妻とはたまに外食をする。
かつては、「何が食べたい?」「どこにする?」と私の希望を訊いてくるのだが、私の希望が叶うことはほとんどない。
「今日は、とんかつが食べたい」「寿司がいいかな」「そばがいいかな」などと訊かれたから答えるだけなのであるが、必ずと言っていいほど「今日はそういう気分じゃない」とか「今日はそれ食べたくない」などと否定される。
「じゃ、何、食べる?」とこちらから訊いてみると、「イタリアンかな」とか、まれに「ラーメンか中華食べたい」と返ってくることもあるが、イタリアンになることが多い。イタリアンと言っても高級なコース料理ではなく、パスタやピザが食べられればいいのでカジュアルな店になる。
気軽に食べられる店が近くにいくつかあるので、そのパターンになる頻度がより高くなるのである。
なので、最近では希望を訊かれても考えないで「何でもいいよ」と答えることにしている。
「ええ?ちゃんと食べたいもの言ってよ」と妻は言うが、言ったところでいつものように否定されて、結局は妻の好みに合わせることになるのだから。
実際、今では何でもよくなっていて、「食」に対する執着が減ってきてしまっている気がしてならない。特に何を食べたいかと言う思考ができなくなっているのである。これは、あまりよろしくないのかもしれないな。
先日も「何でもいいよ」と答えると、妻が珍しく「ラーメンが食べたい」と言い出した。前から気になっていた店に行きたいと向かってみたが、生憎休みであった。事前にリサーチしておけばよかった。
すかさず、別なラーメン店を提案すると、今度は「もうお腹空いたから蕎麦でもいい」と言いだしたのである。妻はお腹が減ってくると不機嫌になるということを知っているので、慌ててよく行く「蕎麦屋」に車を走らせた。
昼時もあってか、少し待たされたが、その分余計に美味しくいただいて来ることができて妻も満足そうであった。すっかりラーメンモードになっていた私の「腹」もすぐに蕎麦モードに切り替えることができたのでよかった。
さて、本日取り上げるアルバムは、THE ROLLING STONESの『Beggars Banquet』(1968年)である。
オリジナル・アルバムとしては、9作目あたりかなと思うが良くは知らない。
なんといっても「悪魔を憐れむ歌」が強烈なインパクトである。
当時、この曲が聴きたくてこのアルバムを買ったくらいで、パーカスのリズムで始まり、呪術的な雰囲気のコーラスやヒステリックなキースのギター・ソロが印象的だ。
謎めいた歌詞(良く知らないけど)が悪魔崇拝ではないかと受け取られて、議論を呼んだこともあるらしい。
The Rolling Stones - Sympathy For The Devil (Live at Tokyo Dome 1990) - YouTube
The Rolling Stones - Street Fighting Man, Sweet Summer Sun (Hyde Park, 2013) - YouTube
アルバム全体としてはアコギを中心とした、ブルースやカントリー、フォーク的なサウンドの曲が多い。ドラムを使用しない楽曲が3曲もあるなんてね。
いずれにしろ、原点回帰しながらバンドの後の方向性を決めたような位置づけになっているらしい。
当初レコードのジャケットは金色で縁取られた薄クリーム色で中央にアルバムタイトルが書かれたシンプルなものだが、CDジャケットには「汚れた便所の落書き」の写真が採用されたものもある。




