杉並木の先に待ち受けているのは、

この急勾配の石段。



菩提梯です。

登り切れば、涅槃に達すると言われ、

"南-無-妙-法-蓮-華-経"に合わせ、7区画に分けられています。

区画ごとにひと息入れつつ、登り切りました。




喉を潤し、息を整えてから、

正面の御本堂へ。

日蓮宗総本山、身延山久遠寺。



門や石段に圧倒されましたが、御本堂もこの迫力。

1274年に身延山に入山した日蓮聖人は、9年弱をこの地で過ごします。
(当時は現在地の麓にある草庵に居を構えていました)

1282年に東京の池上で最期の日々を過ごし、その生涯を閉じますが、「墓は身延に」という遺言に従い、遺骨は身延山に奉ぜられます。
(その頃に開堂されたのが、池上本門寺です)




以来、740年以上の歳月、この地に祀られています。

そして、没後200年程後に、草庵があった場所から現在地にお堂が移され、伽藍が整備されます。

各地を渡り歩き、伊豆や佐渡にも流罪となった日蓮聖人の還る場所だった訳ですね。

五重塔は2009年に復元されたもの。



大鐘。




鐘の下に穴が空いています。



腰まで入りそうな深さ。

御本堂沿いに境内を望む。



順番にお参りして行きます。

まず、ひと際鮮やかな祖師堂。



日蓮聖人像を安置しています。

装飾がとてつもなく。




荘厳の極み。




賽銭箱まで。




平日の午後、静かな境内。




御真骨堂。



後方の白い土蔵造の八角堂に、日蓮聖人の御舎利が奉安されています。

そして、

仏殿・納牌堂。



1931年竣工のお堂で、御本堂に負けず劣らずの存在感。








装飾にも賽銭箱にも圧倒されっ放し。



その正面には、有名な久遠寺の枝垂桜。




その横の客殿。




仏殿の正面を下りた所には法喜堂。



いわゆる、庫裡です。

向かいの鐘楼。



柱に透かし彫りが施されています。

山と空に囲まれた開放的な境内で、日蓮聖人への信仰の厚さを感じるひと時でした。

日蓮聖人ゆかりの鎌倉の安国論寺や、東京の池上本門寺の木々も、徐々に色付く季節。

偉大なる聖人の軌跡を辿りたくなるお参りでした。

それでは、

奥の院へ向かいます。

続く