「ねこねこ日本史」から始まる、歴史の入り口
3年生になった頃、Prime Videoで観られるアニメ「ねこねこ日本史」にハマっていました。
もともとは子ども新聞の連載漫画が原作。
うちの子も漫画をきっかけにアニメを見始めたのですが、これが侮れません。
角川の『漫画 日本の歴史』で得た知識を頭に入れつつ観てみると、
史実にかなり忠実で(少なくとも教科書的に重要な部分はしっかり押さえている)、それをユーモアを交えて噛み砕いて表現しています。
多少、時系列の整理が難しいところはあるものの、歴史に興味を持たせるには十分すぎる完成度。
複雑な人間関係や勢力争いを短時間で端的にまとめており、「本質を抜き出す力」という点では、一般的な歴史漫画以上かも。
たとえば、奥州平泉の藤原氏を題材にした回。
藤原清衡が勢力を拡大するきっかけとなった源義家の干渉、朝廷との関係、さらに義経・頼朝との関わりなどが、ほんの数分で整理されています。
論文の要点をまとめる練習にも使えそうなくらい、抽象化のバランスが見事です。
暗記だけでは、歴史は「文字情報」のまま
社会科は、短期的には「暗記科目」として成立します。
「3日後が入試!」という状況なら、詰め込みも戦略のひとつです。でも、興味がないことを覚えるのはただの苦行。暗記が苦手な子にとっては、もっとつらい。
数ヶ月、あるいは1年以上のスパンで考えるなら、「少しでも手応えを感じられる学び方」を探す方が、最後に残る力になると思うのです。
我が家のアプローチ:まず「知っている状態」をつくる
私自身、暗記には基本的に懐疑的なタイプです。
それでも世界史や日本史は得意でした。なぜかといえば、「好奇心」から自分で深掘りしていたから。
(ちなみに、私の最初の“世界史の扉”は『キン肉マン』。ドイツ出身キャラに興味を持ってドイツ史の本を読んだのが始まりです。切手集めも歴史好きには良い教材でした。)
大事なのは、「勉強する前に、自然と知っていることを増やしておく」こと。
暗記しなければならない量を減らすことが、最も楽な方法。
我が家の場合・・・、私が暗記というものに対して基本的には否定的
な考え方を持っています。
でも、![]()
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世界史など社会は全般的に得意でした。(単純に、記憶力が良かったってのもありますが・・。)
そうなったのは、好奇心が刺激されるポイントを自分で深掘りするように読書した、ということに尽きます。
(キン肉マンがきっかけでドイツ
の歴史本を読む・・。そういえば、切手集めも無視できなかった。)
日本史は、子供の頃はそれほど勉強していません。(公立中レベル)
ただ、大人になってからの勉強において、日本史は個人の歴史観・政治観など、思想や生き方を大きく左右しかねないモノだと考えているので、
日本や天皇の歴史に影響を強く及ぼした出来事(東京裁判、明治維新、大化の改新など)を軸とした、大局観は理解しておくべき、と考えています。
*貴族や武士などの人物名称や内乱などは些事にすぎず、ぶっちゃけどうでも良い。
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このような個人的な経験から、
学校や塾で勉強するまでの過程において、
「暗記しなければならない分量をどれだけ減らせるか」が大事だと考えていました。
つまり、
「わざわざ勉強して覚えなくても、初めから知っていることがたくさんある状態」
が理想。
子供が興味を持った歴史に触れる「媒体」
- 漫画:歴史上の有名人の伝記、「日本の歴史漫画」シリーズ、「ねこねこ日本史」、「浅井三姉妹」、「アドルフに告ぐ」、「世界の歴史漫画」etc…
- 書籍:「戦国姫」、「アンネの日記」etc…
- 映画:「サウンド・オブ・ミュージック」、「ライフ・イズ・ビューティフル」…
- TV番組:「バタフライ エフェクト映像の世紀」、「歴史探偵」
- YouTube・PrimeVideo:「ねこねこ日本史」、「YouTube高校/日本史・世界史」
- 歴史人物かるた、百人一首
- 博物館、遺跡の訪問
- クイズ:学園祭のクイズ、東大王の本や番組、他
- 塗り絵:源氏物語塗り絵、平安王朝絵巻塗り絵
興味の連鎖反応
- 「ねこねこ日本史」・・・ 例えば、キバ(牙)戦が得意な武田信玄に爆笑。日本の歴史漫画を読み、猫じゃなくて実在の人物だと知って驚愕する😆
- 「浅井三姉妹」・・・お姫様の絵が可愛いので、興味。戦国武将の妻、娘の名前を知ってから、武将の名前に興味を持つ
- 「日本の歴史漫画」・・・幕末、明治維新などのドラマチックな箇所から始めるも、「ねこねこ日本史」で戦国時代に興味を持つ。そこから、「浅井三姉妹・戦国姫」に興味を持つと、そこからさらに遡って平安時代の貴族の妻や娘に関心が移り、平安時代の天皇や貴族の家系図に詳しくなっていく・・・。
ここまで、2年生から4年生頃のお話です。
ここまでの学習過程において、暗記要素は全くなし。
1年生の終わり頃、最初に「日本の歴史漫画」を読ませようとしたとき、『興味を持ってくれるかな〜・・』と思って心配していましたが、活字には抵抗がなかったので自然に手に取ってくれたことにホッとしました。
ただ、その後、ハマるきっかけになったのは「ねこねこ日本史」だと思います。
「映像で覚える」ことの力
5年生でSAPIXの歴史が始まる頃には、すでに漫画やアニメで大まかな流れは頭に入っていました。
だから「覚える」必要があるのは、年号や細かい漢字の部分だけ。
テストでは時間軸の整理に苦労しましたが、内容理解の基礎はできていたと思います。
多くの子どもがつまずくのは、「文字情報だけ」で学ぼうとするからだと思います。
映像のイメージがないまま、“抽象的な符号”として歴史を覚えるのは大人でも難しい。
映像化できていない領域は娘も苦手でした。
算数や理科と同じく、「具体から抽象へ」入る方が理解はずっと早いのだと思います。
学びは「映像体験」から始まる
果物を数えたり分けたりすることで数字の概念が身につくように、
生き物や自然に触れることで理科が得意になるように、
「具体的な経験」こそが、思考を支える土台になるはず。
中学受験に間に合うかどうかよりも、
子どもの発達に沿った学びの体験を積ませることが、のちの勉強の力になるのではないかと思います。
※記憶の文脈では映像記憶ともいいますが、狙っているところは少し違います。
暗記は「最後の手段」
詰め込みに頼るのは本当に最後の手段だと思います。
暗記しかしていない人に、好奇心で学んできた人が負けるはずがありません。
……とはいえ、全員が“好き”から入れるわけではないですよね。
それでも、少しでも「知ってる」「面白い」と感じた経験があれば、
テストの点を取るうえでも、それが**“足を引っ張らない支え”**になります。
好奇心は、得点を伸ばす魔法ではなく、苦手を軽くしてくれるクッションのようなものだと思っていただければ良いかなと思います。
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