親が元気なうちに、私が伝えたいと思っていること

 

 

こんにちは。
親を想うご家族のかかりつけ看護師、三浦千枝です。

 

私はこれまで、

「親が元気なうちに知っておきたいこと」

をテーマに発信してきました。

 

なぜ、私はこんなに「親が元気なうちに」ということを大切にしているんだろう。

9月になった今、一度ここに書いておこうと思います。

 

 

老夫婦がリビングで窓の外を眺める様子

 

 

 

介護が始まってからでは、間に合わないことがある

 

 

看護師として、これまで多くの方の療養生活に関わってきました。

 

病気になってから。

転んでから。

介護が必要になってから。

 

そのとき初めて、

「これからどうしたい?」

「どこで暮らしたい?」

「何を大切にしたい?」

と考える場面がたくさんあります。

 

もちろん、その時からできることもあります。

 

でも、何かが起きたあとは、本人も家族も余裕がなくなりやすい。

 

だから私は、

何も起きていない今だからこそ、できることがある

と思っています。

 

 

 

 

「まだ大丈夫」は、悪いことではない

 

親が元気なら、

「まだ介護のことを考えなくてもいいよね」

と思うのは自然なことです。

 

私も、そう思っています。

 

ただ、

「まだ大丈夫」という時間は、

何もしなくていい時間というだけではありません。

 

親の今の暮らしを知る。

 

いつもの様子を見ておく。

 

「最近どう?」と話してみる。

 

これからも、どんなふうに暮らしたいのかを聞いてみる。

 

そんな小さなことができる時間でもあります。

 

 

 

介護の準備を急ぐのではなく、親の「今」を知っておく。

私は、そこからでいいと思っています。

 

 

私自身も、歳を重ねてきました

そして私自身も、50代後半になりました。

 

親のことを考える一方で、

「私自身は、これからどんなふうに暮らしたいんだろう」

と考えることも増えてきました。

 

歳を重ねれば、体も暮らしも、家族との関係も少しずつ変わっていきます。

 

だからこそ、

「今までこうだったから」

ではなく、

「今の私たちにとって、何がちょうどいいのか」

を考えていくことが大切なのだと思います。

 

これは、親の暮らしについても同じです。

 

 

 

親を「介護される人」として見る前に

 

「親のために何かしなくちゃ」

と思うと、やることがどんどん増えていきます。

 

でも、その前に。

 

親がどんな毎日を過ごしているのか。

何を大切にしているのか。

これからも続けたいことは何なのか。

まずは、そんな「今」を知ること。

 

親を「いつか介護が必要になる人」として見るのではなく、

今を生きている一人の人として見る。

 

私は、それも大切な備えだと思っています。

 

 

親が元気なうちにできることは、
特別なことばかりではありません。

 

全部準備しなくてもいい。

一度に考えなくてもいい。

 

気になったことを、一つずつ。

親との会話の中で、少しずつ。

 

そんなふうに、これからの暮らしを考えていけたらと思っています。

 

これからも「介護が始まってから困らないため」ではなく、

「できるだけ長く、自分らしく暮らすため」にできることを

一緒に考えていきたいと思っています。

 

これが、私が「親が元気なうちに」というテーマを伝えている理由です。