イメージ 1

 

 副題と横帯のコピーを見てたいそう期待したけれど、既知のことが多く記述されているのみで、それほどの内容ではなかった。しかし、日本語=日本文化の根源という基本的な考え方は、チャンちゃんと同じである。


【日本文化はムスビの文化】
 英国のチャールズ皇太子が日本を訪問された時、その挨拶の中に、「日本はムスビの国です」 という言葉があった。 (p.32)

 これは、日本神道の正統な教育者から薫陶を受けているならば当然の解釈表現である。“日の本” は “霊(ひ)の元” であり “産(む)す霊(ひ)” の国であることは、基本中の基本である。このような日本文化の基本事例として、縁を結び、帯を結び、三角形のオムスビを食べる、などの事例が語られるのである。


【考える】
 “考える” を同音で書き換えると、 “神返る” となることから、日本と外国の文化の基本的な違いを語っている。 (p.56)

 日本人にとっての惟神の道といわれる神道とは、神を行ずること、即ち、人は神の取次ぎ者である、という立場を元にしているのであるから、これも至極当然のことである。


【働く】
 ハタラクは、“傍を楽にさせる” ことであるという解釈は一般的であるが、他にも、“機楽”、“旗楽”、とも書ける。つまり、技術力を駆使した企業活動、ブランド力を駆使した企業活動とする解釈も可能である。
 ただし、“楽” は、“落” でもあるから、使い方次第でまさに両刃の剣である。企業の上層部が天下りだけで占められるようになれば、“幹部” は、“患部” となり、ハラタクことは、“傍楽” から “傍落” になってしまう。


【祈り】
 イノリとは、両親、先生、上司、神仏の “意(い)” を “憲・法・教・規・徳(のり)” とする (p.91)

 と解釈しているが、これだけでは、最も重要なポイントが欠落している。
 “祈り” とは “意乗り” である。

 言霊は、“音” と “(意)義” が揃ってこそ本当のパワーを発揮するのである。

 言葉に、意が乗って初めて、祈り(意乗り)の言霊となるのである。  

 

<了>