とげるやで。
だいぶ春になってきたな。
今日はな、少し前に、かけるの身に起きた、重大事件ついて話すわ。
よかったら聞いてな。
あの日、あのいつも笑顔のかけるが
なんと泣きながら
、オレの部屋に入って来たんや。
かける「とげる~!こわいよ~!助けてええええ~!(号泣)」
いつもお気楽なかけるが泣くなんて、前代未聞の出来事や。
オレはびっくりして訳を聞いたんや。
かけるはしゃくりあげながら、やっとのことで話した。
かける「ダンボさんが、ダンボさんが…パ、パソコンで怖い文章を書いてるんだよ~!ひ、ひっく…」
かけるはオレをダンボさんの机のところに連れて行った。
そこにはダンボさんは居なくて、電源が入ったままのパソコンがあった。
オレがパソコンを操作して確かめると、デスクトップにはこんな文章が貼り付けられていた。↓
「私は私のまわりの人間たちに対して怒っている。
だから私の周囲の人間たちすべてと
かけるを八つ裂きにしてやりたいのだ!
みんなが生爪を剥がれ、ナイフでめった刺しにされ
吠えながら苦しむ様子を見たい。
さぞかし気分がいいだろうな。
かけるは頭をナタでスパっと切り落とされる瞬間
ギャーッと鳴きわめくだろうな!
はははははは!いい気味だ!」
他にも、ダンボさんの文章には、みんなを×ろしてやる!とか、かける×ね!とか
アメブロの禁止ワードで引っかかってしまいそうな言葉のオンパレードがあった。
オレは思わず顔をしかめた。
かける「このパソコンって、ダンボさんしか使わないでしょう?だからこれって、ダンボさんが書いたものに 間違いないよね」
とげる「ああ、残念ながらそうやな」
かける「なんでダンボさん、こんな怖い文章を書くんだよ~。しかもぼくに×ね!だなんて!
怖いよ!ひどいよ!!こんなの信じられないよ~!(泣)」
とげる「かける、かわいそうになあ。だけどなあ、ダンボさんもこれを書きながら、苦しんでるんやで」
かける「なんでだよ!自分で書いて自分で苦しむんだよ!ううううう~(泣)」
とげる「あのな、かける、よく聞いてくれ。これは、正確に言うと、ダンボさんが書いたもんやない。ブラック ダンボの仕業や」
かける「ブラックダンボ?」
オレはかけるに、ブラックダンボのこと について話した。
ダンボさんの中には、ブラックダンボという人格がいること。
そいつは怒りを溜めに溜め込んでいるため、些細なきっかけでキレて凶暴になり、
何をしでかすかわからない危険なヤツだと言うことを。
とげる「ダンボさんはな、ほんの数日前、こんなことをオレに言ったんや。↓
『ねえ、とげる…どうしよう…最近、私の中のブラックダンボが、急に凶暴になってきてね、怒りがど うしても抑えられないのよ。
仕方ないからパソコンで悪い言葉を書き殴ってみたり、いらない本を破いて壁に投げつけたり、
新聞紙を丸めて物を叩きながらバカヤロー、×ね!って叫ぶんだけど、全然効果ナシ…
なにより一番罪悪感を感じるのは、その怒りが、なぜかかけるに向くことよ。
かけるが嬉しそうに走り寄ってきただけで、イライラして、かけるを×ろしたくなるの』」って…
かける「やだああああ~!(号泣)なんでぼくを×ろすんだよ!ぼく、なんにも悪いことしてないじゃないか あ!」
とげる「うん、かけるは何も悪くない。でも心っていうのは不思議なものでな、
自分が心を許しているものや、抵抗できない弱いものを、抑圧されたエネルギーのはけ口にしてし まうことがよくあるんや。
子供を虐待してしまうお母さんや、いじめをしてしまう子供たちなんかの心にも、同じことが起こっ てるらしいわ。
ちょうどカズ姐さん 、心屋仁之助さん が、そこらへんのことをブログで説明してくださっているから、 読んでみ」
オレはかけるにお二人のブログを読ませた。
でも、平静さを失っているかけるは、全く理解できないようだった。
かける「全然わかんないよおお~。あの優しかったダンボさんが…ダンボさんが…うわ~ん!!
