以前から訪れたかった気仙沼。

 

その理由のひとつが、震災からの復興を遂げた老舗ラーメン屋さんです。

 

かもめ食堂

 

昭和17年(1942)創業の老舗で、平成18年(2006)に後継者不足で閉店して店舗だけが残っていましたが、東日本大震災で全壊。

 

震災の翌年、東京葛西の名店「ちばき屋」を営む気仙沼出身の千葉氏が「新横浜ラーメン博物館」と協力してラー博で復活させます。

 

そして、

 

ラー博での3年間の営業を経て、平成27年(2015)、気仙沼の地に帰郷。

 

そんな特別なお店との4年振りの再会。

 

かもめラーメン 潮味

 

昆布のまろやかさが活きる塩スープに、ふわっと漂う優しい魚介の薫り。

 

そして、

 

スープの表面を覆うサンマの香油が味にコクと香ばしさを加えます。

 

国内有数のサンマの水揚げ量を誇る気仙沼ならではの香油。

 

刻みネギも良いアクセント。

 

ラー博時代を想い出に浸り…完食。

 

 

お店には地元のお客さん多数。

 

 

かつての「かもめ食堂」は気仙沼のシンボル的な存在だったそうで、復活を支援をした千葉氏も、初めて店でラーメンを食べたのが「かもめ食堂」だったそうです。

 

 

"気仙沼の思い出の店となったように、これからの子供達に、気仙沼の思い出の店となるように"

 

そんな千葉氏の思いがこもった新生「かもめ食堂」さん。

 

 

帰り際、

 

お店の方に横浜から4年越しで追い掛けてきた旨を伝えて退店。

 

笑顔でまた来てね!と。

 

 

ラー博時代(2012.2〜2015.4)を振り返り…

 

年越し支那そば

(2014年12/30・31限定)

 

"支那そば"風情な味わい。

 

"食堂"なだけにサイドメニューも豊富。

 

皮付豚のやわらか丼

 

肉はトロトロ、皮はぷるぷる。

 

潮冷やしラーメン

(2014年夏の限定)

 

美味い塩は冷やしが良い。

 

さんまラーメン

(2015年3月卒業ラーメン)

 

具も秋刀魚つみれと、秋刀魚尽くし。

 

そして、

 

2015/4/2、ラー博での最後の一杯。

 

気仙沼ラーメン潮味

 

ラー博を愛して止まない私ですが、単にラーメンが美味しいというだけでなく、"ご当地ラーメン"や"季節限定"といったトレンドを生み出したり、今回の復興支援といったプロジェクトのように、"ラーメンへの愛"とラーメンを軸とした、"地方への愛"を感じるからこそ。

 

そんな素晴らしきラー博の創設者・現館長が大学のOBという事も誇らしい。

 

店舗周辺は復興工事の真っ只中。

 

 

これから何十年、何世代にも渡って、気仙沼の名店であって欲しい。

 

またいつか、必ず。

 

後ろ髪を引かれながら気仙沼を発ちます。

 

宮城漫遊の最後の地、塩釜へ。

 

続く。