夏の想い出、湯田川温泉。

 

"鶴岡の奥座敷"とも呼ばれる小さな温泉街の風景を送ります。

 

春は梅まつりや孟宗竹まつり、夏は蛍…と、四季のイベントも盛り沢山な湯田川温泉。

 

その開湯は1300年前と古く、傷を負った白鷺が傷を癒した事が由来と伝わります。

 

そして、今も毎分1,000Lという豊富な湧出量を誇っています。

 

正面湯

*入浴料¥300(宿泊者無料)

 

温泉地と言えばの名物共同湯。

 

風情あるノスタルジックな出で立ち。

 

宿泊したつかさやの隣に建ち、温泉街のランドマークにもなっています。

 

 

夜の風景。

 

 

左手前は宿泊したつかさや。

 

しらさぎの湯

 

正面湯の向かいにある足湯。

 

旅館跡地に設けられ、その旅館の資材を活用して建てられました。

 

湯田川温泉には8軒の温泉旅館があります。

 

隼人旅館

 

昭和レトロな外観が魅力的。

 

戊辰戦争時、新撰組の本部としても使用された宿です。

 

(左)湯どの庵・(右)九兵衛別館 珠玉や

 

湯田川温泉を代表する九兵衛旅館。

 

右側の珠玉やはその別館です。

 

左側の歴史を感じる外観の湯どの庵は、地震による被災で一時期休業していましたが、4年前に復活。

 

*2010年の写真

 

15年前、丁度同じ様な角度からの一枚。

 

ますや旅館

 

和モダンに改装した内観がウリの宿。

 

こちらも九兵衛旅館の姉妹館です。

 

 

正面湯から伸びる石畳の小径。

 

黒板塀の大國屋旅館は閉業済ですが、小さな温泉街の風情を感じる風景が残っています。

 

 

夜は一層、雰囲気があります。

 

小径の先には町の鎮守が佇んでいます。

 

 

由豆佐売神社

(御祭神:溝樴姫命・大己貴命・少彦名命)

*読みは"ユズサメジンジャ"

 

白雉元年(650)創建と伝わる式内社。

 

主祭神の溝樴姫命は玉櫛媛の別称で、事代主命の后とされる神様です。

*読みは"ミゾクイヒメ"

 

 

代々の領主の崇敬を請け、最上義光が寄進をした記録も残っているそうです。

 

また、境内では鶴岡出身の作家・藤沢周平原作の「たそがれ清兵衛」の撮影も行われました。

 

つかさやに飾られている山田洋次監督のサイン色紙はその時のものでしょうね。

 

 

木々に包まれた境内はまるで別世界。

 

湯田川の乳イチョウ

(山形県指定天然記念物)

 

樹齢1000年、県内有数の銀杏の巨木です。

 

"乳"イチョウと呼ばれていますが、実際は雄株で、実はなりません。

 

拝殿

 

神仏習合時代は観音堂だった社殿は江戸時代中期の築造。

 

当時、湯蔵権現と呼ばれていたそうです。

 

お堂っぽい造りなのはその名残。

 

 

明治15年(1882)、庄内の名工により御本殿部分が増築されました。

 

*2010年参拝時の写真

 

人々の深い信仰、想いを纏う聖域。

 

特別な何かを感じる空間でした。

 

御朱印

 

ぱろす湯田川

 

温泉街の端にある土産物屋です。

 

賑やかな感じが魅力的ですね。

 

 

時刻は9時半。

 

鶴岡駅行きのバスを待ちながら、15年振りの再会の余韻に浸る。

 

15年…湯田川温泉が辿った歴史と自分のそれを振り返ると、その歳月は自分の人生で間違いなく一番厳しい時期だったけれど、得たモノもまた一番多かったかもしれず、当時の自分この今の想いを伝えてあげたい。

 

そんな物思いに耽りながら、想い出の湯田川温泉と別れを告げました。

 

次回は数年以内に訪れよう。

 

季節は秋か冬か。

 

漫遊2日目、鶴岡市街を巡ります。