エイプリルフール
わたしは春に産まれた
わたしを春に産んだひとへ
わたしが春に産んだ娘も11歳になりました
うれしい気持ちと悲しい気持ちで迎えた
今年の娘の誕生日
この春は、色んなことが片付いて
(色んなこと・といっても、些末なことだけど)
穏やかでゆっくりした、晴れやかな春になるはずだった
ここ数年世の中に暗い影を落としていたコロナのことも、
三年の時を経てようやく新しい段階になる
マスクを外し、大きく息を吸う、みんなで旅行の計画も立てていた
父から知らせがあったのは、娘の誕生日の前の日の夜だった
検査入院していた母の、検査結果についてだった
その1週間前、検査入院する時は
こんな結果を聞かされるなんて夢にも思わなかった
父から聞いた病名は、はじめピンとこない病名で
病名をスマホでググってみたら、文面からは絶望しか感じられなかった
手術も出来ず、現在の医学では治療法も確立されていないとのことだった
ゆるやかに・けれど・確実に病状は悪化し、悪化し・・・
かかるのは10万人に1人とか言われる病気
よりによってうちの母が?
年の割に無駄に元気な母が?
ノー天気で鈍感で空気読めない母が?
ハチャメチャな父と一緒になり散々普通とは違う体験をし、
ようやくようやく、父と二人、のんびりした普通の余生を過ごせると思っていた母が?
今年の娘の誕生日
春に産んでくれた母と
春に産まれた娘のことを想い
複雑な気持ちになったこと、一生忘れない
エイプリルフールの今日
やっぱり嘘でした!
誰かがそう言ってくれる!
そんな想いで過ごした春の一日でした
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2023/04/01
今日は片付けが少し進んだ
病気に関係なく、いずれ片付けたいと思っていた所だ
父はまだ諦めていない
諦めの悪い父なのは、昔からだけど
セカンドオピニオンで別の病気の可能性を
探ってもらおうとしている
わたしも、出来るかぎりのことをするつもり
なんだか、しきりに「家づくり」が始まった頃を思い出す
この春は新たな戦い、新たな「家づくり」のスタートだ