久しぶりに映画を観た。

 

「名もなき者」が封切られ、近くのシネコンでも上映されていた。

 

若き日のボブ・ディランの物語であり、当時の背景が理解できたり、主演のティモシー・シャラメの好演が光っていて見ごたえのある映画だった。



 

近年、このようなアーティストを描いた作品が多いが、近くの映画館で上映されることが少ないので見逃したものが多い。

 

そもそも、かつては好きだった映画もコロナ禍を機に行かなくなったし、なぜか、ほとんど観たいとも思わなくなってしまった。

 

最後に観たのは「リスペクト」だった(笑)。

 

昔は、いわゆるハリウッド映画、とりわけアクションものやスペクタルもの、時にはサスペンスやヒューマン映画もよく観たが、壮大なスケールの映像であってもCGだと思うと興醒めするようになってしまったのだ。

 

半面、邦画が頑張ってきた時期には、邦画ばかり観るようになっていた。

 

今回、久しぶりということもあって、よく調べずに都合のいい上映時間に合わせて予約したら、うっかり「IMAX」を選んでしまった。

 

そうとは気付かずに、エグゼクティヴ・シートでシニア割引を選択したところ、料金が「2,000円」と表示されて戸惑った。

 

「あれ?料金が上がったのかな?」

「この映画に限り特別料金か?」

「平日はエグゼクティヴ・シートでも同じ料金だったはずなのに」などと、不審に思いながらもまあ仕方ないと予約したのだったが、見終わってからよくよく調べたら、シニア割引は従来どおり「1,300円」で、「IMAX」料金がプラス「700円」ということが分かった(笑)。

 

とりあえず理解はできたのだが、本編が始まる前の予告映画や「IMAX」のデモ映像が煩いのなんの。

高齢者の耳には、些か音量が大きい。

っていうか、その時点で「IMAX」に気づけよってか?(笑)

 

ティモシーの歌も演奏も上手、アコギの音もさすがにいい音だったので、「IMAX」でよかったか。

 

 

 

 

 

さて、本日取り上げるアルバムは、オールマン・ブラザーズ・バンドの『EAT A PEACH』(1972年)である。

 



Jbbbさんからの今回のパスはドゥービー・ブラザーズで、私も大好きなバンドの一つであった。

 

ドゥービー・ブラザーズは、ツイン・ギター、ツイン・ドラム(後にトリプルギターになったり、いろいろと構成も変わる)が特徴であるが、ツイン・ギターにツイン・ドラムと言えばオールマン・ブラザーズ・バンドも欠かせない。

 

『EAT A PEACH』は、バンドの支柱であったデュアン・オールマンを制作中に亡くしたが、その後、デュアンの遺志を継いで残りのメンバーにより完成させたアルバムで、デュアンの追悼盤としてリリースされたものである。

 

レコードは2枚組であるが、CDでは1枚に収まっており、全9曲中①②③がデュアンの欠けたメンバーで、⑦⑧⑨はデュアンの演奏が含まれ、④⑤⑥はライヴ音源という変則的な構成になっているが、レコードでは2面に別れてしまったライヴ演奏が繋がれて1曲続けて聴くことができるというメリットもある。

 

1曲目の「Ain’t Wastin’ Time No More」は、グレッグ・オールマンが亡き兄デュアンのために書いたと言われており、そう思うとより哀愁が漂う。

 

ライヴ演奏は、さすがと言わざるをえない。

前作『AT FILLMORE EAST』と同時期の1971年の3月と6月のものである。

長尺演奏のインストも飽きさせない。

 

「Blue Sky」は、ディッキー・ベッツの作で初めてボーカルをとった曲らしい。

なんとなく、その後のヒット作「Ramblin’ Man」にも繋がるようなカントリー色の強い曲である。

デュアンとディッキーのユニゾンも美しく、ツイン・ギターの強みを発揮した曲ともいえる。

 

ちなみに、私が持っているCDは「DELUXE EDITION」でして、「Disc2」として1971年6月のフィルモア・イースト・ファイナル・コンサートのライヴ音源が収録されている。