自分には正直にありたいと、ずっと思っていた。
見えている現実を見ていないものとすることはある。
誤魔化しもする。けれど、嘘はつかない。
九人が美味しいという料理でも、美味しいと思わなければ曖昧に濁す。
けれど、「美味しい」とは言わない。
言葉の鋭利さを知っている。
時に無邪気に、時に明確な意図を持って、わたしは言葉を振るう。
言葉で傷付け、言葉に傷付く。
何よりわたしは、自分に対してこの凶器を一番に振り下ろしてきた。
わたしは届けるための言葉を紡ぐ。
誰よりもあなたに届くような。
深いところに色を残すタトゥーのような言葉を。
けれど覚えていてほしい。
決して傷つけるためではなく、真っ直ぐにあなたに贈りたい、他意のない言葉であることを。
今日までを必死に生きてきたあなたに
「生きてきてよかった」を届けるために。
この生を全うしようと決めたあなたに
「また頑張ろう」を届けるために。
