なんと杉山先生が、アベプラに出演されていました!
動画はこちら。
普段、私はアベプラのヴィーガン系の動画は見ないようにしています。
見てもイライラするだけで得るものがないからですね。
ただ、今回は先生が出演されているということで見ました。
ヴィーガン側は、前回もアベプラに出演された箱山弁護士と、今回杉山先生が初めて出演されました。
前回箱山弁護士が出演されていた動画は、アベプラコメンテーターのありきたりな発言にそれはそれはイライラし、
さらに、箱山弁護士が初出演&番組がイジメの構図になっていたため、緊張して相手の発言に対して上手く返せておらず、それもイライラしてしまいました。
今回は、序盤がたどたどしい部分が多かったものの、後半は結構上手く返せていたのではないでしょうか。
で、この動画は世間がいう過激派ヴィーガンを叩く事で再生数を稼ぐことが目的でしょうが、
一応 動画のテーマ的には、
①「と殺された動物のような残酷なパネルを子供に見せるのは 子供への虐待なのか?」
②「残酷なパネルを用いた啓発は、逆効果ではないか?」
主にはこの2点ですね。
①「残酷なパネルを子供に見せるのは 子供への虐待なのか?」
MCの大空とかいう人物が、こういうパネルを見せるのは虐待だ、と言い切っていたと思いますが、
これに対しては箱山弁護士が、
「これが虐待だというなら、その真実が虐待である。」
という感じで、上手く返せていたと思います。
私もどちらかというと、虐待とは思わない派です。
確かに子供は難しいラインではあると思います。
子供は大人と違って、見て見ぬふりをして「感謝して頂きます」という言葉を呟いて罪悪感をごまかして肉食しているわけではないので。
ほぼ100%大人が何も教えず、いわば大人に肉食を押し付けられて育ってるだけなので、選択権は皆無です。
まぁとはいえ、その残酷な実態を招いているのは確かに肉食者であるのは間違いありません。
それは子供とて例外ではありません。
あと、虐待か虐待でないかは所詮は個々人の感情論でしかないので、どっちでもいいかなという感じです。
精神的ダメージが懸念される人が多いですが、
精神的ダメージを受けると考えるような事を裏で行っておきながら、隠蔽してそれを続けようとする社会の方に問題があります。
ヴィーガンとしては、「この啓発の仕方は効果的なのか」の方が重要ですね。
②「残酷なパネルを用いた啓発は、逆効果ではないか?」
私がこの啓発の仕方をやろうと思うかといわれると、やろうとは思いません。
理由は単純で、子供へこういったパネルを見せることが効果的なのかどうか確信できないことと、
そしてその割には、今回のように反感を買いやすく、この動画のようにネタにされやすいからですね。
とはいえ、この啓発の仕方に異を唱える気は全くありません。
まぁ私はただでさえ路上活動をしていないというか、向いていないタイプなので、
路上活動をされている人達にはただただ尊敬しかないわけですが。
反感を買うというデメリットがあるのは間違いないですが、
そのデメリットをはねのけるだけのメリット、つまりは子供へのアプローチが成功しているならアリだと思います。
おそらく箱山弁護士は、残酷なパネルを用いた方が効果的だと感じているからそうされているのでしょう。
対して、杉山先生はそれに対して効果があるかどうかが分からないから、そういうストレートなパネルではなく、それを見ればどんな目にあってきたかが想像できる範囲のパネルをチョイスした方がいいと箱山さんに相談されたのでしょう。
私も、どちらのタイプのパネルを選ぶかと言えば、下のパネルを選びます。
残酷性0の普通の動物の写真が載せて、文字だけでその実態を伝えるパネルを使用している人もいらっしゃるでしょう。
しかし、大事なことは、どの啓発の仕方が正しいかは個人個人には決められないということです。
