秋なのに、なぜ胃腸を整えるの?
おはようございます。
声のドクター® 江頭幸宏です。
10月になりました。
東洋医学では、
秋は「肺」の季節。
本来であれば、
乾燥に備えて肺や喉を潤し、
呼吸器を整えていく季節です。
ところが最近の天気を見ていると……
「あれ?まだ梅雨?」
と思うような、
雨や湿気の多い日が続きました。
実際、お客様に最近の体調を聞いてみても、
「なんとなく胃腸の調子が悪い」
「身体が重い」
「食欲が安定しない」
そんな声を耳にします。
そこで今月は、
いつもの「秋=肺」というセオリーから少し離れて、
胃腸と水分の巡り
を中心に整えることにしました。
暦よりも、今の身体を見る
東洋医学には、
自然と人間の身体は切り離されたものではなく、
季節や気候の変化に影響を受けながら生きている、
という考え方があります。
湿気が多い時期に影響を受けやすいとされるのが、
「脾・胃」
です。
余分な「湿」が身体に滞ると、
・身体が重い
・むくむ
・胃が重い
・食欲が落ちる
・お腹が張る
・なんとなくやる気が出ない
などにつながると東洋医学では考えます。
そして、身体が重ければ、
当然、呼吸や声にも影響します。
だから今月のテーマは、
「湿を流して、軽やかな身体と声へ。」
です。
① 内関(ないかん)
まずは身体の緊張をゆるめるところから。
内関は、
胃の不快感や胸のつかえ、緊張などを整える際に用いられるツボです。
最初にここをハミングしながら刺激して、
身体を「整うモード」へ。
② 中脘(ちゅうかん)
今回の主役ともいえるツボ。
みぞおちとおへその間にあり、
胃腸を整える代表的なツボです。
食欲不振、胃の重さ、お腹の張りなどが気になる方にも。
③ 水分(すいぶん)
名前からして、
今回のテーマにぴったりですね。
おへその少し上にあり、
東洋医学では身体の水分バランスを整える際に使われます。
湿気によるむくみや、
お腹の重だるさを「流す」イメージで。
④ 天枢(てんすう)
おへその左右にあるツボ。
腸の働きを整える代表的なポイントで、
便通やお腹の張りなどのケアにも用いられます。
胃で受け取ったものを、
ちゃんと巡らせ、不要なものを外へ出す。
そんな働きを助けていきます。
⑤ 膻中(だんちゅう)
そして最後は、胸の中心へ。
お腹を整えたあと、
膻中で胸と呼吸を整えます。
身体
↓
胃腸
↓
巡り
↓
呼吸
↓
声
へとつなげて、今月の調整は終了です。
「今の私」に必要なものは何だろう?
今回、あえて秋の定番である
「肺」だけにフォーカスしなかったのには理由があります。
身体は、暦どおりには動かないからです。
同じ10月でも、
暑い年もあれば、寒い年もある。
乾燥する年もあれば、
雨や湿気の多い年もある。
そして、人によっても状態は違います。
だから、
「今は秋だから、これをしなければ」
ではなく、
「今の私は、どう感じている?」
と身体に聞いてみる。
これって、
私が声を通してお伝えしていることにも、
とてもよく似ています。
声もまた、
今の自分の状態を教えてくれるもの。
今月も、声と身体に
耳を澄ませながら整えていきましょう。
🎥【2026年10月の声の調整】
「湿を流して、軽やかな身体と声へ。」
▼動画はこちら
毎朝5分。
ハミングの振動を身体に響かせながら、
一緒に整えていきましょう。
声のドクター®
江頭幸宏
