島根漫遊最終日。
石見銀山からバスで25分、大田市駅へ。
駅からタクシーで5分程、山の麓に鎮座する石見国一の宮に着きます。
<旅の行程>
1日目:津和野
2日目:津和野→温泉津
3日目:大森・石見銀山
4日目:大田→浜田
これが90社目の一の宮参拝。
(目指す109社へ残り19社)
◆石見国一の宮 物部神社◆
溢れる緑に囲まれた社頭で深呼吸。
大鳥居
平成25年(2013)の建立。
県内最大の木造鳥居です。
鳥居から伸びる参道、社殿、背後の山…
神社の美しさ凝縮の景観。
砂利の音に心を鎮めながら歩みを進めます。
手水舎
手水は境内に湧く御神水。
手水鉢は砂金を含んだ富金石で造られていて、彫られている勾玉に触れるとご利益があるそうです。
大きな石板は陰陽石の類?
狛犬の先には狛鶴。
御祭神が鶴に乗って降臨したという伝承から、眷属も御神紋も鶴です。
拝殿
<御祭神>
宇摩志麻遅命
御祭神は物部氏の祖神。
*読みは"ウマシマジノミコト"
御祭神は天香具山命(彌彦神社の御祭神)と共に尾張・美濃・越国を平定した後に石見国に降臨、社殿後方の八百山の麓にお宮を築き、この地で崩御します。
当初、八百山を御神体として崇めていましたが、継体天皇8年(513)に社殿が建立されます。
相殿には父神・饒速日命や天照大御神が祀られています。
拝殿から望む境内。
新嘗祭前日に天皇の鎮魂を行う宮中儀式、鎮魂祭が行われる事でも知られます。
(今年も先週11/24に行われました)
鎮魂祭が行われるのは、物部神社と石上神宮(奈良)と彌彦神社(新潟)の三社のみ。
現在の拝殿は昭和12年(1937)の改築。
台湾産の檜が贅沢に使われています。
御本殿
(島根県指定有形文化財)
宝暦3年(1753)再建。
県内では出雲大社に次ぐ大きさで、春日造としては日本一を誇る御本殿。
石見銀山争奪戦で三度焼失した御本殿。
その為、破風には"火災予防"の意味を込めた亀の装飾が施されています。
東五社
(御祭神:神世七代)
天地が分かれた世の創始、天地開闢の後に現れた神世七代が祀られています。
後神社
(御祭神:師長姫命)
御祭神は宇摩志麻遅命の妃神。
杉に囲まれた深淵なる空間。
一併社
(御祭神:佐比売山三瓶大明神)
宇摩志麻遅命は聖なる瓶を3箇所に納めて、平和を祈願しました。
そのひとつがこのお社。
(残りは三瓶山とその麓の浮布池に)
隣りには御神水が湧く御神井。
勝石
御祭神が降臨し、腰掛けたと伝わる霊石。
稲荷神社
(御祭神:稲倉魂命)
脇から八百山へと続く石段が続きます。
5分程で御祭神が葬られた聖地に到着。
御神墓
円墳が石垣に囲まれています。
静謐な空気に吸いこまれて…
麓に戻り、境内散策。
夜なきたぶの木・聖天さん
夜泣き子にご利益があるそうです。
立神巖弔魂碑
大正2年(1914)、児童16名が犠牲となった水難事故の慰霊碑。
今も6/7に地元の後輩児童達が慰霊碑を清め、花を手向けているそうです。
この空間を目に焼き付ける。
去り難き。
御朱印・御守り
御神紋はひおい鶴。
物部氏のルーツを垣間見たお参りでした。
この漫遊の最終地、浜田へ向かいます。
(次回が最終話)
続く。
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