反感を買うとはいえ、どうやったって依存している加害者側に実態を知らせるわけですから、多かれ少なかれ反感は買います。
反発してくる人はどうでもいいっちゃどうでもいいのです。
どうせ何やっても反発するので、無視でいいです。
重要なことは、興味を持った人、アプローチ出来た人に対してどれだけ効果があったかです。
が、こればっかりは活動を積み重ねてきた人にしか分からないことなんですね。
箱山さんが言うには「残酷な画像の方が子供が足を止める確率が高まる」と主張されています。
それが本当だとしたら、ひょっとするとそっちの方が実は効果的なのかもしれません。
大人相手に、畜産の実態などを収録したドキュメンタリー映画「Dominion」を路上で流し、興味を持って立ち止まった人に対話を行う「cube of truth(キューブオブトゥルース)」という路上活動があります。
↑「Dominion」
↓「cube of truth(キューブオブトゥルース)」
Dominionはそれこそ残酷なシーンが山ほど出てきますが、
これらの活動報告を見ていると、子供が足を止めてじっと見ているという話を結構見ます。
どちらかというと、親の方が見せまいと子供の手を引っ張ってそそくさと立ち去ろうとすることが多いそうです。
大人が思っているよりも、子供は受け止める力が強いのかもしれません。
とはいえ、それは活動している本人がそれぞれ判断することで、やったこともない人があーだこーだ言っても参考にはならないわけです。
ちなみに、ケンコバが
「言葉だけで伝えてはどうか?」
という話をしていましたが、まぁ啓発したことがない人、無関心な人にありがちな意見ですね。
言葉だけで伝わるなら苦労しませんよ。
ほとんどの日本人は、ファンタジーの住人です。
「動物を家族だと思っている」という畜産業者の言葉を真に受け、
日本人に悪い人はほとんどいないと思っており、動物は思いやりを持って育てられ、殺される時は優しく殺されると思い込み、なんなら寿命を迎えた動物を食べていると思っている人すらいるのです。
あるいは薄々残酷かもしれないと思っていながらも、
これからも欲望を満たし続けたいから、罪悪感を感じたくないから、残酷な実態から目を反らし、都合の良いことを信じている人ばかりなのです。
そんな人たちに、「豚は妊娠ストールに閉じ込められてかわいそうなんです。」と言葉だけで伝えても、
「ひどい農家さんもいるのね。」とか、「より一層、感謝して頂こうと思いました。」といった、メルヘンチックなコメントをして終わりなのです。
こういう人たちを一発で目を覚ますのが、画像もしくは映像、なのです。
言葉で妊娠ストールで拘束されていると伝えるよりも、
この狭い檻に閉じ込められ、苦しそうにしている豚の画像を見せた方が簡単に正しく伝わります。
言葉だけだと、豚さんは狭いところでも平気なんだとか、かわいい豚の姿を想像します。
人間の想像力は思っている以上にたいしたことがないのです。
過去、先ほどの「cube of truth(キューブオブトゥルース)」の活動報告で、
最初はチラッとしか動画を見ていなかった人に(おそらくは残酷なシーンがまだ流れていなかった)、
活動家が対話を行うと、
最初は「日本には感謝して頂くという言葉がある」といった典型的な浅い意見を言ってましたが、
残酷な扱いをされているシーンが流れた途端に、話をやめ絶句していた、というものがありました。
これが言葉では伝わっておらず、映像で一発で目が覚めたという、まさに典型的な例になります。
「感謝して頂く」なんて言っている時点で、その人はファンタジーの住人なのです。
現実がまるで分かっていない。
当たり前でしょう?
だって、あなたは「体の一部を麻酔なしで切断されたり、子供を拉致されたり、レイプされたり、殺されたりした」後に、
「感謝している」と言われたら、相手を許すんですかね? 痛みや苦しみや恐怖がなくなりますかね?
