「人と比べないようにしましょう」
うつ病の本や、SNSでよく目にする言葉です。
でも、正直それが一番難しいと感じています。
気づいたら、比べてしまうんです。
友人の元気そうな投稿を見ては、
「私はこんなに動けないのに」
近所の人が朝から洗濯物を干しているのを見ては、
「私はまだ布団から出られてもいない」
そんなふうに、自分の今を、他人の“当たり前”と比べてしまう。
そして、落ち込む。自己嫌悪する。
「私はダメだ」って、勝手にジャッジしてしまう。
人と比べることでしか、自分の価値を測れない時期って、あると思います。
特にうつ病のときは、自分の軸がぶれてしまうから、他人という基準を頼るしかなくなる。
「もしも、病気じゃなかったら」
と、何度も、もしもの世界を思い描く。
そこにいる元気な自分が、今の自分を責めてくるようで、つらくなる。
でも、それでも思いたいんです。
比べてしまうのは、「よくなりたい」と願っている証。
健康な人を羨ましく思うのは、諦めていないからこそ。
心のどこかで、まだ希望を手放していないから、他人と自分を見比べてしまうんだと。
比べないことは、簡単じゃない。
でも、せめて「昨日の自分」と比べてみる。
今日はちゃんと薬を飲めた。
少しだけ日差しを浴びた。
そんな小さな一歩を、自分の中で大きく認めてあげる。
「他人と比べないこと」ができなくても、
「他人よりも、自分に優しくすること」は、
少しずつできるかもしれない。
それができるようになるまで、焦らず、ゆっくり。
比べてしまう自分すら、責めずに。

