前回のつづき
渇水のダム湖 2日目
無断転用禁止
満々と水を湛えたダム湖の光景を撮影するつもりで、はるばる2~3時間も掛けてやって来たのじゃがのう。
ところが思いがけなくもダム湖はほとんど干上がってしまっていて湖底が露わになっていたのじゃ。
こんな光景なぞ今まで見たことがなかったから、昨日は思い切って湖底を探索してきたのじゃわい。(前回まで)
そして車中泊して迎えた翌朝―。
今度は朝の湖底をもう一度改めて歩いてみようと思っているのじゃ。
朝になれば昨日とは違った光景が見られるかもしれぬと思ってのう。
ここは深い山あいじゃから日の出時刻は遅い。朝はゆっくりできるわい。
ゆっくり起床しておもむろに外を覗くと、下の方には昨日歩いた広大な湖底が遠望できる。
まだ薄暗いわい。
今日もまた、あそこを右往左往するのじゃのう。
腰痛持ちじゃと言うのに困った輩じゃわい。
ゆっくりとコンビニ特製のブレックファーストを摂っていたら、対岸の山の頂上に陽が当って来た。
それではそろそろ出かけるとするか。
撮影機材一式を抱えてまたヨタヨタと湖底へ降りて行ったわい。
空がほんのり明るくなってきた。
あの左右の山の谷間からお天道様がお出ましになると面白いのじゃがのう。
しかし残念ながらそちらは南向きなのじゃ。
お天道様は画面左の高い山の上からお出ましの予定じゃわい。
対岸の山には徐々に陽が当たってきた。
この画像は2014年5月に上の写真と同じ樹木を撮影したものじゃが、普段は湖底に沈んでいて枯木のようにみえても、春になると忘れずに芽吹いて来るのじゃよ。
同じ樹木とは思えぬのう。
前方の山にも陽が射して来たわい。
しかしこの深い湖底へ光が届くのはまだまだ先じゃ。
湖底は乾燥してしまって、ひび割れがひどいわい。
大分長い間むき出しになっていたせいかのう。
待ち遠しいことじゃわい。
やがて上流の立ち木も明るくなって。
湖底近くまで光が届いて来た。
明るくなった対岸が水辺に映り込んだと思ったら……
やっとお出ましじゃ。
途端に湖底にも光が走った。
霜柱が立っているわい。
この時刻になってやっと太陽が正面に移動してくだされた。
煌めく陽光。
かつての道路にも陽が射した。
やっと湖底全体に光りが回ったわい。
これで朝のドラマはおしまいじゃ。
湖底から見上げると、遠くにワシの“動くホテル”がポツンと鎮座してござる。
あそこまで登って行かなければならぬのじゃのう。
重い体を引きずりながら、慎重にゆっくりゆっくり歩いて行こうわい。
ここで転びでもしたら、即、寝たきり老人じゃからのう。
次の撮影を楽しむためにも元気に帰宅するのが一番じゃわい。
それでは今回はこれでおしまいにしますぞえ。
おさらばさらば👋👋
おしまい
無断転用禁止























