我が家には不登校5年目になる息子がいる

 

この春、不登校のまま中学生になったが

担任の先生に

「○○君、どんな様子ですか?」と聞かれたら

「元気にしてます」と

即答できるくらいには元気に過ごしている

 

 

けれど私の心の状態が不安定な時は

必ず頭をよぎる事がある

 

 

それは学校が担っている役割の全てを

代役として私が背負わなければならないという

恐ろしく大きなプレッシャーを感じること

 

 

栄養バランスを考慮し

栄養士の方が考えたメニューの給食の代わりに

料理が苦手な私が作る

お粗末な昼食にどんよりし

 

 

受験に関わってくる教科や

それ以外にも教わることができる実技教科などを

学校外で勉強するための代替え案の模索しても

今の息子にはまだ早いようにも感じてしまう

 

 

不登校対応の塾の高額な授業料には

思わず泣きそうになるし

 

ましてや今の時代

フリースクールも定員に達していて

見学すらできないところまである

 

 

塾やフリースクールなどの

学校外の居場所を持てている子が

つい羨ましく見えてしまう

 

 

通学や体育、部活などの代わりとして

なにか運動をさせるにしても

本人が億劫であれば

無理矢理に動かすこともできない

 

 

 

中学生ともなれば

心も体も思春期として大きく変化していくのに

学校や友達とのつながりの中で得られることを

代わりに私が息子に伝えなければならない

 

デリケートなことをどう伝えたらいいのか

頭を悩ませてくる

 

 

母親として

生活にまつわる世話以外に

この大きな役割を果たすために

どこまで努力できるのかどうか

 

そのプレッシャーに襲われて

押し潰されそうになる

 

 

 

「一人で抱え込まないで」

「外部の専門家やサポートに頼って」

 

 

そんなことは分かっているよ

一人でできるわけないし

私はなんの専門家でもない

 

 

「医療のサポートを受けてください」

「福祉のサポートを受けてください」

 

 

そんな言葉も何度聞いたことか

それは私たち親子の現状を

他へ丸投げされているようにも聞こえる

そこで感じる閉塞感は

絶望に近いとすら思う

 

 

今、通信制大学で社会福祉を学んでいて思うのは

制度も仕組みも

個々のニーズに合わせられるように多様化し

多職種が連携して

サポート体制が整備されてきているけれど

 

 

当事者が福祉のサポートに頼ろうと思えるまでの

心の状態に持っていけるかどうか

それが最初の大きなハードルなのだと感じる

 

 

支援センターの社会福祉士と面談をしてみても

まずは息子を支援機関に連れて来ること

家庭訪問であれば

息子が初対面の彼らと話す意思があること

そんな初歩的な段階でつまずいて

援助が進まないのが現実だ

そうしてそのままフェードアウトされていく

 

 

「全ては母親の私が背負わなければならない」

 

 

子どもの未来までも

全てが自分の責任として

覆いかぶさってくるような大きな不安

 

そんな不安に追い詰められた時の

極端な考え方だとは分かる

 

 

 

それでもそう思えてしまうのは

外部に繋がる道が

閉ざされているように感じてしまうからだ

 

 

息子は不安や焦りを伝えてくれるし

興味事も人との繋がりも求めていると分かるのに

 

いざ外と繋がろうとすると怖がってしまう

傷つけられることが怖いのだと思う

 

 

じゃあどうしたらいいのか?

出口が無いように感じて

無限に続くようなこの時間を

どう越えていくのか

 

 

今はまず最初のハードルを越えるしかない

 

 

外に出ていくために

息子の心の状態を整えること

息子が持つ感情を否定しないで

そのままを認めること

 

 

私は大きな不安とプレッシャーを

不必要に抱えてしまわないように

 

知識を増やし

不安を膨らませる価値観を見直し

自分の心を整えるのが最善策なのだと思う

 

遠回りなようでいて

それが最短なのではないだろうか

 

 

ほんとうは

道は閉ざされているわけでも

塞がっているわけでもない

 

そんな風に息子が感じられるようになり

私が併走していることで

安心感を持ってもらえる状態まで

一歩一歩進むしかない

 

 

まだまだ息子と一緒に歩く道のりは終わらない