「春眠暁を覚えず」と言われているように、この時期は目覚めるのが遅くなる。
なので、いつまでもゆっくりと布団の中にいたい。
そう思うのであるが、その貴重な朝の眠りを妨げる者がいるのである。
早朝、明るくなってくると、寝室の枕元というか、丁度寝ている頭の上の窓辺に雀がやってきては、窓枠をトントントン、カサカサカサと歩いて大きな音を立てるのである。
時には、雨戸の戸袋に巣でも作ろうとしているのか、藁くずや小枝をせっせと運び込んでいるようで、バサバサバサと尋常な音ではない。
そうなると、ゆっくり寝てはいられず、無理やり起こされてしまうのである。
なんとかならないものかと思うのであるが、上手い策が見当たらない。
いつだったか、そんな雀たちや卵でも狙ってのことなのか、青大将が戸袋に居座ってしまったことがあった。
朝、雨戸を開けようとしたら、雨戸が上手く戸袋に収まらず、途中でつかえてしまうので、また雀たちが巣でも作ってしまったのかとライトで照らした時はゾッとした。
大きな青大将が戸袋の中の壁にべったり貼りついてとぐろを巻いていたのである。
棒でつついても叩いても動かず、朝の1時間を悪戦苦闘してなんとか追い出したことがあった。
なので、雀が戸袋でガサゴソ大きな音を立てていると、それこそ寝てはいられないのである。
「自然が豊かでいいね」と誰かが言っていたが、勘弁してほしい。
さて、Jbbbさんからのパスはサザンオールスターズであった。
サザンが「勝手にシンドバッド」でデヴューしてきたときは、どうせ一発屋だろうと思っていたが、その後「いとしのエリー」が大ヒット。しかも、バラードであり、桑田本人も「売れる曲を作った」と言っていたので、これは本物だなと感心したものだった。
その後の活躍は周知のとおりであるが、「いとしのエリー」といえば、テレビ・ドラマ「ふぞろいの林檎たち」に起用された曲である。
そのドラマに出演していたのが中井貴一と時任三郎のコンビである。
前置きが長くなってしまったが、そんなことで、本日取り上げるアルバムは、時任三郎の『ZERO』(1991年)である。
時任三郎は、その後も俳優としてテレビや映画に数多く出演して活躍してきたが、バンド活動もしていて歌手としても同時期にデビューしている。
このアルバムは、彼のベストアルバムであるが、それまでに7枚のアルバムをリリースしている。
精悍で男っぽい歌い方に好感を持っているが、なんといってもデビュー・シングルの「川の流れを抱いて眠りたい」が大好きである。
若かった頃、よくカラオケでも歌ったものだった。
この曲を入れてマイクを握ると
「川の流れ・・・ん?美空ひばりじゃねえのか?」
「時任三郎?聴いたことねえな」
「時任三郎も歌うんだ?」
などと、ガヤが入るのは必須だった(笑)
