
梅もと@溝の口...2021年2月28日閉店
誠にもって残念なことではありますが.
先の2月28日を最期にアレです.
駅麺《梅もと溝の口店》が閉店してしまったのです.
一時期,私の不遇な境涯にも温かく寄り添ってくれたお店.
その詳細については例によりここでは書きませんがアレです.
個人的には強い思ひ入れのある駅麺であったとも謂へましょう.
2015年5月某日.
ラーメンとちくわ天丼にコロッケトッピング.
融通無碍な組み合わせも実に愉快なお店でした.
2015年10月某日.
改札から徒歩12秒ホームからでも25秒.
雨のそぼ降る日にはそれこそ至便な立地でした.
2015年11月某日.
そうそう,一時期マイブームだったアレです.
天ぷら中華を初めて試したのもこのお店だったなあ.
2016年6月某日.
コロッケとちくわ天の「ぬき」でワンカップ,いいねえ.
きゃわいいバイトの女の子が不思議そうに眺めていたっけ.
2017年1月某日.
この日は平日も午後4時の電子残像という廃人所業,ぶはは.
いいんだ,いいんだ,当時はそんなしてこのお店に救われていたのだ.
2018年9月某日.
久しぶりの天ぷら中華を食べにやってきた.
天中華には生卵というのがバッチグーだね,うふふ.
2019年9月某日.
これはごく最近に来た時のお話ですね.
溝の口に来るともはや条件反射的に寄っちゃうお店だったのよね.
実は2月17日にお知らせをいただいたのです.
thebluearmyさま☆,情報をありがとうございました.
でありますので,閉店1週間前の2月21日に訪れたのです.
いつものようにアレです.
発券機でそばとワンカップを購入する.
ここで私はある異変に気付いてしまったのです.
缶ビールが売り切れ表示です.
生ビールと日本酒のみが購入可能になってます.
ここにそこはかとない不安の予覚を感じてしまったのです.
そばに春菊と生卵をトッピングです.
あと何回食べられるかと思ふと感慨もひとしおです.
これもいつもそうしていたようにアレです.
入り口すぐ脇のお気に入りの席に座ります.
なんとなればこの席は私にとって特等席だったのです.
ここで駅の雑踏を眺めながらそばを肴にワンカップで憩う.
というのが私にとって何ものにも代えがたい密かな愉しみでした.
本来は「ぬき」などを愉しみたいところですがアレです.
閉店の情報を知ったお客さんで店内は次第に混み始めている.
そういった場面ではアレです.
長っ尻は無作法とする分別は持ち合わせている.
やわやわの麺がさらに伸びるのもかまわず.
春菊天がふやけてモロモロになるのも意に介さず.
今日だけはゆるりと賞翫したいと私は切に思ふのです.
後述いたしますが結果的にアレです,とほほい.
この日が最期のワンカップ酒となってしまったのです.
2021年2月23日,閉店の5日前.
漠然たる不安の予覚を抱きながら発券機の前に立っていた.
予覚は現実のものとなりました.
すでに在庫が完売してしまったからでしょうか.
アルコホル類は一切すべてが売り切れと表示されてます.
おにぎり・弁当類も販売が終了された様子です.
閉店に向けての助走が開始された赴きには寂しくなります.
私といたしましては呆然の態でアレです.
本日はカレーに玉落とし&コロッケのせといたします.
ここではカレーもよく食べたよなあ.
そばと同様に可もなく不可もなくといった風味ですがアレです.
その可もなく不可もなくと謂ふ凡庸さこそアレです.
路麺駅麺の真骨頂だと思ふのですが,いかがでしょうか.
さて,2021年2月27日.
いよいよ最終日の前日となってしまいました.
行列こそありませんが今日も来店者はひっきりなしです.
駅麺には不似合いな婦女子や家族連れのお姿も見られます.
溝の口駅の名所と謂へる構内駅麺の閉業を皆惜しんでいる,そう思う
残念なことですがこの日もアレでした.
アルコホル類の販売がついぞ再開されることはなかったのです.
これが最期の,本当に最期の梅もとです.
月見そばにネギ大盛りです,いかがでしょうか.
この席で駅の雑踏を感じてそばをすする.
ワンカップを1本いや2本ですっかりと癒される.
そんなとっておきの愉しみ方も今後一切出来なくなりました.
改札から12秒の極楽駅麺.
それを失った私たちはどこへ向かへば良いのでしょうか.
馴染みのお店が次々と消えてゆく.
ご時勢といえばそれまでですがアレです.
なんともやりきれぬ思ひがいたします.
表に出てみると,追い打ちをかけるように愕然とした事実.
あの回転寿司「せぶん(★)」も跡形もなく消失しておりました.
































