sun, you would see an overwhelming angel presiding there; a more serene one smiles out from the face of the moon.
Angels spend their entire lives, which are forever, spinning around the Creator's throne,

全ての天使が翼をもっているわけではない― と、その空想家たちは主張する― 
けれども、彼らは、金色の羽根の全長を翻すと、その羽根は全世界に伸すことができる。
もしも、君が真っすぐに太陽を見つめることができる目をもっていたならば、
そこを統括する一人の圧倒的な天使を、見ただろう。
また、より穏やかな天使が、月面から微笑みかけているのだ。

   *wings=翼。飛ぶための器官としての両翼。
    *feathers=羽根。単数は1枚の羽毛。
    ここでは、「翼を持たない大天使」についての概念は、光の羽根で全世界を覆う太陽神のような存在。
    太陽は、飛ぶ羽根をもつような惑星の中心に在って、あまねく光を届ける。


singing His praise. People with keen ears have listened in.
The harmonies of the angelic choir are incredibly complex, they say, but the rhythm is simple.
"It's mostly march time," one eavesdropper affirmed.
For some reason, that fact is almost the best I have learned so far.

神を讃えて歌う歌。人々は、鋭敏な耳でそれに耳を傾けた。
天使の聖歌隊のハーモニーは、信じられないほど複雑で、だけれども、彼らが言うには、そのリズムはシンプルなのだ。
「それは、ほとんど、歩調と同じだ」と、それを傍受したある人は断言した。
どういうわけか、この事実は、およそ僕がこれまでに学んだ最高のものだ。

After a while it got lonely hearing about angels you couldn't *see for yourself. When an angel-watcher heard that, she was shocked.
"Not see?" she said. "But you have an angel in you.
Everybody does. I can see it right now, and I thought you could, too."
"No," I said sadly, and I asked what it looked like.
"Did it look like me?"
"Well, yes and no," the angel-watcher mysterious answered.
"It all depends on what you think you are. Your angel is a speck of light perched at the very center of your heart. It is smaller than an atom, but just wait. Once you get close to it, your angel will expand. The closer you come, the more it will grow, until finally, in a burst of light, you will see your angel in its true shape, and at that very instant, you will also see yourself."

天使について聞いた後、自分自身では直接見えなかったことに孤独を感じた。
そのとき、天使を見る人はそれを聞いて、ショックを受けた。
「見えないですって?」彼女は言った。「だけど、あなたの中にあなたは天使を持っているのよ。みんな持っているの。私にはたった今それが見えるわ。だから、私はあなたにも見えると思ったの。」
「いいえ、見えないんだ。」悲しげに僕は言った。そしてそれはそんな風なのか尋ねた。
「それは、僕に似ているの?」
「そうね。そうとも言えるし、そうでないとも言えるわ。」その天使を見る人は謎めいて応えた。
「それは、あなたが、あなたをどう思っているかによりけりなの。あなたの天使は、あなたの心の丁度真ん中に座っている光の点なのよ。それは原子よりも小さいの。だけど、ただ待つの。ひとたび、あなたがそれに近づいたら、あなたの天使は、翼を広げるわ。あなたが近づくほどに、それはどんどん成長するわ。そしてついに、突然の光の中で、あなたの天使の本当の姿を見るでしょう。そして、丁度その時、あなたは、自分自身をもまた見るでしょう。」

   *see for oneself=自分自身で直接見る。実見する。
   ここでは、この熟語の意味とは別に、「自分自身を見る。自分自身を知る」という意味を
   含ませていることが、文脈から読み取れる。


So now I am looking for my angel all the time. I sit silently, turning my gaze inward. It wasn't long before I caught a glimpse of something.
"Is that you, Angel, holding a candle?" One flicker and it was gone.
Yet that was enough to set my heart wildly beating.
Next time my angel will be waving a lamp, then holding a torch aloft, then lighting a bonfire.
That's what the angel-watcher promised, and now that I have caught sight of glory,
I know enough to believe

だから、今、僕は、天使をいつも捜している。僕は、静かに座り、自分の心の内部に目を向け、じっと見つめる。間もなく、僕は、何か、ちらりと感知した。
「君なのかい? ろうそくを持った天使が君なのかい?」たった一度、ちらと灯火を光らせて、そしてそれは消えた。
それなのに、それは僕の心臓の鼓動を高鳴らせるに充分だったのだ。
次の時は、僕の天使はランプを揺らしているだろう。その次には、松明を掲げて。
それからその次は、大かがり火を煌々とさせて。
天使を見る人は、そう約束してくれた。そして、今、僕は光り輝く天使を見たのだと。
僕は、そのことを信じるに足ると解っているのだ。