順番は逆ですが、開成町の前にお参りした足柄の名刹の記事を送ります。

 

小田原駅から大雄山線で終点の大雄山駅へ。

 

駅からバスで山の中腹の門前へ向かいます。

 

◆大雄山最乗寺◆

仁王門

 

仁王門までは駅からバスで5分程。

 

ここから坂の参道が3km程続いています。

 

行きはこの先の終点までバス、帰りは徒歩で45分程かけて駅に戻りました。

(バスの本数が1時間に1本もないので)

 

門と参道の風景は帰りに撮ったものです。

 

 

紫陽花の参道とされてはいますが、紫陽花は疎らでした。

 

 

駅からバスで10分、終点の道了尊停留所を降りて、石段の参道を進みます。

 

 

杉や落葉樹に包まれた参道。

 

空間に漂う修験道の霊場の雰囲気。

 

三門

 

青紅葉に囲まれた平成15年(2003)竣工の三門。

 

紅葉も素晴らしかったですが、当然ながら、青紅葉もまた素晴らしい。

 

 

青紅葉の天井にうっとり。

 

碧落門

 

青紅葉に優しく誘われて、門をくぐります。

 

 

振り返れば、門の額縁の中の青紅葉。

 

 

5/初旬、晴天の境内。

 

初夏を感じる陽射しを受けて輝く伽藍。

 

右から書院、本堂、左が僧堂です。

 

 

本堂下に広がる緑と池の空間。

 

世界が淡い緑に染まっています。

 

 

石垣から水が湧き、池に流れ込み…

 

清浄で美しい風景が広がっています。

 

本堂

<由緒>

曹洞宗 大雄山最乗寺

創建:応永元年(1394)

御本尊:釈迦牟尼仏

開山:了庵

札所等:関東三十六不動霊場 第二番

 

地頭から僧侶になった了庵がこの地で庵を結んだ事が起源とされ、その後、大鷲が了庵の袈裟を掴み、山中の大松に架けたという啓示により、応永元年(1394)に堂宇が建立されたと伝わります。

 

また、建立の際、了庵の弟子だった道了が近江三井寺から天狗の姿となって飛来、神通力を使って寺院建立を手伝い、了庵が逝去した後、道了の化身である天狗は山中に消え、最乗寺の守護となったそうです。

 

修験道の霊場らしい伝承ですね。

 

 

現在の本堂は昭和29年(1954)再建。

 

伊東忠太による設計です。

 

見事な欄間装飾、美しい襖絵、花頭窓の襖、大正レトロ風な照明と、見惚れる造り。

 

開山堂

 

開祖・了庵を祀る堂宇で、昭和36年(1961)の再建。

 

 

思わず溜め息が出る青紅葉のアーチ。

 

先に進めば、奥の院への入口です。

 

結界門・御供橋

 

木洩れ陽が織り成す光と影が、荘厳な雰囲気を一層深めています。

 

 

御供橋から望む、滝とせせらぎの風景。

 

美しく清浄な風景に身も心も清まる心地。

 

 

結界門を振り返る。

 

左手に続く77段の石段は、道了を祀る御真殿に続いています。

 

 

緑の中、手元の壺から水を滴らせて…

 

 

石碑と石塚も緑に包まれて。

 

ここから先にある350段の石段を上がれば、奥の院ですが、この日は時間の都合でお参りしませんでした。

 

御真殿(妙覚宝殿)

 

最乗寺の守護・道了を祀る堂宇で、その周辺を天狗の下駄と扇が囲んでいます。

 

最乗寺が"道了尊"とも呼ばれる所以です。

 

多宝塔

(南足柄市指定重要文化財)

 

文久3年(1863)建立。


神奈川県下唯一の現存多宝塔。

 

 

多宝塔の脇から間近で滝を眺められます。

 

天狗が護る相模の名刹、最乗寺。

 

昨年の晩秋に続き、新緑の美しさを存分に浴びたお参りでした。

 

 

この日のランチは小田原の竹緒にて。

 

Japanese Soba Noodles 蔦で腕を奮ってきた高嶋シェフが、地元小田原でソムリエのオーナーと共に始めた、昼の部はラーメン、夜の部は串とワイン&麺コースのお店。

 

昼の部は3ヶ月振り。

 

竹緒-TAKEO-

塩soba

 

炙って脂を落とした生サーモンと蛤をベースにした、優しくもフルボディテイストな塩スープ。

 

この完成度でもまだ試行錯誤中とのことで、これからの進化が楽しみ。

 

 

以上、

 

新緑と紫陽花、相模の初夏のひと時でした。

 

 

大雄山最乗寺 2025.11〜紅葉