2年前のちょうどこのくらいに私は赤ちゃんが出来たかもしれないと言う喜びに胸が一杯だった。![]()
相手は6年もの間私の恋人だったギリシャ人のVan。![]()
私達は結婚へ向けて着々と用意をしていた。
私は今いる12歳の娘ちゃんですら妊娠しにくく6ヶ月間病院に通った。![]()
不妊治療にいたったわけではないが、それまで子供は欲しいと思ったときに簡単に出来ると思っていた私は生理が来るたびに泣いていた記憶がある。
Vanと付き合い始めて4年経ったくらいから無性に子供が欲しくてたまらなくなった。
もともと3人くらい子供が欲しかった私だけれど愛の冷めた元の旦那さんの子供は欲しくなかったのでセックスレス、そんなチャンスはなかった。
そしてVanとの関係も4年目に入った時に自分の年齢に対する焦りが出始めた。
見た目の若さは今の時代どうにでもなる、私自体そんな事は問題ではなかった。
でもいくら見た目が若かろうが美しかろうが子供が産める体かどうかという事が私自身のポイントだった。
仕事もお金もどうにでもする自信があった、
でも子供だけは女には産めるリミットというものがある。
私達はクリスマスから年明けにかけてタイのプーケットで一緒にバケーションすると言うのがもう恒例になっていた。![]()
バカンスから帰ってそういったことに敏感になっていた私は自分の妊娠にもすぐに気が付き天にも昇る喜びだった。![]()
すぐに自分で尿検査をしてその後病院で検査。![]()
喜びあまってあまりにも早く病院に行ったので妊娠しているのは影で分かるのだけど心臓の動きが分からない。
1週間後に又来て下さいと言われ心待ちにして再度病院に。。。
赤ちゃんの心臓の動きが分からない。。。
又1週間後。。。
その時に先生から10人に1人の割合で原因不明に赤ちゃんの心臓が動かない死因がある事を聞かされた。
「後はお母さんの気持ち次第ですから。。。」
そういわれ病院を後にした。
その頃ちょうど私より2歳年上の友達が赤ちゃんを産んだので出産祝いを持ってお家を訪ねた。
そこで聞かされたのはちょうど一年前同じ状態で赤ちゃんを無くしていると言う事。
私は自分の今の状態を彼女に言ってなかったがすごく救われた気持ちになった。
私だけじゃなかったんだ。。。
私の体が悪かったわけじゃなかったんだ。。。
子宮の中で腐っていく赤ちゃん。。。
死んでいるんだから私がどれだけ欲しくて頑張ったところで私の体によくないだけ。。。
病院に電話をして手術の予約を取った。![]()
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車の運転も出来ないし娘が帰る頃居てやれないので、手術の前の日お風呂の中で明日の事、本当の事を話した。![]()

「ママ、赤ちゃん出来たんやんか、でもお腹の中で死んじゃった。。。
やから明日手術やから、ママおらんけど。。。
。。。ごめんな。」
娘はずっと兄弟を欲しがっていたので
「何で~、何で死んだん。いやや~!」と言って泣き出した。
私も今までずっとこらえてた涙がワァーっと溢れてきた。
「ごめんなぁ~。」
二人で顔をぐちゃぐちゃにしてお風呂の中で泣いた。![]()
私の中でどうしようもなく辛かった事の一つである。
もし今のあなたが私と同じような境遇にあるとしたら、こう考えて欲しい。
私はあの時すごく辛い思いをしたけど、それがきっかけで彼との将来以外の事が考えられるようになった。
そして今私はその彼ではない人と結婚して幸せに暮らしている。
きっとそれはあなたになら乗り越えられる苦しみであり、
何かのきっかけになるかもしれないと言う事。![]()
これは女のあなたにしか分からない苦しみ。
けど、そこから命の大切さや、自分がこうして生まれてきた生への喜び、いろんな事に気が付くチャンスなんだと。![]()
もちろんその渦中にいるとそんな余裕はないんだけど、こればかりはもがいてもどうしようもない。
必ず夜は明ける。
こうして女にしか分からない痛みを乗り越えて女は強くなる、そして優しくもなる。
あなただけじゃないんだと言う事。
自分を責めなくていいという事。
痛みを知っている女性ほど幸せになれるという事。
大丈夫だから。。。