ズルイ外来診療?! | みのり先生の診察室

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5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

GWに医師専用サイトの医療ニュースを見ていたら、目を引くタイトルが・・・

 

 

「ズルイ外来診療の儲けのカラクリ」

 

 

という、何やら意味深なタイトルに引かれてクリックすると、脳神経外科医の先生のブログが記事に、そのまま引用されていました。

 

 

元の記事にリンクが貼ってあったので見に行くと、なんと!同じアメブロじゃないですか。

 

 

すごいこと書いてる先生がいるー!と思って記事を読もうとしたら、2014年11月23日に書かれた記事でした。

 

 

そんな前の記事をなぜ今頃、医療ニュースで取り上げる?と疑問に感じましたが、6年たっても内容は色あせておらず、こんな素晴らしい記事を埋もれさせておくのは勿体ないと思ったのでシェアすることにしました。

 

 

コチラの記事から順番に読むと理解しやすいです下矢印

 

ズルい外来診療に気を付けましょう

 

ズルい外来診療の儲けのカラクリ&実例 再診料と管理加算

 

 

私も以前、同じような内容の記事を書きました下矢印

 

治らずにずっと通ってくれる方が医療機関は儲かる

 

ずっと肛門科通い?!

 

治ったら肛門科に通う必要はないんですよ

 

 

うちの診療所は、完全自費の自由診療なので、保険診療の点数のことは全然分かりません。

 

ただ、開業医の先生方が「点数」と言っているのを聞いたことは何度もあります。

 

 

私たちは診療費の値段を自分たちで決めることが出来ますが、保険診療では国が料金を決めています。

 

それを点数で表していて、確か1点=10円だったと記憶しています。

 

例えば100点だと1000円ですね。

 

保険証を持っていけば患者さんの窓口で払う金額は3割負担だと300円になります。

 

かかった診療費のうち、国が7割を負担してくれているので窓口では安いわけです。

 

ただ毎月、保険料を支払っていますけどね・・・。

 

 

当然、保険点数が高い技術ほど身入りがいいわけで、肛門科では診察だけより手術をする方が儲かるわけです。

 

 

そして診察だけなら、一度で終わるよりも、何度も通ってもらう方が儲かります。

 

 

経営的に考えたら、いかにリピートさせるかが収益のポイント。

 

でも私はちょっと違うと思うのです。

 

 

医療に経営の話を持ち込むとおかしなことが起こりがち。

 

売上げのために手術を増やしたり、必要ないのに何度も通ってもらったり、必要の無い治療や検査が横行する過剰医療・過剰手術を生み出す可能性があります。

 

そもそもなんで病院に通うの?

 

「病気を治すため」ですよね?

 

決して「病院に通うため」に受診してませんよね?

 

 

だったら

 

とっとと治して

早く通院を終わらせようよ

 

って思うのです。

 

 

私の外来に来られる新規の患者さんのほとんどがセカンドオピニオンです。

 

何軒も色々な肛門科(を掲げている施設)を回ってから、最後の砦だと思って受診される人も多いです。(料金が高いですからね・・・)

 

皆さん、何年もずーっと肛門科通いされてるんです汗

 

通院の頻度はケースによってまちまちで、「調子が悪くなったら受診する」という人もいるのですが、驚いたのは「2週間に1回、何年も通院している」というケースです。

 

2週間分の痔の薬を処方されて、それが無くなったら受診するよう先生に言われ、指示通りずっと通ってきたと。

 

診察は1分くらいで、「じゃ、また薬出しときます。」で終わり。

 

肛門の診察をしてもらったのは初診の時の1回きりで、そのあとは何年もお尻を見せてないと滝汗

 

一生このまま

肛門科に通い続けるんだろうか・・・ガーン

 

と疑問に感じ、別の肛門科に行ってみようと思い立ち、セカンドオピニオンで遠方から受診された患者さんは、慢性の切れ痔(裂肛)でしたが、痔の原因となった便通を治してもらったら2週間で完治し、2回目の通院で治療が終了しました。

 

その患者さんの話も以前、記事にしました下矢印

(かなり毒のある内容ですが実際の患者さんの言葉ですあせる

 

「行列が出来る肛門科なんですよ〜。治らないから(笑)」

 

 

うちの診療所は自由診療ということもあって、料金も随分高いですから、

 

いかにリピートさせないか

 

ということを必死で考えて治療に取り組んでいます。

 

 

出来るだけ早く

通院の回数も少なく

 

痔を完治させたい

痔とうまく付き合えるところまで持って行ってあげたい

 

 

そんな風に考えて診療に当たっています。

 

 

痔が治ったあとは

患者さんが生活の中で

排便管理を続けるだけ。

 

それがうまくいっている患者さんは再発しません。

 

ちょっと調子が悪くなっても

受診しなくても

自分で治せます。

 

自分で治す方法も

しっかり教えています。

 

だから

ほとんどの患者さんが

 

年に1回のお尻健診だけ来られています。

 

 

定期的に通院してもらっているのは

 

肛門狭窄で拡張するために診察に来てもらっている人だけ。

 

 

それでも1〜3か月に1回の通院ペースです。

 

肛門が拡がったら

もっと通院の間隔をあけていきます。

 

 

痔って

糖尿病や高血圧症のように

 

ずっと薬をもらいに通い続ける病気じゃなくて

 

治ったら

通わなくてもいい病気なんですよ。

 

 

だから

ちゃんと治して

通院を終わらせて欲しい。

 

 

そして

また痔にならないように

 

排便管理をしっかり続けて

 

調子が悪くなったときに

たまーに受診したり

 

定期健診として

年に1回だけチェックする。

 

 

それが私たちの目指す肛門医療。

 

 

治ったら

患者さんは通って来なくなるので

大して儲かりません。

 

行列も出来ません。

 

外来もすいています。

 

 

でも何とか生き残って来れたのは

私たちが提供する医療に

価値を感じ

 

高い治療費を払ってでも受診したいと、わざわざ自由診療の当院に来て下さった患者さん達のおかげです。

 

 

そんな

患者さん達のおかげで

私たちは生かされています。

 

 

本当に感謝です。

ありがとうございます。

 

 

お店ではお客さまに「ありがとうございました」と言いますが、医療機関では逆です。

 

客の立場である患者さんが「ありがとうございました」と言ってくれる。

 

そんな「有り難い」仕事は、そうそうないと医師ではない両親から言われました。

 

 

だから私は「おだいじに」の言葉に「ありがとう」の気持ちを込めて患者さんを送り出しています。

 

伝わっていると嬉しいです。

 

 

こんな変わった医者ですが

必要としてくれている人がいて

治療を喜んで下さる患者さんがいる。

 

その数は少なくても

患者さんのために

頑張ろうと思います。

 

 

長くなりましたが

最後まで読んで頂き

ありがとうございました。

 

1日1花

今日の花は

 

 

診療所のセラピードッグ「ラブ」あしあと

ドッグセラピーが出来るのも

自由診療だったから

 

いいと思ったことを

どんどん取り入れられるのも

自由診療ならでは

 

誰にも何にも縛られず

自分たちの医療を貫けるのも

自由診療だったから

 

 

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