そんなわけないでしょ。
体の一部を麻酔なしで・・・ の部分は比喩でもなんでもありませんからね。
現実に動物達がされていることです。
現実が分かっていたら、「感謝して頂く」がいかに狂った言葉なのかが分かるので言えるわけないんですよ(倫理観があれば)。
ファンタジーの住人、いわば洗脳されている状態の人の目を覚ますには、画像や映像で見せるのが1番なのです。
ここまで自信を持って言えるのは、私自身が言葉だけで伝えたり、画像や映像で伝えたりした経験があるからです。
色々試して、経験を積み重ねた上で結論を出しています。
無関心な人たち、啓発をしていない人たち、ちょろっとしか啓発をやったことがない人など、
経験を積み重ねていない人があーだこーだ言っても何の説得力もなければ、浅い意見にしかならず参考にはならないのです。
ちなみに、私は残酷な画像を載せてはいますが、一応あれでも画像は選んでいる方です。
血の出ている画像は極力避け、載せるとしてもボカシをつけます。
血が出ている系は動画をシェアして、見るか見ないかは読者の自主性に任せます。
理由は、血の出ている画像は刺激が強すぎて、読んでもらえない可能性があるからです。
血が出ている画像は、私でも「うっ・・・」となるので、普通の人はまず見れないだろうと判断しています。
あと、私の記事は長いと感じる人が多いですが、あれも狙ってやっています。
どの動物利用産業も、虐待だらけで、ひどいなんてものではありません。
畜産は、現代の合法的な奴隷システムなのです。
この本質を、1つの虐待だけ紹介してもほとんどの人は理解できません。
「ひどい農家さんもいらっしゃるんですね」とか、「これ海外の映像でしょ?」とか、「感謝しなければなりませんね」とか、全く現実と結びつかない人が必ず現れます。
なので、長い記事を書いて、その産業がどれだけひどいのか、
どれだけの虐待があり、始めから最後まで動物達はどれだけひどい一生を送るのかを書くようにしています。
全て経験を積み重ね、反省を繰り返した上で、計算して啓発しています。
とはいえ、私の啓発の仕方が正しいと言う気は一切ありません。
というか、啓発の仕方なんて人それぞれでいいと思います。
どれが正しいか、効果的かは本人しか分からないですし、本人の信念の元行えばいいことです。
こうでなければならない、なんてことはなく、色々な啓発の仕方があっていいと思います。
仮に効果が薄いようなものであっても、本人が楽しいと思っているなら趣味の一環ですから、何をしようと自由です。
誰かが咎める必要はありません。
世間がいう穏健派ヴィーガンが、世間が言う過激派ヴィーガンの啓発の仕方を否定するのをよく見かけますが、
何であれ否定はやめた方がいいと思います。
世間がいう穏健派ヴィーガンの言い分として多いのは、
過激な画像を載せて啓発すると、過激というレッテルを貼られ、普通の人を寄せ付けなくなり、話し合う機会が失われるというものです。
なので、自分がヴィーガンであることを公表した上で、そういった実態を話題にせず、
美味しいプラントベース料理を紹介するといった、楽しい投稿だけにとどめるとか、
相手を尊重し、相手との信頼関係を築き、相手がなぜヴィーガンなのかと関心を持ってくれた時に、徐々に伝えていくという形をとるといったやり方が多いらしいです。
もちろん、それらも必要なことです。
今は、プラントベース料理のレシピを検索すれば簡単に出てくるようになりましたが、
私がヴィーガンになりたての、つい5年ほど前までは、ほとんどありませんでした。
今こうしてプラントベース料理のレシピがあふれているのは、そういう投稿をしてくれた人たちのおかげでしょう。
プラントベース料理が美味しいと感じた人が、自然と菜食が当たり前になり、その後、動物の実態を知り、スムーズにヴィーガンになれたというケースもあるのでしょう。
また、普通の人として社会に溶け込み、イメージアップをはかり、信頼関係を勝ち取った上で、伝えていくという手法だからこそ上手くいった例もあるのでしょう。
とはいえ、だからといってそれが全て正しい、とはなりません。
私がヴィーガンになったきっかけは、豚が職員に暴力を受けている動画を見た事です。
何かでパニックを起こし、職員の前を走り回る豚がうっとうしかったのか、職員は豚をパイプのようなもので殴ったのです。
そして、その直後にと殺映像が流れました。
そこには私の想像とはかけ離れた方法で、豚が喉から血をドバドバと流し、殺されていました。
