夏の庄内漫遊3日目の朝。
朝食の前に温泉街を朝散歩。
元は"温海"と表記していたあつみ温泉。
温泉が川を通じて海に流れ、海を温めていた事が名の由来だそうです。
開湯は1200年前と伝わり、例の如く?弘法大師空海が発見したという伝承が残っています。
江戸時代には庄内藩の湯役所が設けられ、歴代藩主が湯浴みしたそうです。
温海荘
かしわやの隣に建つ和風旅館。
江戸時代、藩主が泊まる本陣宿"五郎八"として名を馳せた歴史を持つ、創業350年を超える宿です。
かしわやと同じく、2万円以下で豪華な庄内の幸が満喫できます。
あんべ湯
あつみ温泉には3箇所の足湯があります。
このあんべの湯は"アベニュー"と塩梅・調子を意味する庄内の方言"あんべ"を掛けたそうです。
温海川
風情をかき立てる温泉街と川。
結構な水流です。
あつみ温泉には2軒大型旅館があります。
萬国屋
あつみ温泉が誇る、"プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選"に40連続入賞の名旅館。
建物沿いに雁木の休み処が設けられています。
雁木が連想させる庄内と新潟の繋がり。
そんな名旅館も1泊2〜3万円です。
萬国屋から対岸と上流を望む。
たちばなや
慶安3年(1670)創業、あつみ温泉最古参の宿。
近代的な豪華旅館ですが、庭園や所々の造りに老舗ならではの風情を残す名旅館です。
それでも、宿泊代は萬国屋と同様の価格帯。
2010年、初めてのあつみ温泉で泊まったのがここでした。
*2010年宿泊時の写真
ワンランク上の素晴らしさを満喫した想い出。
川沿いには様々な形のテラスやベンチ。
春は川沿いの桜並木が華やぐ温海川。
いつか春麗な雰囲気を味わってみたいですね。
足湯カフェ Chitto Moche(チット・モッシェ)
街の観光名所、足湯併設のカフェ。
店名の由来は"ちょっと面白い"という庄内の方言。
瀧の屋
江戸時代からの歴史がある老舗宿。
刀匠・藤原清人生誕の宿として知られ、昭和期に川端康成や志賀直哉と並び、"小説の神様"と称された横光利一が定宿にしました。
街の端に鎮守社へ続く石段があります。
途中に、庄内唯一のバラ園があります。
あつみ温泉 ばら園
旅館主や有志、旧藩主家・酒田氏から寄贈された90種3,000本のバラが咲き誇るそうです。
石段を上がると、昇る朝陽に吸い込まれそうな風景に出会いました。
神々しい光の中へ。
熊野神社
(主祭神:由豆佐売命・大巳貴命・少彦名命)
一般的な熊野神社とは異なり、湯田川温泉の由豆佐売神社と同じ御祭神。
養老5年(721)に行基が創建したと伝わり、明治時代までは山岳信仰の聖地だったようです。
昭和26年(1951)再建のコンクリ造りの社殿ですが、何とも言えぬ雰囲気があって、社殿の前に立っているだけでとても心地良く、しばらく恍惚としていました。
境内からの眺望。
あつみ温泉 朝市
江戸時代からの歴史を持つ朝市。
あまり賑わっていない様子…かも?
かしわや旅館
7時過ぎにかしわやに戻って朝食でした。
海開きの時期と重なり、タクシー配車が出来ず、ご主人が駅まで送って下さいました。
あつみ温泉の楽しみのひとつが海辺の風景。
遠くに見える島の影は新潟県の粟島。
今回、夕暮れを拝めませんでしたが、11年前に見たその風景は一生の想い出。
*2014年訪問時の写真
ご当地マンホール
旧温海町の花・マルバシャリンバイのデザイン。
時刻は8時半。
羽越本線で遊佐に向かいます。
目指すは出羽国一の宮。























