病院で処方されるモノにも
市販で売っているモノにも
ステロイド入りのモノが多いです。
そのような坐薬や軟膏をずっと使っていると、ステロイド剤の副作用が出てきます。
私は医者になってからの4年間、皮膚科医をしていたので、ステロイド剤の副作用については経験があります。
特に肛門周囲の皮膚は薄いので、副作用が早く、少量でも出やすいです。
どんな症状があるのかというと
皮膚が薄くなったり、毛細血管が拡張して赤くなったりすることが多いです。
肛門の皮膚も同じです。
そして驚いたことに
肛門の中にも同じような現象が起こっているんです。

どんな症状で受診されるのかというと
肛門がヒリヒリする
(ピリピリと表現される人もいる)
ちょっとしたことですぐに出血する
別に便が硬いわけじゃないのに血が出る
ちょっとした刺激で肛門が裂けるような感じがする
紙で拭いただけでヒリヒリして血が付く
などが多いです。
診察すると
肛門周囲の皮膚は薄っぺらい感じになっていて
毛細血管が拡張して赤く見えます。
つっぱったような伸縮性の悪い皮膚で
引っ張ると容易に裂けます。
肛門の中も上皮や粘膜が薄い感じで
全体的に赤く見えます。
診察でじわっと血がにじむケースもあります。
そのような患者さんは
長年、毎日、ステロイド入りの痔疾薬を使っています。
10年以上使用している人に多いですが
5年くらいでも症状が出ている人もいます。
10年以上、ずっと肛門科に通院していて
受診する度にステロイド入りの注入軟膏を
朝晩1日2回入れるように処方され
せっせと使っている人が多いです。
中には
「痔は治らないから一生、この薬が要るから覚悟しておいて」
と先生に言われた患者さんもいました。
毎回、受診する度に紙袋一杯の薬を大量にもらって帰っていたそうです。
最初のうちは使うと症状が楽になったりもしていたそうですが、だんだん効かなくなってきたと・・・。
そして使っても何も症状は変わらないどころか
使っても痛い、でも使わないと余計に痛いので薬がやめられなくなったと・・・。
ステロイド外用剤の副作用は
残念ながら難治性です。
元通りの健康な皮膚に治ることは正直、難しいです。
薄くなってしまった皮膚が分厚くなることも難しいです。
皮膚の色が元に戻ることも難しいです。
でもステロイドを中止することにより、少しずつ症状は改善していきます。
治療の第一歩は薬をやめることから始まります。
今まであった痔の症状は
便通を直せば改善することが多いです。
だってね
痔になった原因である便通を直さずに
薬だけ使っていても良くなりませんから。
痔の根本治療は便通を直すことです。
それをせずに
薬だけ使っても
手術だけ受けても
また痔を繰り返します。
たかが痔の薬・・・と思ってはいけません。
取り返しの付かない皮膚になる前に
長期連用はやめましょうね。
痔の薬はずっと使い続けるモノではありません。
治ったら使うのをやめるんです。
治らないなら便通を直す必要があるんです。
あなたは痔の薬をずっと使い続けていませんか?
その薬にはステロイドが入っていませんか?
ステロイドの副作用は出てませんか?
診療所のセラピードッグ「ラブ」
犬のようちえんで他のワンコと
一緒にトレーニング♪
しっかり集中できてます

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