」
かけるは泣き続けた。オレはそんなかけるに向かって、説明を続けた。
とげる「たぶんな、ダンボさんは小さい頃から最近まで、ご両親や周囲の人たちの目を気にして、すごく自 分を押し殺して生きていたみたいやねん。
知らず知らずに怒りを溜め込んでしまっていたんやな。
それからダンボさん自身も、完璧主義になり過ぎるところがあって、それが『自分自身への怒り』に 変わってしまうこともあるみたいや。
最近はそれでも、ずいぶん楽になってきたみたいやけど、まだたくさんの怒りが、発散されずに 残ってるんやな。
そして近頃ダンボさんは、『ハーモニードリームランドプロジェクト』 で活動したり、
優しい彼氏さんのおかげで幸せを感じる瞬間もあって、心が『光』に向かったので、
隠されていた心の『闇』がボロボロ出てきたのかもしれへんな。
なあかける、ダンボさんも辛いんや。
かけるを本当に傷つけないために、あえて、ひどい言葉を書き綴ってるんやで。
それに、ブラックダンボの片鱗が見えると、さすがの優しい彼氏さんもドン引きするらしいし。
この前なんてな、彼氏さんが『自分の子供を虐待する親の気持ちがわからない』って言ったことで ダンボさんは逆上して、泣きながら彼氏さんとケンカしたらしいわ。
しかも彼氏さんの生徒さんたちがいらっしゃる前で泣いてしまったから、その場も凍りついてしまっ て、大事件や
かける、ダンボさんの怒りがかけるに向かうのは、かけるのことが憎いからやないんやで。
ダンボさんがかけるをすご~く、すご~く愛しているからなんやで。
それをわかってあげてな。な、かける…」
…しかし、かけるは返事をしなかった。気がつくとかけるは泣き疲れて、スヤスヤ眠っていた
オレは、かけるにお布団をかけてやった。
すると、遠くの方から、ダンボさんの声が聞こえてきた。
ダンボ「かける~、おやつだよ~!おいで~!」
それは、ブラックダンボに乗っ取られてない、優しいダンボさんの声だった
眠っていたはずのかけるは、「おやつ」という言葉を聞いたとたんに、パッチリ目を開けた。
とげる「かける、おやつやって。行きなよ」
かける「行かない!ぜったいに行かない!」
とげる「大丈夫やって。今のダンボさんは怖くない。もちろん、おやつに毒なんか仕込まれてないで」
かける「行かないって!とげるが行ったらいいじゃないか」
とげる「行きなって」
かける「行かない」
またダンボさんの声が聞こえた。
ダンボ「かける~おやつだよ~!」
とげる「かける、ほら」
かける「ふんっ」
ダンボ「かけるの好きなクッキーだよ~。来ないの?」
かける「…く、クッキー?…」
かけるの目の色がちょっと変わった。
ダンボ「焼き芋もあるよ~!焼きたてだよ~!
かける「…やきいも…」
ダンボ「食べたらお散歩に行こう!外はいい天気だよ!
」
かける「は~い!
」
クッキーと焼き芋とお散歩の魅力には勝てなかったのか、あっという間にかけるは走って行った。
そのままかけるはお散歩に行ったらしく、なかなか帰って来なかったが
1時間ほどたって、オレの部屋に入ってきた時には、いつものニコニコ笑顔だった↓
かける「とげる~!お散歩楽しかったよ!おやつも美味しかったし!
うれしいなあ~。らんらん
」
とげる「よかったな。ダンボさん優しかったか」
かける「うん!優しかった
ねえ、とげる、たぶんね~、あの文章書いたのね、ダンボさんじゃないんだよ。
なんか悪いやつらが、窓からしのび込んできて、ダンボさんのパソコンにこわ~い文章を書きこん で、去っていったんだよ。
だってあんなにいい人のダンボさんが、そんなことするはずないもん
」
「いい人だからアカンねん!」とオレは思い、またブラックダンボの説明を繰り返そうと思ったが、やめた。
かけるにいくら説明をしても、わかってもらえるわけはない。
かけるはいつも笑顔で、人の善意を信じている。それがかけるの魅力や。
人の心に潜む闇を理解してしまったら、それはもはや、かけるではないのかもしれない。
それに、かけるにとってダンボさんは、お母さんみたいなものや。
お母さんの心に潜む凶暴性を子供が感じてしまったら、子供は安心して暮らせへんもんな。
オレは決心した。
かけるにはこれからも、いつも笑顔でいてもらおう。
かけるを怖い目に合わせないよう、オレが気を付けよう。
闇はオレが引き受ける。
それがかけるの相方である、オレの使命や
(↑これ書きながら思った。
オレってめっちゃ、カッコ良くないか~!!!
)
…それにしても、ダンボさんは大変やな…とオレは思った。
しばらくブラックダンボの勢力は衰えそうにない。
どうすれば、ダンボさんとブラックダンボの戦いを終わらせることができるんだろう?
