剣を棄てた黄金の騎士 | ☆Dancing the Dream ☆

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まだ手元には、ありませんが、
久しぶりに魅入られて
一枚の絵を求めました。

たしか・・タイトルは、
『Thrown the sword 』・・
「剣を棄てた黄金の騎士」を描いた日本画です。


杉板に、たいへん細密に描かれた20㎝角ほどの小品で、
騎士の身を覆った甲冑に、金箔が丹念に貼られています。


おそらく・・・クリムトのこの絵、
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   『Life is a Struggle, (or The Golden Knight)黄金の騎士』・・


あるいは・・

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   『ベートーヴェン・フリーズ』の「武装した強者への懇願」

『Beethoven Frieze(ベートーヴェン・フリーズ)』への
オマージュではないかと感じています。

クリムトと仲間の芸術家たちは、過去の様式に捉われない
総合的な芸術運動を目指し、
「オーストリア造形芸術家協会(ウィーン分離派)」を発足し、

ドイツの彫刻家マックス・クリンガーによるベートーヴェン像の
お披露目を中心として、この作曲家に捧げられた展覧会となりました。

クリムトの『ベートーヴェン・フリーズ』は、
この展覧会のために制作されたもので
ベートーヴェンの交響曲第9番に
クリムトがインスパイアされて描いた壁画作品です。

展示室をぐるりとめぐるフリーズ(壁画)は、弱き人々の求めに応じて、
武装した騎士が幸福を手に入れるべく敵と戦い、
楽園にたどり着くというストーリーを表現しています。

《人生は戦いなり》に登場する黄金の騎士は、この翌年描かれ、
《ベートーヴェン・フリーズ》の騎士の延長線上にあると考えられます。

クリムトの芸術家としての人生を左右する出来事がありました。
それが、天井画にまつわるスキャンダルです。


ウィーン大学大講堂の天井画のうち、クリムトが担当したのが、
《哲学》、《医学》、《法学》を象徴する3点の学部画でした。

クリムトは、他の古典的な画風を離れ、
老若男女の裸体がひしめく前衛的な表現の構想を発表しました。

そこには、クリムトの学問礼賛への懐疑的な態度が現され、
大学側は反発を強め、この作品の設置をすべきか否か、
議論されるまでに至ります。
そして、クリムトは、前金を返金し、作品を引き取ることで収束しました。

この一件で、クリムトは、自分自身の表現が受け入れられないことを
思い知らされます。
この出来事においてクリムトの取った態度は、
公の仕事を受ける名誉よりも、
自身の芸術を追求する道を突き進むというものでした。

その、理想とする芸術の道を進む芸術家の姿が、
この「黄金の騎士」に描かれているかのようです。


――― しかし、この無所属の作者は、
剣を投げ捨てる騎士を描いているのです。
その心情が忍ばれました。

実は、この絵は非買で、
これは、等身大ほどの大きな絵を描くつもりのものだったようです。
それでは、お譲りいただくわけにはいきません。。

ところが、

「かまいません。下絵はとってありますから。
 上質の金箔を重ね貼りしてますし、板も良いものなんです。
 でも、縁起がいいとは言えない絵ですよ。。
 剣を棄てるのですから。。」と自嘲気味におっしゃいます。

「いいえ、剣を棄てるのは、
 平和なことですから、とても良い縁です。(笑)」と私。

「うまいこと言いますね。(笑)」

――― この方の絵は、なぜか、どれも、
私が長年、心に描いてきた世界とシンクロするのです。。
なにか、とても、出会った・・という不思議な気持ちです。