夏の庄内漫遊3日目。

 

遊佐・蕨岡口の鳥海山大物忌神社の次に向かったのは、吹浦口の鳥海山大物忌神社。

 

どちらも鳥海山の里宮、一の宮です。

 

遊佐駅から1駅の吹浦駅で下車。

 

蕨岡口とは違い、駅から平坦な街道を歩いて10分程で社頭に着きます。

 

<旅の行程>

1日目:羽黒山→湯田川温泉

2日目:鶴岡→あつみ温泉

3日目:遊佐→吹浦→酒田

4日目:酒田

 

往時は蕨岡口が鳥海山信仰の中心でしたが、現在、蕨岡口は無人社となり、吹浦口が全てを統括していて、御朱印も吹浦口で頂きます。

 

◆出羽国一の宮 鳥海山大物忌神社(吹浦口ノ宮)◆

(国指定史跡)

一の鳥居

 

社家や宿坊が軒を連ねていたと思われる参道。

 

 

立派な黒瓦の屋敷にその名残りを感じます。

 

二の鳥居

 

素木の両部鳥居が由緒ある神社の味わい。

 

手水舎

 

傍の夏紅葉が眩く美しい。

 

御池・オノコロ島

 

神池の島とくれば、大抵は弁天様(厳島)ですが、国生みのオノコロ島というのが東北随一の古社らしい。

 

 

鳥居の先に広がる境内。

 

 

正面に高台へと続く石段があります。

 

下拝殿

(国登録有形文化財)

 

明治12年(1879)建立の下拝殿。

 

石段を登らずも、石段下で参拝が出来ます。

 

 

桁行7間、梁間5間という大きさ。

 

知らなければ、この下拝殿が御本殿と思ってしまうかも?

 

 

石段を上がっていきます。

 

段数200位?

 

結構な勾配です。

 

 

木々の間から鳥居が見えてきます。

 

三の鳥居

 

鳥居を振り返れば、この光。

 

燦々と降り注ぐとはこの事ですね。

 

眩さに浄化される感覚…

 

拝殿

(国登録有形文化財)

<御祭神>

大物忌神

月山神

 

蕨岡口ノ宮の大物忌神社と同じく、鳥海山を御神体として仰ぐ吹浦口ノ宮。

 

社伝によると、欽明天皇25年(564)創建とされています。

 

吹浦口ノ宮では月山の神を並祀していて、"両所宮"とも呼ばれました。

 

 

現在の拝殿は明治18年(1885)の築造。

 

"出羽富士"とも称される鳥海山。

 

古代から人々は鳥海山そのものを大物忌神として崇めてきましたが、昭和後期には山岳信仰も徐々に下火となり、現在ではその痕跡も失われています。

 

それゆえ、大物忌神社の存在は山岳信仰や神仏習合の歴史を伝える貴重な史跡。

 

 

拝殿の前にそびえる杉の巨木。

 

登廊

(国登録有形文化財)

 

拝殿の後方の登廊が御本殿の鎮座する高台に繋がっています。

 

 

拝殿脇を抜けて上段へ。

 

月山神社御本殿

(御祭神:月山神)

(国登録有形文化財)

 

上にはこちら側からしか上がれず、間近に拝めるのは月山神社の御本殿で、大物忌神社の御本殿は一部を垣間見られるのみ。

 

造りは大物忌神社の御本殿と同じで、両御本殿共に宝永8年(1711)に庄内藩主・酒井家が再建させたものです。

 

月山神は月読命と同一視されています。

 

 

その脇に並ぶ境内社。

 

右から雷電神社、風神社、白山姫神社。

 

11年振りに蕨岡と吹浦の両里宮に参拝し、感無量で石段を戻ります。

 

石段を下っていると、動く物に目がいき…

 

 

それは石段を渡る蛇でした。

 

そのまま草むらへ消えていきました。

 

縁起が良い?

 

社務所

 

社務所で両里宮の御朱印を頂きます。

 

御朱印

 

時刻は13時半。

 

吹浦駅から酒田へ向かいます。

 

 

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