私を分かっていなかったIさん | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

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今日、ちょっぴり悲しかったこと…

母の納骨堂で、葬儀会社のIさんに会った。

Iさんは、もともと私の仕事関係の人。母が亡くなった後、Iさんにいろいろ御尽力いただいたのだが、その後、仕事関係は切れ、会うこともなくなった。だが、この納骨堂で、ときどき会う。コロナ禍の真っ最中にも、一度、会った。

 

Iさんは、私を見るなり、「久しぶり。元気?会うの、20年ぶりくらいじゃない?」と言った。

え? 20年ぶり? そんな前じゃ絶対ないぞ。

嫌な予感がする。

 

案の定、その後、私には全然分からない話を始めたのだ。どうやら、私を誰か別の人と思っているらしい。

マスクをして眼鏡をかけているせいだろうか。

どうしよう、と思いつつ、ふんふんうなづいて聞いているふりをしていたが、だんだん抜き差しならない状況になってきた。「…で、あれはどうなりました?」などと聞かれようものなら、非常に気まずい状況に陥ってしまう。

私は意を決して「Iさん、私、○○(←私の勤め先名)の鞠子です」と名乗った。

 

ところがIさん、あっけらかんと、「あ、○○の鞠子さん。そうだった」と言うやいなや、また、私の知らない人についての話を始めた。どうも、「鞠子」も忘れてしまっているが「〇〇」についても記憶にないみたくなのだ。

 

何やら、次々とまくしたてるIさん。

何をどうしたらいいのか、私は途方に暮れた。

そうこうしているうちに、母に手を合わせるのをすっかり失念してしまった。

駐車場でようやくIさんと別れ、私はまた、納骨堂に戻っていった。

 

Iさん、いろいろあった人だからなあ。

精神的に不安定なんだろうか。

大丈夫か。

 

 

 

 

 

 

さよならと 手を振る人は 別の人

鞠子

 

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