❤ マイケルとサマセット・モーム ❤  | ☆Dancing the Dream ☆

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The Joy of life ♡
with ☆Michael Jackson☆


マイケルが愛読したサマセット・モーム。
今日は、モームの代表作、
『月と六ペンス(The Moon and Sixpence)』
『人間の絆(Of Human Bondage)』
についてです。

『月と六ペンス』の主人公チャールズは、画家ゴーギャンをモデルにした短い小説で、
『人間の絆』は、びっこのフィリップ・ケアリという主人公に、
吃音だったモーム自身を擬えた自伝的な作品ですが。。。
この2冊は、鏡面のような関係にある作品だと感じます。

「月」は、人間を狂気に導く芸術的情熱・・「夢」を表し、
「六ペンス」は、現実の世俗的因習・・「現実」を表したものといわれますが。。。

モームの手紙の中にこのような記述があったということです。
「"If you look on the ground in search of a sixpence,
  you don't look up, and so miss the moon."
 もし、あなたが6ペンスを捜して地面ばかり見て、見上げることをしないならば、
 月を見損なうだろう。」



『Of Human Bondage』のOfは、古風ないい方で、
意味するのはaboutとおなじなのだそうです。
つまり、これは、「人間のBondageについて」という題なのです。

しかし、「絆」と訳されている「Bondage」とは、
「束縛、屈従、隷属、奴隷」という意味です。
直訳すると、「人間の隷属について」となりますが。。
あえて、『絆』と訳された。。。

「絆」という言葉は、現在では、「絶ち難い結びつき」というような
良い意味で用いますが、

そもそも、という漢字は、
漢字学者、白川静先生によれば、
もともと牛馬などの動物をつなぎとめておく綱という意味でなのです。
「絆」のつくりの「半」は、車などを挽くという意味の「挽」で、
音読みでバンを、同音の「半」に置き換えたのだそうです。


さて、17世紀のオランダの哲学者スピノザの「エチカ」という本のなかに
モームの本のタイトルと同じ、「人間の隷属について」という小題があります。

「人間の絆 Of Human Bondage」は、スピノザの「エチカ(倫理学)」の
4部目のタイトル(Of Human Bondage)からとっているのですね。

「エチカ」・・・
難しそうで、なかなか手が出ませんでしたが、
ともかく、今日、ポチってみました。
私には、読み砕けないかもですが~~~にひひ

でも、今まで、ネット上でその解釈を拾い読んだ感触では・・
スピノザの云う「Conatus」の概念は、
どうも・・マイケルの云う「My baby」「Magical child」に相当するような
気がしているんです~~❤

マイケルが、スピノザの「エチカ」を読んだかどうかは解りませんが、
おそらく読んだであろう『月と六ペンス』『人間の絆』の
サマセット・モームを介して、
スピノザの思想のエッセンスに触れていたということになりますね!

モームが、ロンドンを離れ、作品の構想を練ったという
シンガポール ラッフルズ・ホテルの部屋には、
マイケルも宿泊していたんですよね。
この部屋は、チャップリンや、エリザベステーラー、ケネディも泊まったそうです。
・・モームを愛読していたならば、
ここで、モームの言葉に思いを馳せていたかもしれません。


スピノザの「エチカ」ってこういう構成なのだそうです。
1神について
2精神の本性および起源について
3感情の起源および本性について
4人間の隷属あるいは感情の力について
5知性の能力あるいは人間の自由について


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『人間の絆』の中で
パリで絵を学んでいた主人公フィリップが、出会った老詩人に
神の存在への疑問、人間が生きる意味について問う場面があります。


詩人「パリのクリュニ美術館にはもう行ったかな? 
   あそこには見事な色彩と眼を奪うような美しく複雑に入り組んだ模様の
   ペルシャ絨毯が展示してある。
   あの織物に東洋の神秘と官能美、
   十四世紀のペルシャ詩人ハフィズの歌うバラと
   『ルバイヤット』に描かれる酒盃も織り込まれているのを見るだろう。
   だが、やがて、それ以上のもの見ることになる。
   きみ、さっき人生の意味とは何かを尋ねていたな。
   あのペルシャ絨毯を見に行きたまえ。そうすれば、
   いつか解答が得られるだろう


こう謎めいたことを言うのですよね。。


14世紀のペルシャ(イラン)の偉大な詩人ハーフェズ・・って・・
そういえば、こんな 日本とイランの合作映画がありました。
見てみたい~~❤

麻生久美子さんが出演する映画「ハーフェズ ペルシャの詩」 (07 イラン・日)予告編


『ルバーイヤート』とは、詩人ハイヤームの四行詩を収録した詩集 
ハイヤームは、11世紀ペルシャの数学者、天文学者ですが、
後代には、詩が注目されます。

   冴えた月の光が夜の衣の裾を裂いた。
   さあ、酒を飲め。今に勝る時があろうか。
   思い悩まず、この生を楽しむがよい。
   やがて月光は、われらの墓を一つ一つ照らしていこう。

   地表の土砂のひとつひとつの粒子が、
   かつては、輝く陽の君の頬、金星の美女の額であった。
   袖にかかる砂塵をやさしく払うがよい、
   それもまた、はかない女の頬であった。

   われらが消えても、永遠に世はつづき、
   われらの生の痕跡も、名ものこりはしまい。
   われらが生まれるまえ、この世に欠けたものはなにもなく、
   われらの死後、なんの変化もあるまい。

   さあ友よ、明日を悲しむのはやめよう。
   人生のこの一瞬を恵みと思おう。
   明日この古びた宿を後にすれば、
   われらは七千年前の旅人たちの仲間になるのだ。




人生は、絨毯を織るのと同じ。
いのちの流れの縦糸に、さまざまな出来事の横糸を絡ませ、人は絨毯を織る。
織り手は、幸や不幸、成功や失敗、富や貧困、喜び悲しみ、
それぞれの模様を織るが、それには、意味はない。ただ織るだけなのです。



マイケルの『Best Of Joy』を思い出すな~~~*:..。o○☆

“Best of Joy” は、マイケルのもっとも最後の作品のひとつ。
 2009年夏のO2アリーナでのコンサートの時に、
 滞在先ロンドンでこの曲を仕上げようとマイケルは計画していた。
 マイケル・ジャクソン作詞・作曲。
 セロン “ネフ-U” フィームスター、マイケル・ジャクソンのプロデュース、
 ブラッド・ブクサー共同プロデュース。


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 We are forever
I am the one who said that you are free

 僕らは永遠だよ
 「君は自由だ」そう言ったのは僕だよ