今回ご紹介するのは、カメラマン近藤佳奈さんです。
佳奈さんさんは、10年ほど前からカメラで写真を撮り始め、フラメンコの魅力にはまり
今では時間があるとフラメンコのルーツをたどるべくスペインへ足を運んでいます。
美術を学んでいた彼女がフラメンコの写真を撮るまでのこと、
佳奈さんの夢をお聞きしました。
今どんなことをしていらっしゃいますか
スペインの伝統芸能フラメンコのステージの撮影をする機会が多いです。
あとはダンサーやミュージシャンのアーティスト写真を撮影することもあります。
その他に、南スペインにあるヘレス・デ・ラ・フロンテーラに滞在して
その街を拠点に街の様子を撮影したり、
体験記を雑誌に採用していただき執筆したりしております。
写真を撮り始めたきっかけを教えてください
私は学生時代に美術を学んでいました。
卒業後もアルバイトをしながら絵を書いていましたが、
20代後半に体調を崩してしまいました。
その時をきっかけにそれまでの生活を変えようと思い、
その時に
「フルタイムで会社勤めをして、ごく普通の生活がしたい」
という風に思いました。
29歳の時にある電機メーカーのコールセンターのオペレーターとして仕事に就き、
その会社には14年勤めました。
長い間勤めるほど居心地がよく、いい会社だったと思います。
でもね、自分の人生が穏やかであればあるほど
「自分にはまだやることがあるんじゃないか」 って思うんですよね。
そんなことを考えながら時間だけが過ぎ、
40歳を超えて人生で初めて趣味を持ちました。
それが、カメラで写真を撮ることでした。
初めは 道端の花だったり、飼っている猫だったり、料理や風景も撮りましたが、
そのうち人を撮影したいなっていう風に思ったんです。
ただね、人間を取るのって結構難しいんじゃないですか。
カメラを構えると大体表情が硬くなっちゃうし、
もちろんよそのお子さんとかもう 勝手に取ってはいけないし、
仮にうまく取れたとしてもどこかに公開するのもすごく難しいです。
そんな時でした。
美術学校時代の同級生が、フラメンコダンサーになっていたんです。
卒業するくらいの頃に
「フラメンコなんかいいんだよね!やってみたいと思って」
と彼女は言っていました。
彼女の出演するライブに足を運び、
「私のライブに来て断ってくれたら写真とっていいよ」
と言ってくれたのがきっかけで、
ステージで踊るダンサーさんの写真を取るようになりました。
スペインへ渡航するようになり、
5年くらいはサンティアゴ巡礼で北スペインを移動する旅をしていましたが、
一昨年頃からフラメンコの写真を撮るようになってからは、
時間が取れたら何度か南スペインのヘレス・デ・ラ・フロンテーラに行っています。
ずっとフラメンコの写真を撮っていると、
自分の人生をここまで運んでしまったものの正体を知りたくなります。
それと、ステージに上がってない時のアーティストたちのオフショットを捉えられるようになってきて、
スペイン語も少しずつ話せるようになると、実際のルーツに近づきたくなりました。
これからの夢や願望を教えてください
SNSなどでも公開していないモノクローム写真がたくさんあるんです。
例えば、
ヘレスの中心から少し離れた街でのフラメンコ愛好家たちの集まりだったり、
滞在してる地域のバルなどで近所の人たちが集まって、
誰かが自然にフラメンコで歌い始めて、
それに合わせて踊ったり、ギターを弾いたり、そのような写真を撮り貯めています。
私の元々やりたかったことが人間を撮影したいと思ったのがきっかけで、
フラメンコで有名なアンダルシア地方のヘレス・デ・ラフロンテーラという街には、
まだ自然な形でフラメンコが残っています。
例えば、私が滞在しているアパートの前の通りを歩いているだけでもフラメンコの歌が聞こえて来たり、
リズムをとってる足音が聞こえたりと、
ヘレスの人たちの生活にはフラメンコが自然と結びついて、
そのような自然な姿を残せたらと思います。
その写真をいつか世に出して写真展をやりたいですし、写真集も作りたいと思っています。
https://kanakondo0.wixsite.com/toppage
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佳奈さん、ありがとうございました。
ルーツをたどる旅。そしてそこに住む人たちの生活の中に溶け込んでいく
撮影をしている佳奈さんの写真展、写真集の夢が想像できます。
今後の活躍も楽しみにしています。
ありがとうございました。



