夏になる前に。

 

花に溢れる記事をひとつ。

 

昨年、初めて訪れて虜になった三の丸尚蔵館。

 

5/7から来秋まで新施設工事の為に一時閉館中なのですが、閉館前最後の展覧会の風景を送ります。

 

"百花ひらく〜花々をめぐる美"です。

*開催期間:2025/3/11〜5/6

 

◆皇居三の丸尚蔵館◆

百花ひらく

*観覧料¥1,000

 

日本ならではの、四季折々の花々を描いた45点が展示されました。

 

七宝四季花鳥図花瓶

(国指定重要文化財)

作:並河靖之

 

黒い釉薬の上に描かれる、あまりにも華やかな桜と青紅葉と小鳥。

 

 

明治天皇の御下命により製作され、パリ万博に出展されたものです。

 

浮舟・花鳥図

作:土佐光成

 

「源氏物語」の「浮舟」の一場面が描かれています。

 

逢瀬の場面の左右には酔芙蓉と白梅。

 

四季草花蒔絵棚

作:佐々木高保

 

明治時代後期の作品で、80種に及ぶ草花が蒔絵で描かれています。

 

天板には牡丹、下部の抽斗には菖蒲、側面に著莪、背面に芒など、四季の草花で溢れています。

 

 

皇室の御慶事で記念品として配られる菓子器、ボンボニエール。

 

いずれも島津氏から寄贈されたものです。

 

丸形栂に檜扇菖蒲文ボンボニエール

 

平成2年(1990)の作品で、秋篠宮殿下御結婚の祝宴で配られたものです。

 

色絵四季草花図食器

作:乾山伝七

 

優雅な美しさを放つ和食器セット。

 

明治時代前期に有栖川宮家の為に作られました。

 

国之華

作:池上秀畝

 

日本の象徴、桜と菊が描かれた屏風。

 

大正時代の作品ですが、桃山文化の様式美を感じる豪華絢爛さと迫力。

 

 

罌粟

作:土田麦僊

 

京都で活躍した新潟出身の日本画家・土田麦僊。

*読みは"ツチダバクセン"

 

紅白の罌粟(ケシ)が写実的に描かれています。

 

昭和4年(1929)の作品です。

 

 

梅花小禽図・薔薇小禽図

(国宝)

作:伊藤若冲

 

ダイナミックな構図で描かれる花と小鳥。

 

 

まるで滝の様に咲き乱れる紅白の薔薇。

 

 

うねる枝に咲く無数の白梅。

 

四季草花図刺繍屏風

作:四代飯田新七

 

煌びやかに描かれた春と秋の草花。

 

なんと、全て刺繍で製作されたものです。

 

下部に施された水鳥の螺鈿装飾もポイント。

 

 

浅葱絽地秋草浮線綾模様振袖

 

日本らしい上品な紫色の絽の織地に、撫子や萩、桔梗が縫われています。

 

萩模様衝立

 

絹の金地に雲と萩と葛の蔓が描かれています。

 

その空間を優雅に舞う蝶たち。

 

明治時代後期の作品で、当時、旧明治宮殿の桐の間に置かれていたそうです。

 

菊花図額

 

油絵の様に見えて、実は磁器製の陶板画。

 

明治時代晩期、徳川家より献上されました。

 

色絵菊花文花瓶

 

有田焼の老舗、香蘭社の作品。

 

多種多様な菊が描かれています。

 

水仙図額

作:野口幽谷

 

明治17年(1884)、浜離宮の室内装飾用に製作されました。

 

日本の美しき四季の花。

 

それを愛でる日本人の感性と心。

 

日本の美しさ、素晴らしさを堪能しました。

 

 

来秋の新装オープンを心待ちにして…

 

帰りに東京駅近くの丿貫へ。

 

丿貫東京

ボンゴレと甘海老の合わせ蕎麦

 

貝の旨味溢れる一杯。

 

トリュフカルボナーラの和え玉

 

和え玉はハーフで。

 

以上、GWのひと時でした。