こんばんはウサギ
 
映画「国宝」がアカデミー賞の
メイクアップ&ヘアスタイリング部門で
ノミネートされました↓
 

 

 

 

ショートリストに入っていた

国際長編映画部門では叶わず

ということで

 

やっぱりそうなんだなぁあせる

 

という感じがしました。

 

 

 

 

というのも

 

日本人にはいろいろな部分で

刺さりまくる作品だと思ったけれど↓

 

 

 

逆に日本的な感覚や理解がない人には

 

どこまで分かってもらえるのかな??

 

と思ったんですよね。

 

 

 

 

こちらアメリカ在住20年

シノブさんの分析が

私の中ではすごく納得でした↓

 

https://www.youtube.com/watch?v=xU1qh9Ui8rA&feature=youtu.be

 

(13分~「国宝」の感想

19分~日本人とアメリカ人の違い)

 

 

日本人とアメリカ人で違う

「国宝」の刺さりポイント

 

 

 

”評判はめちゃめちゃいいんだけど

アメリカ人が絶賛するポイントが

日本人とはすこしズレている”

 

 

じゃあ、アメリカ人は

どういう所に感動しているかというと

 

”芸術性アーティスティックな美しさと 

そこにある野心や創造性という人間ドラマ”

 

 

一方で日本人は、それ以上に

 

”歌舞伎という文化の深さや厳しさ

長い歴史の中で代々継承されてきたもの...

もっとすごく奥深い部分に感動している”

 

と言われているんですね。

 

 

 

血があるけれど芸で劣るもの

血はないけれど芸はあるもの

 

ライバルであり親友でもある

2人の間にある嫉妬や葛藤

背負っている責任や重圧

 

主人公が苦しみぬいて

悪魔と取引までした

この「血の重み」

 

それが分からなければ

この映画のストーリーの意味が

ぜんぜん違ってきてしまいます。

 

 

 

”アメリカとは歴史の長さが全然違うから

実感として感じることができない”

 

とシノブさんは言われていて

 

コメントの中には、アメリカより

歴史のあるヨーロッパならまた違うんじゃないか

 

という意見もありました。

 

 

”その深さを肌で感じることができる

歴史を持った国で生まれた日本人でよかった”

 

”この感覚は海外で子育てをしていたら

植え付けることができない”

 

 

私もアメリカよりさらに

歴史の短いオーストラリアにいるので

正直に言えばその通りじゃないか

と感じています。

 

 

歌舞伎や女形という伝統について

よく分かっていなかった私でも

日本人としてこれだけ心を動かされたんですから↓

 

 

 

 

私はオーストラリアの映画館で

4回観たのですが

 

1回目2回目は観客がほぼ日本人だったせいか

3時間があっという間で

みなさん同じように集中しているのが

伝わってきましたが

 

3回目4回目は日本人以外が観客の半分くらいで

遅れて入ってくる人もいたり

ちょっとガヤガヤしていて

全然雰囲気が違ったんですよ💦

 

 

 

いや、もうしょうがないですよね。

 

日本文化への理解とか、

もうそれ以前に

言葉の問題にしても

 

まず、日本語が分からなければ
英語字幕に頼らないといけないし
 
そうすると
例えば任侠の家に生まれた主人公が
 
普段は丁寧で穏やかな口調なのに
マジ切れしたらヤクザ言葉になるとか
 
出身の長崎の言葉から
関西弁へ切り替わっていく所とか
 
そういう絶妙なニュアンスも
伝わらないですし。

 

(逆に私が字幕で映画を観ている時は

同じように理解できずに取りこぼされているものが

大量にある、ということもよく分かります)

 

 

 

 

アカデミーの会長 ジャネットさんが

国宝の李監督と主役の吉沢さんに

直々にインタビューしている動画があるのですが↓

 

 

 

 

 
ここでもやっぱり
主人公の努力とか
映画の美しさとかメイキングとか
そういう面が主に取り上げられていて
 
世襲の歌舞伎界で
「血」に葛藤し苦しむ内面が
全く触れられていない
と感じました。
 
 

(このインタビュー自体は、エンタメと違い

しっとりと深い所まで話を引き出されていて

私は好きなんですけどねピンク薔薇)

 
 
 
 
映画をご覧になった方は
よく分かると思いますが
 
この「血」があるかどうか、が
この映画で最も大事なテーマ
 
そこを中心に描くために、原作にある
主人公たちを取り巻く豊かな人間模様が、
映画ではバッサリとカットされているので
 
そこが分かってもらえなければ
あぁ、もう勿体なさ過ぎる、、、と。
 
 
 
こう考えるとザ・アメリカのアカデミー賞で
メイクアップ&ヘアスタイリングの部門だけで
ノミネートされたのも当然なのでしょう。
(それだけでもスゴイことなのですが)
 
いや、もっと海外でも伝わるように
日本人はアピールすることを学ぶべきだっ
なんて鼻息荒い方もいらっしゃるようなんですが
 
正直、日本人って本当に
世界でも特殊なのでw
 
海外向けに変に妥協したり曲げたりしなくて
いいんじゃないの?
 
って私なんか思っちゃうんですけど笑い泣き

むしろ、そういうこれまでの流れ

日本的なものを否定したり
海外に向けて変えなくては

という風潮に疲れて離れていた人が

ザ・日本な映画「国宝」に
ホッとして心揺さぶられて
戻ってきているような気がしています。

なぜだか分からないけど
いろんな所にジワッと涙ぐんで
気がついたら泣いていた
そんな感想が多いのも理解できるんですよね。

 
 
 
最後に、うちの旦那さんには
インドという古い歴史がくっついていて
 
「カースト」制度って
 まさに血と家なんじゃないの?
 
なんて外からみたら思ったりするのですが、
 
あれこれ聞いてみても
外国人の私にはまだまだ理解できない
ことも多くて
 
時代で変わってきている部分も
まだそこに縛られている部分も
いろいろ複雑みたいです。
 
(そういうとこ似てるような気も?)
 
そんな彼だからこそ、
この映画を観てどう思うのかな?
っていうところにすごく興味があったんだけど
 
今回は観てもらえなくて、残念でした。
 
またいつか、機会があれば
そういう所を深く突っ込んでみたいです。
 

この時代に、このタイミングで
日本人にとって大切なことを
思い起こさせてくれる
「国宝」という映画を

作ってくださったこと
それを私にとってベストなタイミングで
鑑賞できたことに
ただただ感謝です♡
 
 
ではでは
長々と感想を書いてきましたが
ブログに残せてよかった口笛
 
最後まで読んでいただいて
ありがとうございました。
 
daisyウサギ