第2回あてどもない旅~その8富山湾へ | 90歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

90歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

風景写真に魅せられた後期高齢者が、時には車中泊を織り交ぜながら撮影を楽しむ様子です。
                       
                       








                        

 早々に能登島を退散した傷心のわしゃあ、気分を入れ替えようとお寺や城跡などを「あてどもなく」見て回ったわい。

 が、こんなことは撮影とは関係ないことじゃから省略するぞえ。

 

  さて、ふたたび海岸端へ戻ったわしゃあ、富山湾沿いを南下して行ったんじゃ。

 

 

  雨晴海岸へ来た。

  ここはカメラマニアばかりではなく、誰もが知っている有名な景勝地じゃのう。

 特にに冬の朝には、水面に朝光で真っ赤に染まった毛嵐が立ち昇り、後ろに控える雪を頂いた立山連峰と相まって素晴らしい光景が展開されるのじゃが、こんな写真は情報誌その他で誰もが一度は目にしているのう。

 

 しかし今日のような花曇りの真っ昼間じゃあ立山連峰もすっかり霞んでしまっているわい。

 

 

 ここで車中泊という手もあるんじゃが、いまさら同じような風景を撮っても入賞するわけでもないからのう。

 

 

 というわけで今日はホテル泊まりじゃ。洗濯もしなきゃならぬしのう。

 

 ホテルへ入って窓外を見ると、西日に当たって立山がきれいじゃのう。

 こりゃ、ひょっとすると明日は朝から晴れるかもしれないぞえ。

 などと思ってみたものの、部屋へ入ってしまってからではいまさらのう。

 朝景を撮るために部屋をキャンセルして車中泊、というわけにはまいらぬしのう。

 

 ちょいと心残りがあったのじゃが・・・・・・そのままzzzzzzzzz

 

 

 

 翌朝、夜明けにカーテンを開けて何気なく外を見ると、

 

 何と!ポーン

 

 案の定、真っ赤に染まった朝焼けが暁闇の中に広がっているではないかえ。

 わしゃあ車中泊をするたびにこれを待まっていたんゃよ。

 

 あの能登島の海岸でこの光景が欲しかったんじゃよ。

 

 だけどのう・・・

 ホテルの中に居ちゃあ何ともならんわいえーん

 

                                                                 つづく