蔵の町川越は寺町でもあります。

 

町には70寺に及ぶ様々な寺院があります。

 

まずは町の北側の寺院から。

 

◆広済寺◆

山門

 

札の辻交差点近く、街道沿いの寺院。

 

ユニークなお地蔵さんが祀られている事で知られています。

 

あごなし地蔵・しわぶきさま

 

虫歯にご利益がある顎の欠けたお地蔵さんと、咳や喘息治癒のご利益があるしわぶきさま。

 

しわぶきさまには縄を巻いて祈願をして、治ると縄を解くという慣わしがあります。

 

 

また、天狗が羽の扇で火事を消したという伝説もあります。

 

金毘羅堂

(川越市指定有形文化財)

 

神仏習合の名残りがそのままに。

 

御本堂

<由緒>

曹洞宗 青鷹山慈眼院広済寺

創建:天文17年(1548)

御本尊:釈迦如来

開基:大道寺駿河守政繁

 

室町時代に大道寺駿河守政繁が菩提寺として建立しました。

 

曹洞宗らしい佇まいが深い。

 

庫裡

 

次は町の西側の通りへ。

 

◆養寿院◆

 

賑やかな通りにあって静かな佇まい。

 

御本堂

<由緒>

曹洞宗 青龍山養寿院

創建:寛元2年(1244)

御本尊:釈迦牟尼仏

開基:河越経重

 

歴代藩主から厚い崇敬を受け、曹洞宗の修行道場として大いに栄えました。

 

庫裡

 

広々とした美しい境内。

 

 

境内の裏手には悲劇の武将の廟所があります。

 

伝 河越重頼の墓

 

河越氏は坂東八平氏のひとつ秩父氏の系譜。

 

鎌倉幕府設立に貢献した河越重頼ですが、その娘が源義経の正妻である事を源頼朝に咎められ、誅殺されてしまいます。

 

山門

 

並びには寺院が点在しています。

 

◆行伝寺◆

<由緒>

日蓮宗 朝田山行伝寺

創建:永和元年(1375)

開山:日山

 

文化9年(1812)再建の御本堂の意匠が見所です。

 

最後に町の東側へ。

 

◆成田山川越別院◆

 

ご存知、成田山新勝寺の別院です。

 

御本堂

<由緒>

真言宗智山派 成田山河越別院本行寺

創建:嘉永6年(1853)

御本尊:不動明王

開基:石川照温

 

廃寺となっていた本行寺を再興して創建された、成田山新勝寺の最初の別院です。

 

毎月28日には蚤の市で賑わうそうです。

 

大師堂

 

様々な宗派と雰囲気の寺院たち。

 

それだけ川越が栄えていたという事ですね。

 

次回、川越随一の大寺院の記事を送ります。

 

続く。