「水素吸入が、がんにいいらしい」
そんな話を見かけて、気になっている方もいるかもしれません。
今回は、進行した肺がんの患者さんに水素吸入を行った研究論文を、できるだけわかりやすく解説します。
水素療法は、進行性非小細胞肺がん患者の腫瘍の進行を抑制し、薬物の副作用を軽減するために使用できる。
最初に結論をお伝えすると、この論文は
“症状や治療の副作用をやわらげる可能性はありそう。ただし、これだけで『がんに効く治療』とまでは言えない”
という内容です。
この研究では、進行した非小細胞肺がんの患者さん58人を対象に、水素吸入を行ったグループと、行わなかったグループなどを比べています。
水素は、毎日数時間ずつ吸入されました。
比較されたのは、主に次のような点です。
・がんが悪化するまでの期間
・咳や息苦しさなどの症状
・抗がん剤や免疫療法による副作用
水素吸入をした患者さんでは、
・咳
・息切れ
・胸の痛み
・胸水
・血痰
などの症状が軽くなる傾向があったと報告しています。
さらに、抗がん剤や免疫療法、分子標的薬と一緒に使ったグループでは、
・吐き気
・発疹
・口内炎
・食欲低下
・血液の副作用
などが軽くなった可能性も示されました。
つまり、この論文の内容をやさしく言えば、
「水素吸入で、がん治療中のつらさが少し楽になるかもしれない」
ということです。
では、「がんに効く」と言っていいのか?
ここが一番大事です。
この論文では、水素吸入をしたグループのほうが、がんが進行するまでの期間が長かったと報告されています。
そのため、
「水素吸入は、がんの進行を抑えるのでは?」
と期待したくなる内容ではあります。
ただし、この研究だけで『がんに効く』と断定することはできません。
理由は、この研究がまだ“初期段階の小さな研究”だからです。
問題点としては、たとえば次のような点があります。
1. 人数が少ない
対象は58人で、かなり大規模とは言えません。
人数が少ない研究では、たまたまの差が結果に影響することがあります。
2. ランダム化比較試験ではない
患者さんを完全に公平に振り分けた研究ではありません。
そのため、水素以外の要因が結果に影響している可能性があります。
3. 本当に“抗がん作用”なのかはまだ不明
症状が楽になったり、副作用が減ったりすると、体力や生活の質が保たれます。
その結果として、全体的に良い経過に見える可能性もあります。
つまり、
「水素が直接がんを抑えた」とまでは、この論文からは言えないのです。
いちばん現実的なこの論文の受け止め方は、
“補助的に役立つ可能性はあるが、標準治療の代わりにはならない”
というものです。
もし今後、大規模で質の高い臨床試験で同じような結果が確認されれば、水素吸入の位置づけがはっきりしてくるかもしれません。
でも現時点では、
・肺がんに対する標準治療として確立しているわけではない
・これだけで治るとは言えない
・過大な期待は禁物
という段階です。
患者さんが特に気をつけたいこととして、このような研究が出ると、
「水素吸入だけでがんが良くなるのでは」と期待してしまう方もいます。
しかし、今の医学的な位置づけとしては、標準治療を置き換える根拠はありません。
そのため、
手術・抗がん剤・免疫療法・放射線治療など、主治医が勧める治療をやめてまで選ぶものではない
という点は、はっきりお伝えしたほうがよいでしょう。
まとめると・・・
この論文が示しているのは、
水素吸入で症状や副作用が軽くなる可能性がある
がんの進行を遅らせる可能性も示された
ただし研究の規模は小さく、証拠としてはまだ弱い
ということです。
現時点では、
「興味深い研究ではあるけれど、肺がんに効くと断言するには早い」
と理解するのが適切です。
この論文は、水素吸入の補助的な可能性を示した予備的報告としては興味深いものです。
水素ガス吸入療法にしろ何にしろ、癌に効いた!に飛びついて、標準治療を全否定する方がおられるのですが、私は現場でたくさんの患者さんを診ていて、抗癌剤が明らかに効いている症例も多いですし、免疫チェックポイント阻害薬が効果的な症例もありますし、放射線治療で癌が縮小しているケースもありますし、本当に個々のケースによって違うのです。
効果もないのに、ただただ体力を消耗させているだけの抗癌剤治療を継続することはオススメしませんが、効果があって副作用も少なく、体力も充実している患者さんには標準治療全否定ではなく、栄養療法や水素ガス吸入療法、高濃度ビタミンC点滴など、全部「おいしいとこ取り」すればいいと思っています。
最近はイベルメクチンやメベンダゾールを癌治療に使っているのですが、抗癌剤の効きが良くなり減量でき、耐性も生じず標準治療の補完になっている患者さんを大勢診ています。
再利用薬としての可能性を感じるこの頃です。
抗癌剤に比べると安いと患者さんからは経済面でも喜ばれているイベルメクチン。
癌治療の可能性が広がってきています。
水素ガス吸入は薬と違って副作用もありませんから私は積極的に取り組んでいます。
できれば毎日吸入する方が効果的なので、自宅で吸える簡易型の水素ガス吸入機も取り扱っています。
ただ大型の機械より水素ガス発生量が少ないため、癌治療の場合は大型の機械をオススメしています。
高価ですが就寝中に7〜8時間吸えて、手入れもほとんど必要なく、耐用年数が長いので小型の水素ガス吸入機を購入するよりコスパはいいかもしれません。
最近、患者さんで購入される方が増えてきましたが、皆さん、「高かったけど買って良かった!価値があった!」と喜ばれています。
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患者さんのリクエストで復活させた
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