7月2日 ~ 交響詩《 フィンランディア 》初演 | Wunderbar ! なまいにち

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まだまだひよっこですがクラシック大好きです。知識は浅いがいいたか放題・・・!?

皆さま、今日も一日お元気でしたか?虹

 

「今日はなんの日」のコーナーです。

出典は、近藤憲一氏著「1日1曲365日のクラシック」という本で、それにプラスαで書いています。

 

今日、7月2日は・・・若きシベリウスが書いた「交響詩《フィンランディア》の初演の日」 です。(写真はすべてwikipediaなどwebからお借りしました)

 

Jean Sibelius : 1865.12.8-1957.9.20; フィンランドの作曲家、ヴァイオリニスト

 

 

「はいっ、てなわけでね、眉間のしわが強調されてる気がするけど笑ったりもするんよね。」

 

 

このシリーズを4月から書き始めて、ジャン・シベリウスが登場したのは初めてですニコ

シベリウスはフィンランドを代表する作曲家で、この「フィンランディア」は彼の作品の中でも最も有名なもののひとつです。クラシックに興味のない方も、あの有名なフレーズを聴いたらあぁ、聴いたことある~と思われるかもです。映画「ダイ・ハード2」の中でも使われました。

 

この曲はシベリウスが33歳のとき、ヘルシンキに在住していた1899年に作曲され、1900年に改訂されました。

当時のフィンランドは帝政ロシアの支配下にあり、圧政に苦しんでいました。

フィンランドは約650年あまりスウェーデンに支配され、1809年からはロシアに併合されていました。当初はロシアから大幅な自治権を与えられていましたが、1899年からフィンランド総督になったニコライ・ボブリコフによる圧政が始まり、次第に独立の気運が高まっていきました。

 

そんな状況下にフィンランドの新聞社が国民の民族意識を高めるためにフィンランドの歴史をもとにした劇の開催を計画しました。劇で使用する伴奏音楽はシベリウスに依頼され、彼は8曲の管弦楽曲を作曲し、最終曲を《フィンランドは目覚める》(Suomi herää) と命名しました。このSuomi, スオミとはフィンランド人が自分の国を呼ぶときの言い方で、「沼と湖の国」という意味です。

 

この8曲の管弦楽曲は1899年11月2日にスウェーデン劇場でシベリウス自身がヘルシンキ・フィルを指揮して初演しました。その翌年の1900年に最終曲を原型として、改訂を加えて独立したひとつの曲としたのが《フィンランディア》(Finlandia)です。初演は1900年の今日、7月2日にヘルシンキでパリ万博の記念コンサートの1曲として演奏されました。

「フィンランディア」とは日本語に直訳すると、「フィンランド頌歌(しょうか)」。フィンランドを讃える歌という意味だそうです。

 

「フィンランディア」の初版

 

「フィンランディア」は発表後、すぐに発禁処分となり、演奏が禁止されました。

そのため、この曲は「フィンランドの春の目覚めの幸せ」や「スカンジナビア合唱行進曲」という違うタイトルがつけられ、隠れて演奏が続けられました。

フィンランドがロシアの一部として参加した前述の1900年のパリ万国博覧会でも、「祖国」という曲名に変えて演奏されました。

 

「フィンランディア」は、ロシアの圧政への怒りや、祖国を称え独立へと向かう国民の心情が巧みに表現されています。圧政への苦悩を表現した重々しい「苦難のモチーフ」で始まり、そのあと独立に向かっての「闘争の呼びかけのモチーフ」、そして「勝利に向かうモチーフ」でクライマックスを迎えます。

 

 

フィンランドは1917年に起こったロシア革命の混乱に乗じて独立を宣言しました。そして民主主義国家となったのはフィンランド内戦が終結した1919年からです。

フィンランドはその後も2度ロシアと戦争をしています。1939年の「冬戦争」と、1941年の「継続戦争」と呼ばれるものです。「冬戦争」ではソ連がフィンランドを侵略し、2年後の「継続戦争」では領土の一部を奪われてしまいました。

 

フィンランド「冬戦争」でソ連軍と戦うフィンランド兵

 

「継続戦争」で領土の一部(カレリア)を奪われたフィンランドでは、1941年に「フィンランディア」の一部(勝利のモチーフの中間部の讃美歌的な美しいメロディの箇所)に詩人コスケンニエミが愛国的な歌詞をつけ、シベリウス自身が合唱用に編曲、「フィンランディア讃歌」が誕生しました。

歌詞ではソ連による抑圧や侵略に屈しないフィンランドの勇敢さと誇りが描かれ、それ以来今日でも国歌につぐ第二の愛国歌として国民に広く歌われています。

 

 

それでは今日の曲、もちろんこの「フィンランディア」です。

 

シベリウス:交響詩「フィンランディア」 Op.26   (8分42秒)

/ユッカ=ペッカ・サラステ&ヘルシンキ・フィル、フィンランド放送響、シベリウス・アカデミー合唱団 

新しい音楽ホールのオープニングコンサートみたいですが、客席にいる合唱団からの「フィンランディア讃歌」の歌声がなんとも感動的です。

 

もしブログ上で画像が観られない場合は、こちらでご覧ください。下差し

 

 

 

 

「フィンランディア讃歌」だけのも載せます。

 

シベリウス:「フィンランディア讃歌」  (2分41秒)

2015年12月8日にシベリウス生誕150周年をお祝いして歌ったものみたいです。

大勢の歌声だけが青空に響き渡ってとても感動的です。

 

 

その後フィンランドは第二次世界大戦ではソ連に対抗するために枢軸国側として参戦したり、など紆余曲折を経て現在に至ります。日本は1919年にフィンランドと外交関係を樹立しているので、昨年はちょうどその100周年にあたりました。

 

私はフィンランドへは、中継地としてヘルシンキ空港に立ち寄ったくらいしかありません。

いつの日かぜひ行ってみたいです。