前回のつづき
翌朝は4時半起きじゃ。まだ真っ暗じゃ。
雨は上がったが霧は出ないのう。
北斗七星が見えるわい。
下弦の月が昇ってきたぞえ。
・・・ということは
フムフム。あの真下辺りから太陽が昇ってくるということじゃな。
やがて…
日の出にはまだ間があるが、空は赤く染まってきたぞえ。
こりゃあ嫌な予感が・・・。
朝焼けは雲があるときに起こることが多いからのう。
・・・ということは、太陽が雲に邪魔されて強烈な朝光が降り注がないということじゃ。
空はきれいなんじゃがのう・・・
湿原そのものにはちっとも変化がないんじゃよ。
これじゃあワシがあらかじめ抱いていた意図とは違ってしまったわい。
わしゃああくまでも強烈な朝陽が一条の光となって湿原に差し込むというイメージで昨日から待機していたのじゃからのう。
とうとうこんなことで終わってしまったわい。
11月に入れば太陽の位置も変わってしまうからのう。
もうワシがイメージしているような光景にはならないんじゃ。
やっぱり来年まで生き延びて、またリベンジするしか仕方がないわい。
と車に乗り込もうとしたら
や・・・
鹿じゃ。
記念に鹿を2、3枚撮影して、これから高原を一巡りじゃ。
おお。
冠雪の富士山じゃのう。
撮っても仕方がないと思いながら、見かけるとついつい撮ってしまう不思議な山じゃのう、富士山は・・・。
今朝は至るところで雲海が広がっているぞえ。
ここにも遠くに富士山が・・・。
雨上がりとあって雲海は出るのじゃが霧は出ないのう。
などと、ぶつぶつ言いながら雲海を撮影していると・・・
大きな駐車場に10人近くのカメラマンや観光客がいたんじゃが、その中から、一人の若者が柵を超えて高原の中へノコノコ入って行ったんじゃよ。
そばに設置してある立ち入り禁止の立て札なぞ見向きもしないでじゃ。
恥ずかしそうな顔も見せず、ごく当たり前のように撮影し始めたわい。
わしゃあっけにとられて立ち尽くしたぞえ。
大分前から中高年の撮影マナーが問題になっているがのう。
中高年だけが悪いとは限らないぞえ。
中高年であろうが若者であろうが、非常識なヤツはどの年代にでもいるんじゃよ。
それが最近は何かと中高年だけを目ツボにとる傾向があるのう。ワシのような年寄りは住みにくい世の中になったわい。
どこへ行っても富士山と雲海が目につく今朝の霧ヶ峰じゃ。
しかし紅葉はイマイチじゃのう。
今日は自分の意図する写真はモノにできなかったが、自然には勝てないから仕方がないわい。
またいつかチャンスはあるじゃろう。
生きていればの話じゃが~。(また同じセリフかい)![]()
それでは今日のところはこれでオサラバじゃ![]()
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諏訪湖SAから望む諏訪湖 完



