海外の映像でしたが、これは日本でも起こっていることだと直感し、その日から肉食をやめました。
焼肉食べ放題・しゃぶしゃぶ食べ放題に、2週間に1回は行っていた私がです。
つまり、私が変わったきっかけは、世間がいう過激な映像です。
そして ハッキリ言って、プラントベース料理の投稿や、言葉だけの啓発活動では、私は全く変わらなかったと思います。
バリバリ肉好きで野菜嫌いだった私が、青々としたプラントベース料理を見ても、どこかで食いついたとはとても思えません。
私も元はファンタジーの住人ですから、言葉だけの啓発では全く響かなかったでしょう。
そして、私は良くも悪くも友達の影響を受けない人でしたので、
友達がヴィーガンだからといって、私はヴィーガンにはならなかったでしょう。
なので、私個人だけの経験を見るならば、世間がいう穏健派ヴィーガンの啓発は間違っているという結論になります。
しかし、ヴィーガンになったきっかけは人それぞれでしょう。
なので、それぞれの啓発の仕方はどれも正しい、でいいのです。
自分はそれがきっかけで変わったから、自分も同じ方法を取りたいと思うならそれも良し。
違う方法で穏便に済ませたいと思うならそれも良しです。
自分の信念に基づいて、自分が効果的だと思う方法でやればそれでいいのです。
自分が正しいと思い込んで、相手の啓発の仕方を否定したり、コントロールしようとしたりするのはやめましょう。
正しいと思うなら、それを自分で実行すればよいだけです。
ちなみに、MCの大空が「菜食は健康といったメリットがあるのだから、科学的根拠に基づいて、そういう事を発信してった方がいい。」
とか言ってましたけど、
そんなのとっくに皆やってます(笑)
あんたらが知らないだけ。
何で知らないかといえば、あんたらがヴィーガンを叩けるネタしか取り上げないから。
というわけで、ケンコバにしろ、大空にしろ、肉食者の意見ってのは全然参考にならないんですよ。
言葉で伝えればいいとか、健康のメリットを伝えればいいとか、
過去の動画では、環境のことを伝えればいいとか、出尽くしたような浅い意見しか出てこないんです。
こんな人たちが思いつくようなことは皆とっくの昔から何度もやっています。
ちなみに私も菜食が健康に良いという話は何度か取り上げていますし、時には論文も載せたりしています。
しかし、これで相手を変えられたという手ごたえは全くありません。
こういう記事は、健康に興味があるとか、病気であるとか、すでにヴィーガンの人とか、該当するごく一部の人しか読みません。
しかもですね、重要なことは例えこれで菜食になったとしても、ヴィーガンにはならないのです。
アベプラがまたもやヴィーガンについての紹介が誤っていましたが、
ヴィーガンは完全菜食主義者ではありません。
ヴィーガンとは、ヴィーガニズムを実践する人のことを指します。
ヴィーガニズムとは
「衣食他すべての目的において、実践不可能ではない限り
いかなる方法による動物の搾取、及び動物への残酷な行為の排斥に努める哲学と生き方」
のことです。
つまり 食に限らず、
動物を利用した衣類、動物園・水族館などの娯楽、動物実験、生体販売、盲導犬などの使役動物など、
あらゆる動物利用に反対する「ライフスタイル」を指します。
そのライフスタイルの中に、完全菜食があるだけです。
つまり、健康に良いから完全菜食を始めたとしても、その人がウール製品を買っていたり、水族館に行っていたりしたらヴィーガンでもなんでもありません。
なので、菜食が健康に良いことを伝えても、ヴィーガンに直結はしません。
とはいえ、菜食を実践している人が動物の実態を知れば、肉食をしている人よりもハードルが低いので、ヴィーガンになりやすいのは間違いありません。
人によりますが、多くの人は、ヴィーガンになる上で最も障壁となりやすいのは、やはり食でしょう。
なので、ひとまず菜食に興味を持たせるのは、作戦としては悪いことではないと思います。
入り口は、人それぞれです。
しかし、ヴィーガン全員が、菜食が健康に良いことだけを伝えても、ヴィーガンになる人はほとんど増えないでしょう。
やはり、最終的には動物における実態を知らないと、本質的に動物倫理を備えた人にはならないと思います。
ハードルを下げる活動も、実態を伝える活動も、イメージアップをする行動も必要です。
全部必要。
それぞれが思い思いのことをやればいいのです。
行動しているどうしで否定しあうのはやめましょう。
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