宮崎県漫遊3日目。
最後に訪れたのは、天岩戸神話のお社。
<旅の行程>
1日目:青島→日南→宮崎
2日目:宮崎→都農→美々津→延岡
3日目:高千穂
4日目:延岡
高千穂峡からタクシーで15分。
天岩戸を御神体とする神話の聖地。
念願の初参拝です。
◆天岩戸神社 西本宮◆
参道商店街の先に建つ木造神明鳥居。
岩戸川が流れる渓谷を挟んで、西本宮と東本宮が鎮座しています。
元来、別の神社でしたが、昭和45年(1970)に統合され東西両宮となりました。
天照大御神像
御祭神でもある最高神の像がお出迎え。
手水舎
参道を進むと左に神門。
神門
門の右の木は御神木のオガタマの木。
神楽で天鈿女命が使う神楽鈴はオガタマの木の実が原型とされます。
拝殿
<御祭神>
大日孁尊 (天照大御神)
*読みは"オオヒルメノミコト"
本殿は持たず、対岸の巌窟、天岩戸を御神体としています。
この巌窟が神話の天の岩屋と伝わります。
創建年代は不詳。
社伝によれば、瓊瓊杵尊が天岩戸の跡に鎮祭したのが起源とされます。
神話の世界から続く由緒に目が眩む…
社殿は昭和61年(1986)造営のものです。
御旅所
御旅所には、天鈿女命・手力男命ら7柱が配祀されています。
ところで、
「古事記」と「日本書紀」に描かれる岩戸隠れについて。
天の高天原で暴挙を繰り返す素戔嗚尊に激昂した姉神・天照大御神が天岩戸に引き篭もってしまい、天は闇に包まれてしまいます。
そこで、八百万の神々が天安河原に集まり策を相談します。
そして、思兼神が常世之長鳴鳥(鶏)を集めて鳴かせ、天鈿女命が岩戸の前で妖艶に踊り、天児屋命と太玉命が祈祷を行い、岩戸に籠る天照大御神の気を惹きます。
訝しげに思った天照大御神が岩戸を少し開けたところを潜んでいた手力男命がすかさず岩戸をこじ開け、天照大御神を引き出します。
岩戸には注連縄が張られ、天に光が戻ります。
因みに、これが注連縄の起源で、天児屋命は祭祀を司る中臣氏・藤原氏の祖神とされ、天鈿女命は芸能の女神となり、鶏は神の遣いとされました。
一方、素戔嗚尊は高天原から地上に追放され、出雲に降臨しました。
現代まで連綿と紡がれる様々な伝説。
神饌所
9:00〜16:40の間、30分置きに天岩戸遥拝が実施されています。
*参加無料(撮影禁止)
神職の案内で神饌所脇から裏に回ると、岸壁に突き出た遥拝所があり、対岸に注連縄が掛けられた巨大な岩窟を拝めます。
得体の知れぬ雰囲気を醸す天岩戸…
余りに貴重な参拝でした。
神楽殿
明治時代に造営された旧拝殿。
手力男命像
岩戸を持ち上げる手力男命。
手力男命が放った岩戸は戸隠に落ちたと伝わり、手力男命は戸隠神社に祀られています。
続いて、西本宮の参道を抜けて一旦境外に出てから、渓谷に下ります。
岩戸川沿いに数分、神話の舞台へ。
天安河原
天照大御神の岩戸隠れの際、八百萬神の神々が集って相談をした場所とされています。
願いを込めて積まれた無数の小石。
観光客の間で自然発生した信仰だとか。
天安河原宮
(御祭神:思兼神・八百萬神)
間口40mの仰慕窟と呼ばれる巨大な洞窟で、奥にお社が鎮座しています。
*読みは"ギョウボガイワ"
巌窟の奥から。
今にも神々の囁き声が聞こえてきそうな雰囲気に包まれていました。
西本宮まで戻り、対岸へ渡ります。
岩戸橋
雄大な高千穂の空。
天岩戸神社 東本宮
東本宮は橋を渡ってすぐです。
天鈿女命像
*読みは"アメノウズメノミコト"
天鈿女命は猿田彦命の妃神。
岩戸隠れで踊りった事から、日本最古の踊り子とされる芸能の神。
(「日本書紀」の記述では、ほぼス○リップ)
振り返れば、現実と神話の世界の境目。
石段の先に建つ木製神明鳥居。
拝殿
<御祭神>
天照皇大神
西本宮同様、創建年代は不明。
天照大御神が天岩戸から出られた後に住まわれた地と伝わります。
今でこそひと気の無い東本宮ですが、かつては、西本宮が天岩戸の遥拝所で、この東本宮こそが本来の天岩戸神社の中心だったようです。
本殿
社殿は昭和31年(1956)の造営。
七本杉
根元で繋がっている7本の杉の御神木。
まるで、天孫降臨した神々が乗り移ったかのような…
御朱印
時刻は15時半。
西本宮参道のバス停から高千穂神社まで戻り、最終日のホテルへ。























