今のところ調子もいいし
別に困ってることもないし
このまま妊娠しても
私の痔、大丈夫よね?
いや
それとも
妊娠中にえらいことになったら困るから
妊娠前にちゃんと切って治すべきかな・・・
というご相談をよく受けます

妊娠前に切るべきか切らざるべきか
これはケースバイケースですし
何よりもご本人の希望と納得が大切です。
だってね
正直言って
妊娠中に痔が悪化するかどうかは
妊娠してみないと分からない

今までの私の17年間の肛門科診療でも
本当に色々なケースを経験しました。
立派な脱肛があるから、この人は腫れるだろうな・・・
と心配してた妊婦さんは何ともなくて
大した痔じゃないからこのまま妊娠しても大丈夫よ!
って自信満々に答えた患者さんが腫れちゃったり・・・

本当に・・・分かりません

妊娠中の便通も人によって違いますし
難産か安産かでも肛門にかかる負担が違います。
だから一概には言えないのです

でも
それでもやっぱり
うーん・・・
このオシリで妊娠・出産はキツイよな・・・
という病状の患者さんには
妊娠前に切ったら?
ってアドバイスします。
今まで本当に悲惨な妊婦さんや出産後の患者さんを見てきたので
安易に「妊娠しても大丈夫」とは言えないのです。
だって妊娠中に嵌頓痔核(かんとんじかく)になって腫れちゃった妊婦さんの全員が
「お産よりも痛かった
」って言ってましたから

ひどい人だとリンゴくらいの大きさに腫れ上がってて
座ることも出来ず、
痛みのあまり声も出ないくらいでした。
そして
そのようなひどい腫れ方をする人は
妊娠前から立派な脱肛がありました。
だから率直に意見を伝えるようにしています。
その上でどうするかを決めるのは患者さん自身。
妊娠前に手術するという選択も
手術しないでこのまま妊娠するという選択も
どっちを選んでもいいんです。
私の意見と違った選択をしても怒ったりしませんから

私に出来る最大限の応援をさせてもらおうと思っています

その代わり
覚悟をして妊娠してもらってます

自分で決めたことは後悔を生みません。
つらくても患者さん自身が納得されています。
選択はすべて正しい
そして
選択は自己責任
そういう意識の人は強いです。
人のせいにしたり
自分の状態を嘆いたりしません。
どんな選択をしても
患者さんのことを受け止めて
精一杯の応援をしたいと思っています

あなたはどうしますか?
妊娠前に切るべきか?
本当に迷いますよね。
診療所のセラピードッグ「ラブ」
どれがラブか分かりますか?
真ん中の首をかしげてる
トイプードルがラブです

どれがラブか分かりますか?
真ん中の首をかしげてる
トイプードルがラブです
