定年退職を機に自分へのご褒美としてあこがれのスピーカーを購入した。

 

あこがれというのはメーカーのことであって、機種にしてみれば中古でさえ90万もするようなものには手が出せず、ほどほどのもので手を打った。

 

使っていた中古のアンプがイカれたので新品に買い替えたら、スピーカーとの相性が悪かったのか低音のしまりがいまいち。中古のアンプの方がよかった。

 

ボリウムをあげると高音が強調されて耳が痛くなる。

加齢のせいで耳がおかしいのかどうかは定かではないが。

 

最近、レコードを聴く機会が増えてきたので、音が出るだけの昔買ったプレイヤーでは物足らなくなってきた。

 

以前、量販店で試聴したあるメーカーのスピーカーにも未練がある。

 

一度きりの人生だから、いっそ、ハイエンドなオーディオ・システムを構築したい気もする。

でも、最近、耳が遠くなってきたので、仮に高価なオーディオを手に入れたとしても何年聴いていられるかわからない。

 

そもそも何を買ったらいいかわからないし、違いのわかる「耳」をもっているのか自信もない。

 

人間の耳というのは、聴こえる「音」には限界があって、いくら「いい音」を競っても意味がないという人もいる。

 

現在、曲がりなりにも音楽を楽しめる機器がひととおりあるのだから、おそらく妻が許してくれまい。

 

 

 

 

 

さて、Jbbbさんのパスは、私の前回取り上げた「CRAZY HORSE」から「馬」にちなんで馬のジャケットの「POCO」のアルバムに上手(馬)く繋げてきた。

 

ならば、私も「馬」で繋げようかと「Wild Horses」という曲に着目した。

 

そんなことで、本日取り上げるアルバムは、ローリング・ストーンズの『STRIPPED』(1995年)である。



 

「Wild Horses」を収めたオリジナル・アルバムは『STICKY FINGERS』(1971年)であるが、既に紹介済みだったので他のアルバムにないかと探してみたらあった。

 

この『STRIPPED』というアルバムは、1994年-1995年の「VOODOO LOUNGE」ツアーの一環で行われたライヴや訪れた都市で行われたスタジオ・セッションの模様を収めた変則的なアルバムである。

 

一応、ストーンズ初のアコースティック・アルバムという触れ込みであるが、すべてアコースティックではない。

 

当時、日本公演の前にアコースティック・セットを取り入れてみようということになり、リハーサルを兼ねて都内のスタジオで行われたセッションが思いのほかよかったということで本アルバムに5曲収められている。

 

「Wild Horses」は、このトーキョー・セッションの音源である。

 



全15曲収録されていてお馴染みの曲ばかりであるが、アコースティック・バージョンになるとまた趣が違って面白い。

 

また、ライヴ録音では、ボブ・ディランの名曲「Like A Rolling Stone」をカヴァーしているのも興味深い。



他にウィリー・ディクソン作でハウリン・ウルフなどが歌っている「Little Baby」もカヴァーしている。

 

グラサンかけてヤサぐれた4人のジャケットもかっこいい。