子孫
父と母には4人の子どもがいる
わたしが小5の時
社会か何かで、親戚とか家族の成り立ちを勉強して帰ったことがあった
授業の中で、先生が多少脱線して
きょうだいあるあるのような話をしてくれた
長子は真面目でおっとりになりがち、とか血液型診断みたいな、
根拠はないけど盛り上がるやつだったと思う
その中で、三子(わたしは三女)は、しっかりものだけど想像力が豊かで芸術肌~
みたいに言われたのが、当たってるようで嬉しくて、
帰宅したらわたしはすぐさま母にその授業の話をした
洗濯物を畳みながら母は、笑うでもなく、悲しいふうでもなく、
ただ淡々と、でも唐突に「でもあんたは3番目じゃないんよね」と言った
小学校も高学年になっていたので
なんとなーく、言ってる意味はわかったのだけど
わたしが驚いたというか、ショックだったのは
他にきょうだいがいたかもしれない?ということを知ったことよりも、
ウキウキと興味深かった授業の話をする小5の娘に、
「今それ言う!?」っていうタイミングで、重たい話をぶっ込んできたことだった
楽しかった授業の余韻は消え去って、なんとも言いようのない残念な気持ちになった
あの夕方のことを、空気ごと光景ごとはっきり覚えてる
・・・と、これは本当に余談である
母を想う時、たびたび思い出すエピソードのひとつ
産むことの出来なかった子がいることを、小5の子どもに告げた時
母がどういう気持ちだったのか、もしも今聞いても「覚えてない」と笑うだろう
こんな風に、母は昔からピントが外れてるというか
わたしが期待しているものの、はるか斜め上をいく反応をする人だった
わたしが望む、いわゆる「優しいお母さん」とはだいぶ違っていて
どっちかというと、「面白いお母さん」と言われることが多かった
母自身は決して、自分がユーモアを持ってるとは思っていなかったと思うけど
決して豊かではなかった、両親の若い時代
子どもを産み、育てることは容易ではなかったらしい
それでも、4人の子どもを産み、育ててくれた
4人の子どもは、それぞれ所帯を持ち孫が産まれた
その孫がさらに所帯を持ちひ孫も産まれるようになった
今は、子どもの配偶者、孫と配偶者、さらにひ孫と
両親から派生した者たちは30人以上になった
正月やお盆には毎年20人以上が集うのだ、あの「家」に
子孫が集まるために二間の座敷は絶対に空けておきたい
両親にとっては、年に2回の集まりは
大事な大事な時間なのだろう
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2023/04/10
子孫が集まる時に
ご馳走をふるまうのが両親の何よりの楽しみ
「してあげる」ことが何よりの喜びであるのだ
「してあげる」ことが出来なくなることが
母にとっては一番の恐怖であり、落胆なのだと
理解はしている
だけど、ふたりから派生した子や孫たちは30人以上いるんだよ
「何もしてあげられなくなる、迷惑をかける」
というけれど、多少の迷惑くらいは許されるんじゃない?
ていうか、迷惑かけたって、30人もいれば1人の負担は大したことないよ
わたしはわたしの出来ることだけやるよ
あとは、心強い家族に任せるよ
結婚もぎりぎり、子も一人のわたしなので
結婚はすべき!とか
子どもはたくさん産むべき!とか、そういうことは申しません
だけど、両親には、こんなにも身内が多くいるんだから、
味方がたくさんいるんだから
ちょっとくらい迷惑かければ?!と思ってしまうまりりんです
明日は夫婦で畑仕事に行ってきます