●絵本の選び方に気を使う
こんにちは。絵本読み聞かせ講師の國本ひろみです^^
守口中央公民館で、絵本講座の講師を2回にわたって、担当させていただきました。
読み聞かせのボランティア活動をされている方や、これから活動したいなと思われている方など、40名の受講生の皆さんは、本当に熱心な方ばかりでした。
活発にご質問も頂きました。
その中でも、私も気がつかなかったこんな質問がありました。
「くだもの」っていう絵本ですが、中に載っている「すいか」は野菜じゃないんですか?
そういう間違った知識を小さい子どもに教えるのは、どうかと思うので、私はこの本を読み聞かせでは使いません
- くだもの (福音館の幼児絵本)/福音館書店
- ¥840
- Amazon.co.jp
この絵本には、おいしそうなくだものが、たくさん出てきます。
りんご
いちご
仰るとおり、すいかは、きゅうりやかぼちゃなどと同じ、ウリ科の仲間ですね。
でも、すいかは果物屋さんに売ってます。
甘いので、デザートというイメージです。
というわけで、農林水産省のページを見てみました。
そうしたら・・・・
野菜と果物(果実)の分類については、はっきりした定義はありません。
農林水産省では、果実を、生産や出荷の統計をとる上で果樹として分類しています。
この果樹は、木本性などの永年作物のことをいいます。
なお、いちご、メロン、すいかなどは野菜に分類されますが、果実的な利用をすることから果実的野菜として扱っています。
さらに、北陸農政局のキッズページも見てみると・・・
結論(けつろん)からからいうと、メロン、すいか、いちごは野菜に分類されます。
それはなぜでしょうか?
野菜と果実のちがいはどこにあるのでしょうか。
園芸関係の学会や報告文では、1年生及(およ)び多年生の草本(そうほん)になる実は野菜、永年生の樹木(じゅもく)になる実はくだものときめられています。
これからみると、すいか、メロンはウリ科の1年生果菜(野菜)で、いちごはバラ科の多年生果菜(野菜)です。
このように、分類上は野菜に分けられますが、青果市場で「すいか」「メロン」「いちご」はくだものとしてあつかわれています。
市場の分け方は消費者の側にたって、消費される形態に合わせて分類しています。
スーパーマーケットでも、デザートとしてたべるメロンやいちごは、くだもの売場に並(なら)びます。
ということは、生物学?的に言うと、「すいか」は野菜だけど、食べる側から言えば、果物なのですね。
で、農林水産は、「果実的野菜」と命名されています。
しかも「いちご」も野菜!?
はあ~勉強になりました!
さて、というわけであながち間違いではないわけです。
と、こういった質問は、ただやみくもにこの絵本が好きだからという理由ではなく、子ども達の心を育むために、1冊でも多くの良い絵本を、一人でも多くの子ども達に届けたいという、熱い思いからきていると思います。
この方が質問をしてくださったおかげで、他の38名の皆さんが、また違った視点から絵本を読む機会を貰えました。
これにも感謝です。
(40名中、すいかは野菜?とおもっていたのは、2人だけでした!!)
細かい配慮は、確かに必要ですね。
しかし時には、考えすぎて動けなくなるかもしれません。
そんなときは、この絵本、子ども達は楽しんでくれるかな?って考えてください。
すいか。さあどうぞ。
2ページ見開きを使い大きく描かれた、甘くて美味しそうなすいかを、子ども達は手を伸ばして食べにきてくれるかもしれない^^
そんなふうに思えたなら、迷わず読んであげたらいいと思います。
すいか・・・・なんか食べたくなってきちゃいました^^
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