オレは悩み続けた。
もう、かけるを怖い目に合わせるわけにはいかない。
どうすればいい?どうすれば…
…しかし、その時のオレはまだ知らなかった。
ダンボさんとブラックダンボとの戦いは、その後、急展開を迎えることを…
(ブラックダンボとの戦い その2につづく)
だいぶ春になってきたな。
今日はな、少し前に、かけるの身に起きた、重大事件ついて話すわ。
よかったら聞いてな。
あの日、あのいつも笑顔のかけるが
なんと泣きながら
、オレの部屋に入って来たんや。かける「とげる~!こわいよ~!助けてええええ~!(号泣)」
いつもお気楽なかけるが泣くなんて、前代未聞の出来事や。
オレはびっくりして訳を聞いたんや。
かけるはしゃくりあげながら、やっとのことで話した。
かける「ダンボさんが、ダンボさんが…パ、パソコンで怖い文章を書いてるんだよ~!ひ、ひっく…」
かけるはオレをダンボさんの机のところに連れて行った。
そこにはダンボさんは居なくて、電源が入ったままのパソコンがあった。
オレがパソコンを操作して確かめると、デスクトップにはこんな文章が貼り付けられていた。↓
「私は私のまわりの人間たちに対して怒っている。
だから私の周囲の人間たちすべてと
かけるを八つ裂きにしてやりたいのだ!
みんなが生爪を剥がれ、ナイフでめった刺しにされ
吠えながら苦しむ様子を見たい。
さぞかし気分がいいだろうな。
かけるは頭をナタでスパっと切り落とされる瞬間
ギャーッと鳴きわめくだろうな!
はははははは!いい気味だ!」
他にも、ダンボさんの文章には、みんなを×ろしてやる!とか、かける×ね!とか
アメブロの禁止ワードで引っかかってしまいそうな言葉のオンパレードがあった。
オレは思わず顔をしかめた。
かける「このパソコンって、ダンボさんしか使わないでしょう?だからこれって、ダンボさんが書いたものに 間違いないよね」
とげる「ああ、残念ながらそうやな」
かける「なんでダンボさん、こんな怖い文章を書くんだよ~。しかもぼくに×ね!だなんて!
怖いよ!ひどいよ!!こんなの信じられないよ~!(泣)」
とげる「かける、かわいそうになあ。だけどなあ、ダンボさんもこれを書きながら、苦しんでるんやで」
かける「なんでだよ!自分で書いて自分で苦しむんだよ!ううううう~(泣)」
とげる「あのな、かける、よく聞いてくれ。これは、正確に言うと、ダンボさんが書いたもんやない。ブラック ダンボの仕業や」
かける「ブラックダンボ?」
オレはかけるに、ブラックダンボのこと について話した。
ダンボさんの中には、ブラックダンボという人格がいること。
そいつは怒りを溜めに溜め込んでいるため、些細なきっかけでキレて凶暴になり、
何をしでかすかわからない危険なヤツだと言うことを。
とげる「ダンボさんはな、ほんの数日前、こんなことをオレに言ったんや。↓
『ねえ、とげる…どうしよう…最近、私の中のブラックダンボが、急に凶暴になってきてね、怒りがど うしても抑えられないのよ。
仕方ないからパソコンで悪い言葉を書き殴ってみたり、いらない本を破いて壁に投げつけたり、
新聞紙を丸めて物を叩きながらバカヤロー、×ね!って叫ぶんだけど、全然効果ナシ…
なにより一番罪悪感を感じるのは、その怒りが、なぜかかけるに向くことよ。
かけるが嬉しそうに走り寄ってきただけで、イライラして、かけるを×ろしたくなるの』」って…
かける「やだああああ~!(号泣)なんでぼくを×ろすんだよ!ぼく、なんにも悪いことしてないじゃないか あ!」
とげる「うん、かけるは何も悪くない。でも心っていうのは不思議なものでな、
自分が心を許しているものや、抵抗できない弱いものを、抑圧されたエネルギーのはけ口にしてし まうことがよくあるんや。
子供を虐待してしまうお母さんや、いじめをしてしまう子供たちなんかの心にも、同じことが起こっ てるらしいわ。
ちょうどカズ姐さん 、心屋仁之助さん が、そこらへんのことをブログで説明してくださっているから、 読んでみ」
オレはかけるにお二人のブログを読ませた。
でも、平静さを失っているかけるは、全く理解できないようだった。
かける「全然わかんないよおお~。あの優しかったダンボさんが…ダンボさんが…うわ~ん!!
