朝、手帳を開いたまま、しばらく動けなくなりました。
前の日のメンターとのやりとりで、人生ではじめて「あんぽんたん」と言われたからです。
きっかけは、やるべきことがきちんと落とし込めていなかったこと。
私にはクセがあります。やりたいことが浮かぶと、すぐ飛びつく。
瞬発力と機動力には自信があります。
けれど「何か違うな」と感じると、最後までやり切らないまま、次へ移ってしまうのです。
ハッと気づいて、至らない自分に落ち込みそうになりました。
つい「ごめんなさい」という言葉が出たあと、
メンターは「私は困らないから謝らないで」と言ってくれました。
言ってくれる人がそばにいることのありがたさと、
ずっと見守ってもらっていたことへの申し訳なさが、いっぺんに押し寄せました。
思えば、子どものころから、振り返る習慣が私の人生にはほとんどありませんでした。
行き当たりばったりで進んできて、それでも思い描いたことは、ある程度叶っています。
ただ、健康で思いきり動ける時間を「あと10年」と考えたとき、このままではもったいない、と思いました。
メンターから渡された宿題は、単語帳に一文を書いて、毎日眺めること。
「私は思いついたことを全て完了できる人間だ」。
人は忘れやすいから、目に入る場所に置くのだそうです。
落ち込む私に、メンターは「大丈夫、できるから」と何度も言ってくれました。
そして、やるべきことを整理してもらいました。
抜け落ちていたのは、インドネシアでの商品開発と人材教育です。
去年から、国内と並行して進めるよう応援してもらっていたのに、
目の前の国内のことに意識が向いて、後回しになっていました。
「自分の感覚だけで判断しない」とも言われました。
いつの間にか、自分の枠の中に収まっていたのかもしれません。
遠くの現場でも、週に一度のオンラインミーティングで運営している人たちがいます。
できない、と決める前に、できる形を探してみる。
カメの歩みでも、気づいた日がスタートです。インドネシアの商品開発に、あらためて向き合います。
あなたには、「いつか」と置いたままになっていること、ありますか?
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