今日はマーケティングの話です。
経営とマーケティングは切っても切れない関係です。
経営者向けのセミナーや勉強会では
必ずと言っていいほどマーケティングの話が入っています。
いかに売るか?
ということはどんな業種でも永遠の課題でしょう。
色々なマーケティングの手法がありますが
どれもこれもやっぱり強烈な違和感を感じましたね

例えば
売れる商品があるわけではない
売れる売り方があるだけ
というもの。
これを医療に当てはめると・・・
商品は医療においては「診断」や「治療」から「薬」や「検査」まで多岐にわたります。
私たちにとっての商品で最も重要なのは「手術」でしょうか?
売れる手術があるわけではない
売れる売り方があるだけ
うーん・・・(-_-;)
すごい違和感(-_-;)
でも、実際にこの手法でアドバイスする経営コンサルが多いんです。
患者さんにはなるべく点数の高い手術を勧めて
たくさん手術件数をかせいで下さい
どうせ患者さんはシロウトだから
何も専門的なことは分からないのだから
先生が情熱を持って説得すれば手術に応じる
手術になるかどうかは
先生の話の持って行き方次第ですよ
などと先輩開業医からもアドバイスされました。
だけど・・・
この考え方には患者さんも置き去りにされてますし
「技術を磨く」という基本的なことが抜け落ちています。
そこにあるのは「いかに売るか」ということだけで
最も大切な売りものである「商品(=技術)」の価値を高めることは議論の対象にすらなっていません。
私たちは医師であるとともに手術をする「職人」でもあるわけで
技術を磨くことなしに「売り方」に終始すると
その場では売れたとしても
いずれお客様(患者様)から見放されることでしょう。
それにね・・・
うまい言葉で
自分を大きく見せて
誇大な表現で
患者さんを手術に持ち込んだとしても
説明通りのものを提供できなければ
患者さんは手術を受けたことを後悔するでしょう。
期待外れに終わった治療は評判を落とします。
そして長い目で見たら患者さんの信用を無くすことにつながり、いずれ売れなくなります。
セカンドオピニオンで来られる患者さんがしきりに言われます。
どこのクリニックもホームページには良いことしか書いてない
実際に受診したら書いてある内容と全然違うことが多い
本当にそう思います。
だから
私たちの診療所のホームページは嘘がないようにしよう
そう思って作りました。
実際に受診された患者さんの声を掲載して
誇大広告や詐欺にならないように注意しています。
さらに
このブログを始めてから来られる患者さんのミスマッチがほぼゼロになりました。
私たちの思いや
私たちの考え方や
私たちの治療方針を
ちゃんと理解して来られるので
本当にストレスなく診療を出来るようになりました。
誰でもみんな来て下さいね~
っていうマーケティングではなく
私たちの考え方に共感して下さる人に来て欲しい
という強烈なメッセージをブログとホームページで発信しているからです。
だから私の中でのマーケティングとは
自分たちも患者さんも幸せになれるような医療を行うためのものであり
自分が発信する情報が顧客(=患者さん)を決めるので
ある意味、顧客(=患者さん)をふるいにかけているようなものなのかもしれません^_^;
だってうちの診療所は自由診療です。
日本では国民皆保険制度のもと、素晴らしい格安の医療が保険証1つでどこに行っても受けられるのに
わざわざ高いお金を払って自由診療の施設を受診するからには
価格に見合ったモノを提供しなければなりませんし
私たちが提供するモノに価値を感じている人に来てもらわなければミスマッチが生じます。
価値を感じない
金額が高すぎる・・・
と思ってる人は無理してうちの診療所に来てはいけないんです。
お客様(患者様)がお店(医療機関)を選ぶように
私たちも自分の顧客を選ばないといけないんですよね。
それはお互いのためでもあり
そのためのマーケティングなら意味があると思いました。
これが長年、ずっと経営やマーケティングのことを勉強してきた私がたどり着いたことです

今は違和感なく自分が信じたマーケティングをやれています。
このブログもマーケティングの1つです。
そうです。
自分たちの価値は何であるのか
自分たちにしか提供できないモノは何なのか
それをいかに分かりやすく伝えるにはどうすればいいのか
それをとことん考え抜くことこそマーケティングの基本。
マーケティングを通して自分たちの仕事を見直す良い機会になりました。
これからも続けたいと思います。
診療所のセラピードッグ「ラブ」
一番手前がラブです
ラブが居ることも
うちの診療所の価値です
一番手前がラブです

ラブが居ることも
うちの診療所の価値です
