エマイユってご存知ですか?
ステンドグラス絵付け教室で
特別講習として
フランス国立高等工芸美術学校卒
草間幸子先生によるエマイユ(エナメル)技法を学ぶ講習会
を開催しました。
エマイユ(エナメル)とは
ステンドグラスの顔料の1つで
ガラスに繊細で美しい色彩を
施すことができるもの。
エマイユといえば
皆さんがご存知なのは
マイセンの食器だと思います。
マイセン社は1710年に
ドイツのマイセン市で設立された
ヨーロッパ初の硬質磁気製造所。
エマイユ技法は
マイセンの装飾において
重要な役割を果たしています。
エマイユを活用すると
動物や花、神話をテーマにした
鮮やかな色彩、繊細な絵柄を
表現することが可能になります。
今回のモチーフは
ギリシャ神話に由来するアネモネの花
初めて参加された方々も多く
『楽しい〜!!』と
皆さんの熱意が伝わる
とても充実した講習になりました。
皆さんの熱心な姿を見ることは
私も何より嬉しいことです
ガラスに顔料をのせて
620℃の釜で一晩かけて焼成します。
焼成前の顔料は
実際の色とは違うので注意!!
1回目の焼成完了!
綺麗に焼き上がりました。
この後、
さらに別の色を足していきます。
こうして
伝統的な技術が時代を超えて
受け継がれていくのは
本当に感慨深いこと。
エマイユを使うことで
ただ美しいだけでなく
歴史と物語が刻まれた作品
が生まれます。
作品が未来へつながるということ
ステンドグラスの絵付けは
とても手間のかかる作業です。
でも、その一筆一筆が
もしかしたら
数百年後の誰かの目に
触れるかもしれない。
技術が継承されていくこと。
作品が長い時を経ても残ること。
今この瞬間に込めた思いが
未来の誰かに届くこと。
そう考えると
ものづくりってまるでタイムマシン
のようですね!
今日の一筆が何百年後の世界へ
旅をするかもしれない…
そんなロマンを感じるのが
ステンドグラスです。
ちなみに
よく質問されるのが
『一番古いステンドグラスは?』
という内容のもの。
文献によると
5世紀頃にはすでに
ステンドグラスが
作られていた、とされています。
現存する世界で最も古い
ステンドグラスは
ドイツのロルシェ修道院で出土した
キリストの頭部と思われる
絵付けされたガラスです。
ドイツには古い教会、修道院が
たくさんありますね。
いつかゆっくり巡ってみたいです。
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