先日、新しいパッケージが届きました。箱を開けて、紙の手ざわりを確かめる、あの瞬間がやっぱり好きです。



「自分の商品を作りたい」と思ったとき、中身と同じくらい、いえ、それ以上に迷うのがパッケージではないでしょうか。

私が初めてチョコレートを作ったときは、知識がまったくありませんでした。まず作ったのは、ショップカードとロゴ、ブランド名です。カラフルな板チョコだったので、アルミで隠したくなくて、サイズの合う透明の袋を探しました。ところが、環境に配慮した素材で、ぴったりのサイズを見つけるのは大変でした。シールも、色数が増えると一気に高くなります。

助けになったのは、人との出会いでした。「韓国で印刷すると、かなり安くできるよ」と教えてもらったのです。ショップカードは国内で、シールは韓国で。近くの国に頼む、という選択肢を知っているかどうかで、ずいぶん違いました。

もう一つ、前の仕事で販売促進や出版に関わって、印刷の現場を8年ほど見てきたことも、大きかったです。入稿のやり方も、少しはわかっていました。それでも、データ作りは外のサービスで安く頼むなど、工夫は続けています。食品なので、原材料やアレルギーの表示など、法律で決められたことも欠かせません。AIで基本を調べることはできても、正しいかどうかは、専門家に確かめるようにしています。

今回のスリーブとショッパーで、いちばん学んだのは「試作」です。本番の前に、実物大のものをひとつ作ってもらいました。ショッパーは白にするつもりだったのに、触ってみたら、チョコがつくとすぐ目立つ。そこで、スリーブと同じ色に変えました。表面もつるつるにせず、紙の素朴なざらつきを残しています。画面の上ではわからないことが、手に取ると見えてきます。

プロに頼めば、お金はいくらでもかかります。でも、かけた分だけ売れる保証はありません。だから私は、「どこに時間とお金をかけるか」を、いつも考えています。

あなたの商品づくりで、いちばん迷うのはどこですか? 中身、見た目、それとも売り方でしょうか。よかったら、聞かせてください。

TCS東京チョコレートサロンにお越しいただけなかった方へ。

10月15日(木)から、会場で大人気だった商品を、

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