」かけるは泣き続けた。オレはそんなかけるに向かって、説明を続けた。
とげる「たぶんな、ダンボさんは小さい頃から最近まで、ご両親や周囲の人たちの目を気にして、すごく自 分を押し殺して生きていたみたいやねん。
知らず知らずに怒りを溜め込んでしまっていたんやな。
それからダンボさん自身も、完璧主義になり過ぎるところがあって、それが『自分自身への怒り』に 変わってしまうこともあるみたいや。
最近はそれでも、ずいぶん楽になってきたみたいやけど、まだたくさんの怒りが、発散されずに 残ってるんやな。
そして近頃ダンボさんは、『ハーモニードリームランドプロジェクト』 で活動したり、
優しい彼氏さんのおかげで幸せを感じる瞬間もあって、心が『光』に向かったので、
隠されていた心の『闇』がボロボロ出てきたのかもしれへんな。
なあかける、ダンボさんも辛いんや。
かけるを本当に傷つけないために、あえて、ひどい言葉を書き綴ってるんやで。
それに、ブラックダンボの片鱗が見えると、さすがの優しい彼氏さんもドン引きするらしいし。
この前なんてな、彼氏さんが『自分の子供を虐待する親の気持ちがわからない』って言ったことで ダンボさんは逆上して、泣きながら彼氏さんとケンカしたらしいわ。
しかも彼氏さんの生徒さんたちがいらっしゃる前で泣いてしまったから、その場も凍りついてしまっ て、大事件や

かける、ダンボさんの怒りがかけるに向かうのは、かけるのことが憎いからやないんやで。
ダンボさんがかけるをすご~く、すご~く愛しているからなんやで。
それをわかってあげてな。な、かける…」
…しかし、かけるは返事をしなかった。気がつくとかけるは泣き疲れて、スヤスヤ眠っていた

オレは、かけるにお布団をかけてやった。
すると、遠くの方から、ダンボさんの声が聞こえてきた。
ダンボ「かける~、おやつだよ~!おいで~!」
それは、ブラックダンボに乗っ取られてない、優しいダンボさんの声だった

眠っていたはずのかけるは、「おやつ」という言葉を聞いたとたんに、パッチリ目を開けた。
とげる「かける、おやつやって。行きなよ」
かける「行かない!ぜったいに行かない!」
とげる「大丈夫やって。今のダンボさんは怖くない。もちろん、おやつに毒なんか仕込まれてないで」
かける「行かないって!とげるが行ったらいいじゃないか」
とげる「行きなって」
かける「行かない」
またダンボさんの声が聞こえた。
ダンボ「かける~おやつだよ~!」
とげる「かける、ほら」
かける「ふんっ」
ダンボ「かけるの好きなクッキーだよ~。来ないの?」
かける「…く、クッキー?…」
かけるの目の色がちょっと変わった。
ダンボ「焼き芋もあるよ~!焼きたてだよ~!
かける「…やきいも…」
ダンボ「食べたらお散歩に行こう!外はいい天気だよ!
」かける「は~い!
」クッキーと焼き芋とお散歩の魅力には勝てなかったのか、あっという間にかけるは走って行った。
そのままかけるはお散歩に行ったらしく、なかなか帰って来なかったが
1時間ほどたって、オレの部屋に入ってきた時には、いつものニコニコ笑顔だった↓
かける「とげる~!お散歩楽しかったよ!おやつも美味しかったし!
うれしいなあ~。らんらん
」とげる「よかったな。ダンボさん優しかったか」
かける「うん!優しかった

ねえ、とげる、たぶんね~、あの文章書いたのね、ダンボさんじゃないんだよ。
なんか悪いやつらが、窓からしのび込んできて、ダンボさんのパソコンにこわ~い文章を書きこん で、去っていったんだよ。
だってあんなにいい人のダンボさんが、そんなことするはずないもん
」「いい人だからアカンねん!」とオレは思い、またブラックダンボの説明を繰り返そうと思ったが、やめた。
かけるにいくら説明をしても、わかってもらえるわけはない。
かけるはいつも笑顔で、人の善意を信じている。それがかけるの魅力や。
人の心に潜む闇を理解してしまったら、それはもはや、かけるではないのかもしれない。
それに、かけるにとってダンボさんは、お母さんみたいなものや。
お母さんの心に潜む凶暴性を子供が感じてしまったら、子供は安心して暮らせへんもんな。
オレは決心した。
かけるにはこれからも、いつも笑顔でいてもらおう。
かけるを怖い目に合わせないよう、オレが気を付けよう。
闇はオレが引き受ける。
それがかけるの相方である、オレの使命や

(↑これ書きながら思った。
オレってめっちゃ、カッコ良くないか~!!!
)…それにしても、ダンボさんは大変やな…とオレは思った。
しばらくブラックダンボの勢力は衰えそうにない。
どうすれば、ダンボさんとブラックダンボの戦いを終わらせることができるんだろう?
オレは悩み続けた。
もう、かけるを怖い目に合わせるわけにはいかない。
どうすればいい?どうすれば…
…しかし、その時のオレはまだ知らなかった。
ダンボさんとブラックダンボとの戦いは、その後、急展開を迎えることを…
(ブラックダンボとの戦い その2につづく)