チョムスキーのインタビュー ~911・陰謀論について答える | ☆Dancing the Dream ☆

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デイヴィッド・マクニール(アイルランド出身のジャーナリスト)Q:
9.11以来、ネット上でしばしば見られる
[9.11を政府がやらせた事件だと考えるような]様々な陰謀説について
あなたはどう思われますか?


ノーム・チョムスキー A:
 9.11陰謀説については、あまり気は進みませんがコメントしましょう。私の意見は、もっと陰謀説よりも関心を持つべき重要な問題があり、陰謀説を考えることは恐ろしく時間の浪費になり得るということです。

 陰謀説については、私はまじめに受け止めることはできないと思います。それは証拠内容の誤解からきていて、その問題を明確に考えることができないことからきていると思います。いま詳しく説明している時間がないので、これについて私が書いた数百通の手紙のうちのひとつを貼り付けておきます(下を見て下さい)。

これは洪水のような質問を受けた時の返答です。本当に大変な仕事でした。しかし、もし私が役にたつとしても、私はこういったことには決して公には関係しないと申し上げねばなりません。

 こういったことの全てから、秘密解除決定に関する一九九八年国防総省報告を私はいつも思い出すのだ、と付け加えたほうがいいかもしれません。とりわけ、ジョン・F・ケネディ暗殺に関する情報が「気晴らし」や「娯楽」として解禁されるべきだ、と時折提案しています。それによって人々は野生のガンを追い掛け回すのに忙しくて、重大問題を調べることができなくなるでしょう。米国情報部の側としては利口な決定でした。

 その詳細については英国の政治学者リチャード・アルドリックの優れた本の中に見出すことができます。その本は『隠された手』(p.7)で、英国情報機関についてのずば抜けたよい研究です(米国情報機関についても多く書かれています。そのひとつの理由は、英国も逆にもちろん米国をスパイしていたからです)。



(貼り付けられたコメントーノーム・チョムスキーの質問へのEメールでの回答)

 米国政権が9.11と何らかの関係を持っていたとする論文での小さな試みがこれまでにありました。私はその幾つかを目にしたことがあり、しばしば質問も受けてきました。

 [政府関与の疑いが]弱い議論は、私の意見としてはありそうもない論ですが、可能性はあります。が、もうひとつの[政府関与の疑いが]強い議論文は、想像不可能に近いものです。

 「弱い」議論は、9.11が起きることを知っていたけれども政府はそれを止めようとしなかったというものです。「強い」議論は、政府がそれに実際に関わっていたとするものです。

 どちらの議論の証拠も、私の意見では、証拠がどのようなものか適切に理解していないと思います。制御された科学実験においてすら、あらゆる種類の説明され得ない現象や奇妙な偶然や未処理事項や明白な矛盾などが見出されます。工業科学雑誌の手紙を読んでごらんなさい。多くの例を見出す事ができます。

 現実世界の状況では、混乱状態が多くあり、それらは空にまで届く量です。それは脇に置くとしても、そのようなことを解決し陰謀を成功させようとすれば、解決しなければならない要因が多すぎて気が狂ってしまうでしょう。それは多くの人々を巻き込まねばならなくなるでしょうし、だからこそ迅速に何かが漏れることも可能性としてあります。秘密を漏らした人を罰するとすれば、それら全員が銃殺隊の前に並べられなければなりませんし、そうすれば共和党は永久に死んでしまうでしょう。

計画が成功しようがしまいが、そういったことは起こったかもしれませ。しかし成功したとしても、それはせいぜい大博打で、何が起きるのかを予測することは非常に難しかったでしょう。

 標準的な話の一部は、米国政府が自分達の目的のためその悲劇を作り出したというものです。確かに政府目的に役立ったのは真実ですし、完全に予測のつくことでした。しかし、これは私も事件の数時間後の最初のインタビューで指摘したことです。つまり世界のすべての権力体制はそういったことをするだろうと言いました。

ワシントンを含め、すべての権力体制が今までにそのようなことをしました。これは予測の最も容易な事柄のひとつでした。したがって、そのことは[陰謀説の根拠を]何も示していることになりません。