「いつからやっているんですか?」

東京チョコレートサロンのブースに立っていると、この言葉を、何人もの方からかけていただきました。「どこのチョコがおすすめですか?」と聞かれることもありました。

12年ぶりの出展です。前回は、国内でクラフトチョコレートをつくる人が数えるほどしかいなくて、チョコレート部門での出展はChocoRekoだけでした。

その後、会場も変わり、今回は東京駅の近くでの開催。同じイベントなのに、景色がまるで違いました。

「いつからやっているんですか?」と聞かれるたびに、私は少しだけ、過去を思い返しました。

 

2005年、カナダでローチョコレートに出会ったこと。

2007年に、自分でつくりはじめたこと。

2011年に、ChocoRekoとして創業したこと。

うまくいかない時期も、ありました。

 

それでも続けてきた時間が、ブースの前で足を止めてくださる方の「信頼」になっているのかもしれない。

そんなふうに感じた2日間でした。

 

もうひとつ、心に残ったことがあります。

ブースのスタッフが、自分から動いて、

お客さまに声をかけていたことです。

 

商品は、並べておくだけでは、ただのモノ。

そこに人が話しかけて、つくった背景を伝えて、

はじめて命が吹き込まれる。

 

私が説明するよりも、スタッフの言葉のほうが、ずっと届いている場面がありました。

AIが得意なのは、数字にできること、見えるかたちにできることです。でも、信頼や、「一緒につくっている」という感覚は、まだ言葉になる前のところにあります。

 

フォロワーの数や広告の露出では測れない、見えにくい資産。これからは、そこがいちばん大きな違いになっていく気がしています。

 

今回、「いつからやっているんですか?」という質問は、私にとって、いちばんうれしい質問でした。

あなたが「続けてきたこと」は、人から、どんなふうに聞かれますか?

 

会場に来られなかった方にも、これからTCS東京チョコレートサロンのことを少しずつお伝えしていきます。

 

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